2学期のスタートが近づいています。
周りの先生たちと話をしてても「はぁ,もう夏休み終わっちゃう…」のため息ばかりです。(笑)
また,子どもたちとのハードな毎日がスタートしますね。
きっと,2学期にも子どもたちを「ほめる」「叱る」場面が多々あることでしょう。
その「叱る」について。
以前「短く・端的に叱る!」という攻略法を紹介しました。
叱り方としての約束事ですね。
今日はもう一つ。
叱ったことを引きずらない!
ということも加えたいと思います。
例えば,
先生が,「ゆうじくん!係の仕事は責任もってやりなさい!」と,厳しく叱りました。ゆうじくんも反省している様子です。
そして,その日は一日中,先生はゆうじくんに厳しい表情をしていました。
その次の日,ゆうじくんと顔を合わせた先生。
先生「お,そういえば今日はちゃんと係の仕事してるか?係の仕事っていうのはな・・・・」
その次の日,別の件でゆうじくんを指導していた先生。
先生「忘れ物は気をつけないとなー!だいたいきみは,係の仕事もできずに叱られたでしょうが!そういう子はな…」
このような叱り方は,よくないですよね。
もうゆうじくんは「係の仕事」のために,「先生なんて大嫌い」となっちゃいそうです。
一度バシッと叱って,子どもが反省したら,「はい!おわり!顔を洗っておいで!」と,サッと気持ちを切り替えるべきです。
気持ちを切り替えるのは,子どもも,先生も,両方です。
基本的なことだから,多くの先生方が気をつけていらっしゃることと思います。
が,無意識のうちに「引きずって」しまうこともあるから気をつけましょう。
先生も人間です。
叱った子の人格そのものを否定的な目で見るようになってしまって,そのことが先生の表情や言動にチラッとでも表れてしまうのです。
それは子どもにも当然伝わります。
ネチネチとした叱り方をする,ネチネチとした性格の先生になってしまわず,叱り方も爽やかな先生をめざしたいですね。