扇子と手拭い

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初めて来てくれた友人や、友人が友人を誘って!

2017-12-09 01:01:46 | 落語
初めて来てくれた友人や、友人が友人を誘って!
 あたしの落語の同志、こりす師匠がフェイスブックに投稿した。7日の浅草での落語会は彼女なくしては開けなかった。心から感謝している。

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 平日の昼間と言うことで集客が心配だった落語会ですが、初めて来てくれた友人や、友人が友人を誘って一緒に来てくれたりと大盛況!
満員御礼で無事に終了しました(^^♪
皆様、本当にありがとうございました!(^^)!
私はネタおろし、志の輔師匠の「隣の喧嘩」。
最新過ぎない現代話で私達の年代に丁度良かった感じ、沢山笑っていただきほっとしました♡

師走の浅草 写真はここをクリック
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2人して必死で客を集めた落語会は大盛況!

2017-12-09 01:00:02 | 落語
 いつもは夜席だった落語会を今回初めて昼席に替えた。落語仲間が「夜だと私の客の帰りが大変なので何とかならないか」と声がかかった。

 本業は喫茶店だが、店の主が大の落語好きで数百万円かけて店内に高座を設置。ここがあたしたちの定席だ。本職の噺家もここで落語会を開いている。

 店の主に昼席の件を相談した。「本職もみんな夜やっているが、承知した」と今回に限って快諾してくれた。ところが肝心の落語仲間が体調を崩し休演。大挙引き連れてくるはずの客がパーになった。番狂わせ。

 さあ、慌てた。この店は浅草の一等地。本職が独演会を開く際は会場費を払って借りている。ところがあたしの会の会場費はタダ。これだけ世話になればウラを返すのは当然。ひとりでも多くの客を集めて、わずかでも店の売り上げに協力したい。これが人間関係の基本ではなかろうか、と私は考える。

 こりす師匠と2人で必死に頑張った。彼女の友達は昼間働いている人が多い。夜なら聴きに来れるが昼間は無理。そんな中で「今年賀状の整理をしながらご無沙汰の方にも声をかけています。もう少し頑張ります」「仕事を早めに終わらせてきてくれます」と次々うれしいメールを届けてくれた。

 あたしも頑張らねばならない。ご贔屓さまに重ねてメールを打った。電話帳を引っ張り出して、以前一度、来てくれた人にも電話をかけた。フェイスブック仲間にお知らせを出した。知り合いの元国会議員にも電話した。

 何とか人を集めなければと思ったからだ。あたしとこりす師匠の2人で、立派に落語会を成功させて見せる。

 そして迎えた12月7日。平日の木曜日。果たして何人集まるか?不安と期待が交差した。なんと会場は開演前に満席となった。

 12時きっかりに開演。開口一番はあたしが務めた。愉快な「権助魚」でご機嫌を伺った。よく笑ってくれた。「これで今日の落語会大丈夫」、と自信を深めた。

 次いで明大落研の若手ホープ1年生男子が登壇。技のいる「片棒」を元気にこなした。続いて粋な三味線と唄の引き語りで師走の浅草がさらに盛り上がった。

 ここで中入り10分の休憩。そしてこりす師匠が、志の輔の新作落語「隣の喧嘩」を披露。これは彼女にぴったしカンカンの落語。声も大きく張りがあった。

 最後の一席はあたしが艶笑噺の「明烏」をかけた。客のノリがよく、気持ちよく話せた。落語は想像芸。客と噺家のキャッチボール。ともに呼吸があった時、会場に充実感が漂う。

せいぜい続いて3、4回!それは下手だから!

2017-12-09 00:58:16 | 落語
 仲見世通りには、早くも「賀正」の文字を大書した凧が師走の空に舞ったー。東京・浅草のど真ん中で7日、落語会を開いた。今回で26回目。落語通が言った。「シロウト落語会はせいぜい続いて3、4回」―。なぜかと言うと、下手くそだから、と落語通が簡単明朗に解説した。コワい。

 確かにそうだ。寄席や独演会は、志の輔や一之輔のご贔屓がいて木戸銭3000円、5000円払って喜んで聴きに行く。しかし、シロウト落語会はそうではない。家族で食事に行こうか、友人とカラオケに行く、などと考えている人たちに無理を言って足を運んでもらう。

 一度や二度は義理で来てくれる。が、三度目はない。下手なシロウト落語会をわざわざ何度も、聴きに行くモノ好きはめったにいない。だからシロウト落語会は長続きしないのだ。

 そんなことは百も承知のあたしは、だから出演者を吟味する。「出たいから一度、出してくれ」と言われても、「ハイ、どうぞ」とOKを出さない。客が恐いからだ。

 シロウト落語家には自己陶酔型が多い。特に落研上がりにこれが目立つ。一般に名馴染みの薄い笑いの少ない、玄人受けする「凝った噺」をやりたがる。「オレはこんなのが出来るんだぞ」と自慢したいのだ。

 本人だけが悦に入っている。これでは客が逃げて行く。あたしは、こう言う“セミプロ”を招いて、過去に何度も失敗、苦い経験をした。ひどい時は中入り後、客席の半分が席に戻ってこなかった。

 そんな山、谷を経て7年間、続いた落語会である。「浅草」で落語会を開くというのは特別の意味がある。新宿や池袋でやるのとはわけが違う。

 浅草は、歌舞伎をはじめ古典芸能と極めて縁が深い場所だ。「明烏」「粗忽長屋」など多くの江戸落語の題材になっている原点である。浅草でシロウト集団が落語会を開くというのは容易なことではない。そんな浅草で「定期公演」をやっているというのが私の誇り、自慢でもある。

 これまで続けてこられたのは、「次はいつやるんだい」と次回の落語会を楽しみにしてくださるご贔屓さまがいるからだ。こうした大勢のご贔屓さまに支えられて26回目を迎えることが出来た。

 ご贔屓さまは、あたしにとっての「宝物」だ。この「宝物」をガッカリさせないために、日夜、歩きながら稽古に励むである。