春近し

2016-02-26 23:26:48 | 雑感

25日は日吉で恒例の論文指導をしてきました。とにかく熱心に勉強してくれています。勉強後の食事会も恒例化して、色々な意見が聞けたり、こちらも熱い話ができたり、相互にいい影響があると思っています。刺激になりますね。

そういえば、もうすぐ新年度ですね。昨年度も大学まわりをさせていただきましたが、今年は更にパワーアップします!既に関西・関東合わせて8校で講演会決定しまして、あと6校交渉中です。司法試験に少しでも興味を持ってもらえるよう、啓蒙活動頑張ります!

中々書店にいけないのですが、行かないとまずい理由ができたので、今度こそ日曜に行こうかと。会社法の本も探してみますー。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今本当にやるべきこととは

2016-02-23 17:30:47 | 司法試験関連

コメント欄にご質問がありましたので。「今本当にやるべきこととは」です。

本番まで3ヶ月を切りました。残り時間は少なくなってきました。「やりたいこと」がなぜかこの時期からやたら出てきます(笑)。最優先事項は、重要基本知識の確認です(何が重要基本事項なのかは、いつも講演会や書籍で言及しているので、そちらをご確認ください)。知識がなければ使いようもないので、暗記の時間の確保は本当に重要です。その際、インプットの素材を1つに絞ることが大切です。普段の勉強は、直前期に見直す素材を作るためでもあります。現時点で、とっちらかっているようではお先真っ暗です。その集約した素材を徹底して繰り返すことが重要です。また、復習の際に、趣旨からの理由付けができるかどうか確認する癖をつけておきましょう。本試験の時の思考方法に慣れておくことができるからです。「結論こう、理由はこう」、という確認作業だと、理由も「単なる知識化」してしまうからです。

本試験に関しては、論文過去問題の分析です。採点実感・出題趣旨・問題文を何度も読み込み、試験委員が要求している「スキル」を確認する作業です。また、3月中旬くらいから、1日1問答案を実際に書きましょう。その目的は、「自分が目指してきた答案が実際に書けるかどうか」です。「何が問題となるか」「どの事実を利用するか」などは、既に覚えてしまっていると思うので重要ではありません。答案練習会等で指摘されてきた欠点が修正できているか、自分なりの答案スタイルを実践できるのかどうかの確認をするのが目的です。

条文の検索もやるようにしましょう。特に本試験は下4法の短答がなくなったので、想像以上に条文慣れしていません。特に会社法、行政法は気をつけましょう。「条文検索能力」のアップです。

あとは適宜、新作の問題を解くことも重要です。以上の作業は、「暗記・思い出す」という「上流から下流へ」と言う作業なので、脳の使い方がどうしても既存の知識を「思い出す」という作業になりがちです。そうすると論文試験で重要な柔軟な思考ができなくなってしまいます(「下流から上流へ」という思考)。まる2ヶ月、「暗記だけ」「確認作業だけ」の勉強をすると必ずこうなりますので注意しましょう。ビックリするくらい頭が固くなります。せっかく今まで思考力を養ってきたのに、直前期に衰えさせてしまうのは避けなければいけませんね。

さて、行政法判例講義は8回終わって245事件です。やはり8回では終わりませんでした(笑)

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第6刷!!!!!!

2016-02-17 02:16:55 | 司法試験関連

拙著1冊目ですが、第6刷決まりましたー!

快調で何より何より♫やはり嬉しいです!春先の新学期に再加速~♫

Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インフルご用心

2016-02-16 16:50:59 | 雑感

気温が乱高下してますね。これで乾燥してくると本格的にインフルブームが来そうです。手洗いうがいをしっかりと。私は実は喉が弱いので、こまめにのどスプレーをしています。やはり違いますね。必需品です。行政法判例講義は、7回目で217事件まで行きました。明後日8回目収録予定です。ギリギリ終わらないか 笑 8.5回くらいですかね。

最近生活導線上に超大規模書店がないので困りもの。書籍は、「これを買いに行く」というよりも、書店で「お、これ買おう」という方が圧倒的に多いので尚更です。紀伊国屋、丸善ジュンク堂の超大型クラスの書店じゃないと、特に法律関係の良い本にはめぐりあいにくいので。

渋谷時代の唯一の利点は書店ですね。実は渋谷も、丸善ジュンク堂が入るまで、「不毛の地」と言われていたそうです。大規模書店があるかないかは街の文化度を示すとも言います。そのため当時は「渋谷は文化度が低い」と揶揄されていたとかなんとか。千代田区・港区・中央区って文化度低いのかな 笑(東京駅前に丸善、神田に三省堂がありますけど)。なんとなく大規模書店って新宿・池袋・渋谷という副都心サイドの印象が強いですね。

今週中にちょいと丸の内本店あたりに顔出してきますか。

 

Comments (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2期生開幕!

2016-02-11 22:29:33 | 予備試験関連

今日は、予備試験を受ける上智大生相手に、論文講義をしてきました。場所は大塚で、降りるのは人生2度目くらいです。陽気のせいもありましたが、ひなびた感じがとても気持ちよかったです。路面を走る電車も東京だと新鮮ですねぇ。2時間半ほど、予備の論文過去問題を使用して講義しました。

上智も合格者をガシガシ増やしてほしいですね~♫ 春先には上智の法律サークルと連携して、啓蒙活動してきます(笑)

それからそれから!今日はいよいよ「2期生」の憲法講義配信日です!ついに本格的に開幕ですよー!既に多くの方に受講していただいており、感謝です。昨年の良い点はそのままに、改善点は適宜改善して、よりよきものになるよう、頑張ります。受講生の皆さんもやりきってください!

Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

改正部分と過去問題

2016-02-09 19:04:00 | 司法試験関連

2冊目の執筆の関係上、本試験の過去問題を再検討しています。先日会社法の問題を見直していて、改正法の影響が結構出てくる問題がありました。本試験の過去問題の分析をする際に、①当時としての出題意図ベースで検討するのと、②改正法が絡むかどうかという観点から検討すると勉強になると思います。2つの作業を同時にやるとおそらくわけわからなくなるので、まずは出題当時ベースで検討してみる方が作業効率はいいと思います(その後変わる部分があるかを見る)。

会社法の改正部分ですが、去年は「出ないだろう」で問題なかったですが、今年はさすがに「出るかもね」というい意識を持つべきでしょう。特に、新たに創出された部分は予備試験の短答では危ないところと言えます。もちろん、あまり細かいことは聞いてこないと思うのですが、制度の基本的な枠組みは聞いてくるかも、という感じで復習すると良いと思います。

予備試験と本試験の論文で出るか出ないかは、何とも言えませんが、仮に出るとしても、商法ではありがちな「条文の指摘ができるかどうか」を聞いてくるレベルでの出題と予想します。たがって、改正部分に関する「条文検索能力」をつけて、「単純な要件のあてはめ」くらいはできるようにはしておきましょう。

Comments (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

判例まとめてからの短答過去問題

2016-02-09 17:56:36 | 司法試験関連

ちょいと油断したら、5日も空いてました。2月は毎年早く感じるのですが、9日ですか。行政法の判例講義は、6回目終了時点で190判例までいきました。あと少しです!

行政法の判例を扱った時にいつも感じることなのですが、短期間で一気に見直すと、理解が深まります。他の科目に比べて判例相互の関係というか位置づけが曖昧な感じがあるからだと思うのですが、分野毎でもまとめてやると理解が格段に深まります。これは、百選マーキング講義のすぐ後に、行政法の短答過去問題解説講義をやったときに感じたことなので、ご参考までに。行政法の判例問題がそんなに難しいわけでもないことがわかります。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恵方巻き

2016-02-04 18:08:02 | 雑感

昨日は節分でしたね~。最近は節分といえば、豆まきというよりは恵方巻き的な風情ですね。海苔業者がセブン・イレブンに働きかけたのが関東でのブレークの理由とかなんとか。

拙者は、仲の良い酢飯屋の「特製海鮮恵方巻き」を無言で頬張りましたよー!あと資格スクエア・スタッフさんに大量に差し入れしてきましたー。今年もいいことあるぞーと。

暦の上では春ですね~。アゲアゲ・モードで進撃しましょうー!

Comments (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

試験対策として憲法判例を読み解く視点

2016-02-02 17:03:37 | 司法試験関連

行政法判例講義は、5回目で161判例まで行きました。あと100判例(笑)やはり、9回くらいになりそうです。

判例の勉強をするときに、単に「これは○○条に関する判例」、という「単品でのお取り扱い」で終わらせると、単なる知識の域を出ないというか、もったいないです(もちろん、それすらできていなければ、L1に問題ありですが)。下手に知識の「数」が増えてくると、混乱の原因にもなりますので、どのような事例・ケースにおける判断基準として使うのか使わないのかまで押さえておきましょう。

それから、判例相互の関係を見ていると、最高裁の判断の指針が見えてくることもあります。例えば、国籍法違憲判決とエホバの証人原級留置事件があります。両者は憲法判例としては、14条と21条の判例として分類されており、相互の関係を考えることはあまりありません。しかし何か共通項はないかな、という視点でみると色々見えてきたりします。

両者に似ているのは、「違憲・違法判断が出にくい事例」という事例の共通項です。国籍法違憲判決は、国籍法のあり方が問われたもので、制度依存型の人権の問題であり、国会の裁量を憲法自体が明文で認めている事例であり、外国人が請求主体の事例です。これほど「合憲判決」が出やすい要素が揃った事例も珍しいと言えます。エホバも「学校現場事例」における、校長の裁量権の行使の問題で、一般的には校長の教育に関する専門技術的裁量を広く認める事例です。これまた裁量の逸脱認定は認められにくい事例ですね。

ところが実際の判断は、逆を行きました。このように「違憲・違法」判断を「しにくい事例」で、「いかにしてそのような判断にもっていったのだろうか」、という視点で両判例を見ると勉強になります。

共通して伺えるのが、「不利益の重大性」という考慮要素です。元々、同じ制度依存型で合憲・違憲が割れていた、非嫡出子相続分合憲判決と国籍法違憲判決の「違い」を説明する際に指摘されていた考慮要素ですが、エホバ事例でも「留年・退学処分」のもつ不利益の大きさが重視されており、、しかも、「信仰の核心部分をとるか、不利益を取るか」という究極の二者択一を迫られたという文脈において問題になりました。このように、「処分によりもたらされる不利益の重大性」を強調することで、「流れを変える」、というのはよく見られる手法です。

このように、憲法判例は「違憲にしにくい事例なのに違憲にした」、「厳格な審査がしにくいのに厳格にした」、「厳格な審査になりそうなのに緩めてきた」という判例が、試験対策の観点からは有益なのです。その事例における「流れを変えた」ファクターがなんなのかに注目してください。場合によっては、反対意見や補足意見が有益な場合もあります。

本試験では、違憲審査基準の「上げ下げ」が主戦場の一つです。当然、審査基準を「上げにくい事例で上げる」、「下げにくい事例で下げる」、という事例が多くなります。もちろん、「流れを変える」要素は多数あります。それが、保護範囲論レベルだったり、制約の有無・程度レベルだったり、色々です。試験対策として重要なのは、「判断基準を変える考慮要素を整理すること」にあるのです。もちろん、議論の出発となる、「こういう事例ではこうなるのが原則」というのを忘れないようにしてください。その意味で、違憲審査基準も、「原則・例外パターン」を聞かれているだけなのです。

 

 

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

如月!!

2016-02-01 19:59:38 | 司法試験関連

新年、新年言うてるうちに、如月です。1年の12分の1が終わってしまいました。受験生的には本番まで100日ですね。1日1日を大事にしていきましょう。

「受験生あるある」ですが、本番直前の1週間における「1時間の貴重性」は、明日の1時間と「等価」です。残り100日、無駄のない時間の使い方をしたいものですね。

入門講座は、11日から「2期生」の配信がいよいよ始まります。憲法の収録は既に半分終わりました。本試験を見据えた講義が出来ていますので、ご期待下さいませ。まぁ、よく喋ってます(笑)

スクエア・クラウドの中でも斬新なのが、問題演習機能です。講義の1時間ごとに1度目の確認テストがあり、更に講義10時間ごとに、2度目の理解度確認テストがあります。これが優れもので、ここで出題される問題は個人個人で違います。既に解いた問題の中で、その人にとって「注意度の高い問題」が各人毎に出題されるアルゴリズムになっています。この「注意度」は、他の受講生の正解率という客観的指標と、その人が間違えやすい問題という主観的な指標の掛け算です(その人にとって「一番危険な問題」は、他の受講生の正答率が高く、かつ、自分は何度も間違える問題、ということになります)。そして講座終了後には、3回目の確認テストがあります。これは一律同じ問題なので、受講生全体の中での位置づけを把握できるシステムです。

以上のように、入門講義を聞きながら短答過去問題を使用した知識の確認ができるようになっています。講義を聞く際の目標にもなりますし、単なる正誤にとどまらない、主観と客観の双方からみた要注意度の高い問題から復習の契機が作られる、というのは今までにはない画期的なシステムだと思います。是非有効活用して、初期段階から知識を堅固なものにして行って頂きたいと思います。もちろん、入門講座に標準装備の機能です(笑)

近々、学習管理システムや、付箋機能、単語帳機能など、試験に役だつ機能満載なので、クラウド・システムのイメージを持てるような体験ビデオ的なものを提供したいと思っていますので、ご検討中の方の参考になるかと思います。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする