斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

よその大学の広報してどうするの4

2010年09月11日 23時48分19秒 | 学校.学会訪問記
海洋大のボートから海に飛び込んでいる人たちを発見。実は着衣泳指導員(海)の養成講習会でした。今回は29名の出席でした。訓練では、ボートから転落したことを想定して実験しています。あまりのおなかぺこぺこ状態でしたので、夜ご飯のことを考えていました。




着衣泳のホームページ http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/surindex.htm

よその大学の広報してどうするの3

2010年09月11日 23時47分59秒 | 学校.学会訪問記
大学の備品のシーカヤックです。これを学部低学年の授業で利用するそうです。シーカヤックを自由に操れるようにするのですね。舟艇の横をみてください。東京海洋大学と大学名が入っています。これは大学の名前をあちこちに売り込むにはよいやりかたですね。備品に大学名を入れるのだからあたりまえのことのように思えますが、でもやはりいいものですね。




着衣泳のホームページ http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/surindex.htm

よその大学の広報してどうするの2

2010年09月11日 23時36分42秒 | 学校.学会訪問記
研修棟1階のある部屋のドアの上のプレートにこんなことがかいてありました。なんとおさかなくんの研究室のようです。海洋大は、だいぶ前からおさかなくんを客員准教授に迎えていて、広報活動をしっかりやっています。たいへんいい方を客員に迎えましたね。



着衣泳のホームページ http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/surindex.htm

よその大学の広報してどうするの1

2010年09月11日 23時33分14秒 | 学校.学会訪問記
海洋大の宣伝です。写真は海洋大館山ステーションの研修棟の3階から見た海の様子です。たいへんすばらしい景色でした。これを見ながら研究できたら、最高だろうなあ、と感慨にふけりました。




着衣泳のホームページ http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/surindex.htm

ヤドカリ理論

2010年09月11日 12時39分26秒 | 学校.学会訪問記
サザエの貝殻に入った巨大なヤドカリを飼育していました。1mx70cmくらいの水槽に20個くらいサザエの貝殻があって、体長10cmくらいにもなる巨大なヤドカリが中に入っていました。私と一緒に見学にきていた博士課程の学生と一緒に「ヤドカリ理論」を作りました。ヤドカリがこの水槽の中で安全が保たれているのもかかわらず、殻をかぶっている。海の中でやっていた習性をそのまま安全な水槽でもかわりなくやっている。状況がかわっても殻をかぶるということは、発展しないということである。発展するためには、これではいけないと。

近くにいた海洋大の先生が「このヤドカリ、食べられますよ」といって、貝殻のうちのひとつを水槽から取り出し、いきなり叩き割りました。そして、ヤドカリを引き出し、尻尾の部分を向いて、食べさせてくれました。たしかに甘みがあって、おいしい。

そして次の瞬間、ヤドカリ理論が崩壊しました。尻尾をちぎられたヤドカリをその先生が水槽にポチャっと入れた瞬間、サザエの殻をかぶったヤドカリが近づいてきて、尻尾を失ったヤドカリのちぎれた部分に襲い掛かってきました。そうです。共食いです。

ヤドカリ同士は仲良くしているのかと思ったら、ちがうわけです。他のヤドカリが水槽にいる限り、食われてしまう。つまり水槽の中は安全ではないということです。

ここで、自分の浅はかさを恥じました。素人が思い込みでものごとを語ってはいけないのです。ヤドカリが裸でも安全だということをきちんと実験で確認しなくてはなりません。しかもこの一回ばかりではなくて、何回も、そして条件を変えながら、さらに他の専門会の意見もきかなければなりません。

今日は、ヤドカリから学びました。かなりショックでした。写真は、最初に裸にされたヤドカリの、まだ安全な状態です。



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