休み時間。
子どもはいろんな話題で先生に話しかけてきてくれます。
「昨日ね,家族でレストランに行ったよ!ハンバーグ超うまかった!」
「サッカーのクリスチャーノ・ロナウドって知ってる?」
「先生の好きなご飯って何?ぼくスパゲティ。」
他愛もない話ですが,子どもにとっては重要なんですよね。
当り前のことで,普段はあまり思いませんが,こんな話をしているとき,先生としての喜びを感じられるものだと思います。
子どもが先生に話してくれる
子どもが話したいものを持っている
子どもの話し方がかわいい
時間が許すなら,いつまででもこういう子たちとの会話を楽しんでいたいものです。
そして,基本的に,先生としては「聴く」姿勢をもっていたいですね。
しかし,いつでも「時間が許す」というわけでもありません。
というより,正直に言えば,じっくりと子どもの話を最後まで聴いてあげられる場合のほうが少ない。
それくらい,やっぱり先生って忙しいですよね。
だから,話を聴いてあげたいけど,(ごめんね…)ということもありがちです。
そんなとき,先生としてはどのように対処するといいでしょうか。
「今は時間がないんです。また今度ね。」
こんなストレートな返しは,まともな言い方にも聞こえますが,子どもにとってはさびしいでしょうね。
かといって,子どもにしゃべらせておきながら,先生は耳を傾けていない,なんていうのも冷たい。
そこで,こんなのはどうでしょうか?
あまり聴くことはできていなくても,言葉をリピートしてあげる!
先生が書類を書いているときに,しんじくんがうれしそうに話しかけてきました。
しんじくん「先生!エコな乗り物って,何か知ってる?」
先生「うん?エコな乗り物?」
しんじくん「あのね,自転車がエコな乗り物なんだよ!」
先生「へぇ,自転車!」
しんじくん「うん,昨日テレビでやってたんだけどね,自転車ってガソリンとか電気とか使わないでしょ!」
先生「ガソリンね」
しんじくん「それに,運動にもなるし,景色も見れるからストレス発散にもなるんだって!」
先生「ストレス発散!」
しんじくん「うん!外国ではね,駅の中に自転車用の駐車場を大きく作るところも増えてきてるんだって!」
先生「駐車場!」
話が盛り上がってますね。
でも,実は先生は他のお仕事をしながらで,そっちが忙しく,頭もそっちにいってしまっています。
でも,話も聴いてあげたい。
そこで,しんじくんの話の中身は(ごめんなさいだけど)あまり聴いていないのですが,耳に入ってくる単語をリピートしてあげています。
頭は別の方にいっていても,聞こえた単語を,少し抑揚をつけてリピートしてあげることは難しくありません。
それだけで,子どもの話を聴き,感心し,驚いたリアクションを返してあげているような感じがでるものなんです。
大事なのは,話の中で少しはその子の方に目も向けてあげて,うなずいたりしてあげるといいですね。
どうしても聴く余裕がないときは,こうしてあげると,子どもを冷たい態度で追い返すことなく,子どもが満足いくまで話させてあげることができます。
私,よく使っています(笑)
エラーになりました(;_;)