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ここまで紹介してきた「丸つけ」とは少し違いますが…
5年生 算数「分数と小数の大きさ比べをしてみよう」の場面
分数と小数では直接大きさを比べることができないから,どうすればいいかその方法を子どもたちは考えています。
3/5 と 0.7では どちらが大きいでしょうか?
「え~」
「たぶん,3/5の方が大きいと思うよ!足したら8だもん!」
「数直線に並べられたらいいんだけどね…」
「どうすれば比べられるかなぁ 同じ数字なのにねぇ」
いろいろとみんな考えています。
すると,みちこさんがひらめいたようです。
みちこ「前の時間に,分数は小数や整数にして表すことができるってあったから…!あっ」
そして,もくもくとノートを書きだしました。
みちこさんは,普段はそれほど算数が得意というわけではありません。
あまり算数の授業で目立つ活躍をすることは少ないのですが,今日は集中した表情で取り組んでいます。
そして
みちこ「あ!できたかも!これで比べられるよ!先生!」
先生「どれどれ,ノートを見せてごらん」
みちこ「あのね,3/5っていうのは,わり算にすると3÷5ってことだったでしょ?これの答えを小数で出すとね,0.6になったの。ほら!だから0.7の方が大きい!ちがう!?」
とてもうれしそうです。
先生も,この見事な考え方に感心しています。
いつもなら大きな花丸をつけてあげるところですが,ここはそれでは足りないぐらいほめてあげたいところです。
ここでの活躍を大きく取り上げて,みちこさんには算数好きになってほしいです。
先生「すごい!よくできたね!ちょっとノートを貸してごらん…」
みちこ「…え?先生何するの??」
そして先生がしたことは…
よくできたノートや作品は,すぐその場でデジカメで撮ってあげる!
ということでした。
先生は「うんうん」と深くうなずきながら,みちこさんが書いた式や言葉を,カシャッとデジカメで撮ったのです。
先生「これはすごいぞ。保存版だ。」
みちこさんも,思わぬデジカメの登場に,すっかりうれしくなってしまいました。
…
子どもにとって,自分の快心の作品やノートを先生がその場でデジカメに撮ってくれるというのは,とてもうれしいことでし,エキサイティングな感じがするのではないでしょうか。
これは,丸つけをする,発表させる というオーソドックスな賞賛の形から一歩発展した,今どきの形とも言えるかもしれませんね。
何より,とても手軽だし,何度でもできます。デジカメは優れものです。
「その場で」ということも大事でしょう。即時に評価してあげることで,子どもの意欲は高まります。
撮ったあとの画像は,実際にテレビやスクリーンに映し出して,その後の学習に生かすこともできるし(そうすれば,みちこさんはまたうれしいでしょうし),そうする機会がなくても,「先生が保存している」ということだけでも十分でしょう。
これも前回の「スタンプ」と同様で,乱発しすぎてしまうとマンネリ化してしまう恐れがありそうなので,ここぞといった特別な場面で使用するといいでしょう。
※ちなみに,数日経ってから「先生,私のノートの写真は?」と聞いてくるつわものもいますので,そういった写真用のフォルダを作っておいて,ちゃんと入れておくことをお勧めします!
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