先生と子どもの関係づくりのためにできることはいろいろとあります。
一番は会話でしょう。
それに,学校という場であれば授業。
会話や授業の中で,先生と子どもの関係が築き上げられていく,そういう実感は多くあります。
そして,それだけはないのです。
先生と子どもも,人間と人間。
人間と人間の関係を築くものは,もっといろいろとあるのです。
その「いろいろ」の中でも,今回考えてみたいのは,「先生が,どれくらい子どもに触れているか」ということです。
人が人に触れる。
ボディタッチ。
どのような形であれ,これは大きなコミュニケーションの一つです。
だから,まずは先生たるもの
子どもにどれくらい触れているかを普段から意識する!
ということを心掛けてみましょう。
自分の子どもとの日常を振り返ってみると…
・ものすごく子どもに触っている。頭をなでたり,手をにぎったり,肩を組んだり
ということに気付くかもしれませんし,逆に
・最近いつ子どもに触ったかな… 記憶にない
ということに気付くかもしれません。
子どもにとっては,先生が触れてくれる(先生に触れられる),先生は全く触れてくれない(先生に触れられない)ということは,意識はしていないかもしれませんが,それでその先生の見方や印象,好感度が変わっているはずです。
子どもにもよるでしょうね。
触れられて喜ぶ子と,触れられるのを嫌がる子。
そこら辺も様子を注意深く見ながら,間違えないように接していきたいですね。
先生として一番よくないのは
・あの子にはよく触れているけど,あの子には全く触れていない
という状況があることでしょう。
無意識のうちに,どこかで差別しているのかもしれません。
「触れる」ということは,人のコミュニケーションの中でも,密なものに入りますから,やはり重要です。
まずは,今日一日の中でどれほど子どもに触れたか,思い返してみましょう。
※ちなみに今は,ものすごく暑い毎日が続いています。
あまりに触ってくる先生に,子どもは「もうっ,暑苦しい」って思っていることでしょうね(笑)
一日の仕事の終わりに,ほんの少しだけでも,今日のことを振り返ってみると,自分がどんな教師であったのかが,気付かされることもありますよね。
私も微力ながら,コツコツとやっていきます(^-^)
私は「男」。現代の教育観では「触れる」ことはリスクを含みます。もちろん時に直のスキンシップはありですが,わざとやるなら現代は危険です。公明正大で,そして自然な流れでいきたいですね。意図的に一人に触れると,ほぼ全員に触れる必要がでてきます(公平性維持)。ちっとも触れない先生とは愛情の足りない大人,し,よく触れる先生とは子どもの心に寄り添える愛情を持った大人だと解釈します。「心」に触れるのが私のめあてです。