斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

分析機器展

2010年09月02日 20時44分35秒 | 企業訪問記
幕張で開催された分析機器展に出かけてきました。いまの科学をささえる分析機器の最新作がづらりとならび、われわれ研究者は、次のほしいものをここから探すわけです。研究者は、常に次のテーマに果敢に取り組まなければなりませんが、そのためには常にあたらしいものを追い求める性格でないと勤まりません。基本的にはだれも知らない新事実を探求するのが好きですが、新事実を手中に収めたいという人はだいたい、あたらしい分析装置で評価してみたいとか、巨大科学で解析してみたいとか、そういう欲望をもっています。分析展はその、ある方向の趣向をもったひとにはたまらない展示会です。いつもいっていますが、研究者は常に飢えていないとなりません。1000万円プレーヤーで満足してもいいですが、なかには1億円でもまだ自分の夢が実現できないと感じる研究者もいるわけで、自分がまだ飢えているか、満足してしまったか(もうアガリ)を確認する上でも重要なイベントです。

昨日、E製菓の会長から京都の芸子さん舞妓さんとの遊び方を学びました。実習なしの講義だけでした。京都にはそういう文化があるということは、それなりに社会科で習ってきましたが、実学を中心に教わったことは、また格別でした。1時間くらい聞いたあとで、それはそれでよかったのですが、おそわるばかりでなく、実習がないとなりません。そういうところが普通の人とはちがうと自分でも感じています。E製菓の会長に「連れて行って」とお願いしてもいつになったら、実現できるかわからないので、本日、本物の舞妓さんに会いに行きました。六段くずしというをどりも拝見しました。ついでに一緒に写真撮影もしてきました。かなりぼけた写真ですが、掲載します。かわいらしい舞妓さんですね。

研究者の悪い癖で、耳にしたことで気になることは、すぐに自分で見に行きたくなります。もちろん、芸子さん、舞妓さんのをどりをみたのも、写真をとったのも、就業時間外です。