斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

本学の室内プールについて

2010年09月28日 21時33分52秒 | 長岡技術科学大学の広報
近隣の大学から、いいですね、といわれる施設が本学の室内プールです。平成8年竣工で、すでに14年たちましたが、4月から11月いっぱいまで使っています。深さはもっとも深いところで1.5mです。大学生の身長の割には浅いプールです。

教育・研究用ですから、体育の授業にも使いますが、水泳部の練習、大会、水泳部以外の学生への開放も実施していますし、さまざまな実験もおこなっています。たとえば、本学を中心に発信がはじまった、命を守る着衣泳は、このプールを使ってさまざまな実験が繰り返されました。より正しい事実をどのように構築するか、そしてそれをどのように広めるか、このプールが果たしている役割りはたいへん重いと思います。

本日は、塩野谷研究室の院生が実験をおこなっていました。内容については、最先端ですので、まだ具体的なものを撮影することはできませんが、プールサイドにパソコンがおいてあるところが、実験している雰囲気をかもし出しています。

冬の時期にも利用しています。冬は、ボイラーを止めますので水温は10℃くらいまで下がります。そういう冷たい水の中に冬服の状態で落ちたら、水はしみてくるのかどうか、という実験も行われました。また冷水に接触することによる生体反応も測定されました。このような結果は、冬の海で操業する漁師の参考にもなります。

全国の高校、高専のみなさん、工学を勉強したいし、すきなだけ泳ぎたいし、プールを使った実験などに興味があるようであれば、ぜひ見学にきてください。




着衣泳のホームページ http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/surindex.htm