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電卓の使い方で「嫌な奴皆殺し」?

2016-01-05 23:44:58 | 落語
社会派コントグループ「ザ・ニュースペーパー」の元メンバーの松崎菊也の「算数の授業」。

 小学校4年生の算数の授業で、電卓の使い方を教えていた教師が、「18782+18782=37564」となるのを、「いやなやつ+いやなやつ=みなごろし」と読んでみせた。嫌な奴皆殺し?!? びっくりした。

 電卓の足し算に「いいくにつくろう鎌倉幕府1192年」と同じような当て読みを、なぜ使ったのか分からん。

 ついネットで小耳にはさんだことを冗談のつもりで口走ってしまったと思われる。しかし、 軽口や冗談で何かを伝える時、それが子どもたちに対してならば余計に「熟慮」しなくてはならん。誰に向けるかで軽口、悪口は「毒を放ったり、傷つけたり」する。

 今回の場合、子どもたちは無邪気におもしろがっただけだろう。クレームを付けた親のほうが大騒ぎを始めた。過剰反応するモンスターペアレントの話は脇へ置く。

 当て読みとしては「いやなやつがみなごろしをするか」「いやなやつをみなごろしにするか」助詞を使わずに言葉を遊ぶとえらい間違いを起こす。

 「いやなやつ」を倍にすると、つまりヒトラーや安倍晋三を足すと、みなごろしをするようになるよ、という警句だと取れば、悪い例えではない。

 そこまでの知恵は無かっただろう。当て読みをおもしろがっただけだから、浅薄感は否めない。「ものの戒め」はまず自分を通す。向く相手は常に権力者!

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