小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

丸つけの際によく使われる「スタンプ」について…

2009-12-26 10:57:01 | 授業中の攻略法
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学校には,学校生協のチラシが定期的に回ってきます。

それを見ると,先生たちに役立ちそうなグッズがいっぱいです。

参考書から音楽CD,文房具にICT機器。

リラクゼーションのための入浴剤にマッサージ道具…

ちょっとひまのある先生なんかは「これほしいよね~」などと言いながら隅から隅まで眺めているようです。

ちなみに,私は購入したことはまだありません…

チラシ自体もあまり見ないのですが,先日ちらっと見たところ,発売されているその種類の多さにびっくりした品があります。

「スタンプ」です。

本当にたくさんありました。

キャラクターものがほとんどですね。

ちびまるこちゃん・となりのトトロ・ドラえもん・ポケモン…

「こりゃぁ,子どもたちが喜ぶわ」って感じのものがいっぱいです。

さすが,教育ビジネスも必死ですね。

(ちなみに,お値段も結構なものです…!)

そして,このスタンプに喜ぶ子どもの姿を想像して,購入し,早速クラスで使う先生も少なくはないでしょう。

実は,(生協ではないのですが)私もかけだしのころは,このスタンプを何種類も買っていました。

子どもが喜ぶだけでなく,大変「便利」だと,思っていたのです。

ポンと一発押すだけで,まぁあざやかな印が。

先生がする丸つけよりも,あざやかだし,子どもも喜ぶんじゃないかと。

ところが,不思議なことに,時間が経つにつれて,私はこのスタンプたちを使わなくなってきました。

なぜだろうと考えてみると…

・丸つけほど段階的な評価が明確でない。(どれも「いい」スタンプが多い)

・しばらく使っていると,子どもたちの反応はそれほどでもなくなる。

・やっぱり,教師のオリジナル性としては乏しく,頻繁に使用するには及ばない。

理由としては,こういったこでしょうか。

「スタンプ」の使い方に攻略法を考えてみると

スタンプは,その効用を考えて,あまり頻発しすぎないようにする!

ということが言えるのではないかと思います。

上に示したように,丸つけなどの評価活動の際に,スタンプに頼りすぎると,デメリットもあるような気がします。

日常的な数段階の評価を示す丸つけと,同様の使い方は難しいと私は感じます。

一番よくないのが,種類も構わずスタンプだけをポンと押して「はい,見ましたよ」という印に変えることじゃないでしょうか。(私も以前はしていたことがあります…!)

無責任に,スタンプを乱発するのは問題ですね。

しかし,スタンプがまるっきりダメだということは決してないと思います。

そのあざやかさから,子どもに喜ばれやすい。その通りでしょう。

だから,その点をうまく利用して,「たまに,サービスのようにして」使う程度がいいのではないでしょうか。

たまに使ってこそ,その貴重さが子どもにも感じられる。

そうういった一品だと考えます。

丸つけがたくさんされたノートが一冊終了した。そのとき,最後のページに押してあげる。

そういった使い方がベストかと。

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