扇子と手拭い

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噺家として売れるには何が必要か

2016-02-22 22:56:40 | 落語
▼売れるには何が必要か
 18日の三笑亭夢丸の「真打昇進披露公演」で赤い毛氈の上に噺家が居並ぶ、恒例の口上があった。桃太郎はこの中で、「うち(落語芸術協会)の二つ目は元気がいいのが多い。ところが、50代が元気がない。もっと頑張らなくては」、と苦言を呈した。

 確かに二つ目は、桂宮治を筆頭に、春雨や雷太、春風亭昇々、三笑亭可女次、橘ノ圓満らが互いに競っていて勢いがある。

 ところが真打はハッキリ言って今一つ勢いが感じられない。芸協に限らず落協(落語協会)もそうだが、噺家は真打になると、これで本物の師匠になったと「安心」しているのではないだろうか。

 桂小文治や三遊亭圓馬、三遊亭遊雀らは落語が上手い。どこへ出しても遜色がない噺家だ。今の3倍、5倍忙しくていいはずだ。

 なのに、実力ほどには「売れてない」。3人に共通しているのは「営業努力が足りない」ことだ、とあたしは思う。「依頼があればやる」、というのでは売れるはずがない。

 売れる売れないと言うと、金儲けの話をしているように聞こえるかも知れないが、あたしが言いたいのはそうではない。

 好きで噺家になった。だったら、せっかく覚えた落語だ。1人でもたくさんの方に聴いてもらいたい、と考えるのが普通ではないか。聴いてもらうにはまず、自分から行動を起こさないとダメだ。3人には「貪欲さ」が欲しい。

 ひょんなことから落語と出会ったあたしは、落語塾「花伝舎」に通い落語を習った。覚えた落語がどれほど通用するか確かめるには、人に聴いてもらう必要がある。ところが、やる機会がない。

 100回の稽古より1回の高座。これをモットーに思いついたのが出前寄席。見ず知らずの人前で高座に上がり、恥をかく。これを恐れていては腕は上がらない。

 銀座の呉服屋にフーテンの寅でお馴染みの柴又の老舗鰻屋。大型マンションの自治会にデーサービスセンター。病院、神社の例大祭など「これは」と思った場所に片っ端から声をかけ、落語を披露した。

 気仙沼や南三陸などの東日本大震災の被災地にも出張って、出前寄席を届けた。温泉が大好きなので旅先の温泉宿やホテルでも落語会を開いた。

 最初は疑心あんぎのホテル側も、「出演料も木戸銭もみんなタダ」と分かると、手のひらを返して「それならお願いします」とニコニコ顔。

 泊り客も、「まさか温泉に来て、落語が無料で聴けるとは想定外」と大喜び。あたしはと言えば、「落語の武者修行」が出来て万々歳。宿、客、あたしの三方すべて納得というわけだ。

 師匠がた、素人でもやればこの程度はできる。お三方はプロの噺家、本気になれば絶対にやれる。芸協の重鎮、桃太郎は中堅に「奮起」を促している。

席亭も大変なんすよ、だ

2016-02-20 16:55:17 | 落語
 三笑亭夢丸の「真打昇進披露公演」が18日夜、日本橋劇場であった。夢丸が真打になって1年になるが未だに披露興行をやっている。本人は「ありがたいことです」と喜んでいたが・・・。

 出演は二つ目の古今亭志ん吉のほか真打陣が瀧川鯉橋、春風亭一之輔、桂文治、昔昔亭桃太郎に夢丸。一之輔、文治、桃太郎と来れば豪華な顔付けである。

 これは聴きに行かなくちゃあ、と席亭のオフィッスMsの加藤さんに電話した。「チケットありますか?」とあたし。「大丈夫です」といって、1回指定席の一番前から2列目、しかも真ん中の「12番」を取ってくれた。

 満席だろうと思って会場にかけ付けると、意外なことにかなり空席があった。なぜかと席亭に尋ねた。「入りが良くないんです。ところが、4月にここでやる夢丸・一之輔の会は(チケットの売れ行きが)いいですよ。落語は分からないもんです」と話していた。席亭も大変だ。

愉快な昭和がまた一つ、消えた

2016-02-17 12:55:06 | 落語
 コント作家のはかま満緒が亡くなった。78歳。一時は本人がテレビのバラエティー番組に出ていたがいつのまにか姿を見なくなった。彼が落語家の初代、林家三平のギャグの台本を手がけていたとは知らなかった。

 「どうもすいません」で一世を風靡した三平が「よし子さーん」と呼びかけて笑いを取った。最前列の客席に向かって、「お母さん、身体だけは大事にして下さいよ。ホントに大変なんすから」と言うと、客は大喜び。

 三平が全部、考えたネタだと今まで思っていた。昭和の爆笑王と言われた三平の陰にはかま満緒がいて、三平の決めセリフを書いていたとは驚きだ。

 笑いを学ぶ若者のための「はかまお笑い塾」を開設。新人だった萩本欽一や脚本家の市川森一らを自宅に寝泊りさせながら世に送り出した。

愉快な昭和がまた一つ、消えた。

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萩本欽一はNHKに次のように語った。
「先生は番組の台本を書いているときも、いつも冗談ばかり言っていたのが印象的で、テレビという新しい時代の笑いをつくるさまを目の前で見せてくれました。だめなコメディアンの私をなんとか一人前にしようと何度もテレビに出させてくれて、失敗してもいつも笑顔で支えてくれた人でした」。

 そして「自分がテレビに出られるようになってからも『見たよ』、『あれよかったね』と連絡をくれて先生と弟子のような関係が今まで続いていました。生活の中にいつも笑いがある方だったので、『先生にとってはお亡くなりになったことすらも冗談の続きなんだよね』とお伝えしたいです」。





「政治」より「性事」が得意な自民党議員

2016-02-11 09:34:27 | 落語
▼絶倫男に頭抱える自民党

 落語の艶笑噺もこれにはかなわない。あの産経が「イクメン装い身重の妻を裏切った宮崎謙介議員の自覚なき言動の数々… 政府・自民党も怒り心頭 ナメてんじゃね~ゾ!」と報じるくらいだから、相当な色事師のようだ。

 「育休議員」として注目を浴びた自民党衆院議員の宮崎。妻で自民党の同僚議員、金子恵美が第1子出産のため入院している最中に、京都伏見区の自宅に若い巨乳タレントを連れ込み、一夜をともにした。

 この女性タレントは、宮崎が「正月明けの国会には着物で登院したい」と言う希望に応え、1月4日には議員会館までやって来て宮崎の着付けを担当したほどの関係だ。

 宮崎は自身のブログで、「1億総活躍社会の実現には女性の社会参加が必須。育児を女性に押しつける風潮と対峙し、私はこの重たい一歩を踏み出さねばならない」とかっこよく宣言した。

  彼の訴えに安倍首相も「それでこそ政治家だ」とエールを送り、閣僚が相次ぎ賛意を示した。自民党内では賛同した有志議員が「男性の育児参加を支援する若手議員の会」まで立ち上げた。

 ところが宮崎には裏の顔があった。育児休暇を取って子育てに専念するのかと思ったら、国会を休んで不倫に専念? とんでもない食わせモノだった。

 妻が今月5日朝に長男を出産。その直前にバスト90㌢の巨乳タレントと不倫していたとなると、育児休暇はこれが目的だったのか、と好き者・宮崎に同僚議員は、「育休宣言は売名だったのか。ゲス不倫」と怒り心頭だ。

 宮崎は2006年に元自民党幹事長の加藤紘一の長女、加藤鮎子(衆院議員)と結婚。ところが、わずか3年で離婚した。この時も女性関係が原因で別れたというから、相当な絶倫男らしい。

 安倍首相としては宮崎の育児休暇宣言を「1億総活躍社会」の目玉にと考えていただけに、今回のスキャンダルは甘利疑惑とのダブルパンチとなった形だ。

 政治家としての能力は???だが、”性事”にかけては絶倫男の宮崎は、7歳までフィリピンで生活し、早大商学部を出た後、IT関連会社などを経て人材紹介のベンチャー会社を起こした。政界入りのきっかけは自民党の公募だった。

 
 安倍政権はどうしてこんなお粗末野郎ばかりなのか? 自民党はスキャンダルの宝庫だ。「ここ掘れワンワン」、この次は何が飛び出す?

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渦中のタレントはここをクリック
http://nikkan-spa.jp/1048977/mayumiyazawa

コンビニでの振り込み

2016-02-09 22:34:11 | 落語
▼あっけにとられた女の子
 こないだ予約した落語のチケットが届いたのでコンビニで代金を振り込もうとして振込用紙と一緒にカードを出した。そしたらバイトの女の子が「あのー、振り込みは現金なんですけど」と言った。

 だったら、しょーがないので「ああ、そうかい」と言って、懐から財布を取り出し、1000円札を引き出そうとしたが何かに引っかかって一瞬、取り出せなかった。

 「ほら今日は外が寒いだろ! だからお札が財布から出るの嫌だって。どうする?」
女の子はあっけにとられて、キョトンとしてあたしの顔をしばし見ていた。