湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

プレバト駄洒落俳句

2019-02-01 11:17:41 | 文学
1月30日に投稿した野毛山公園の中村汀女句碑の傍らには、建立の経緯を説明する石碑もありました。

ちょっと読みにくくなってしまっている後半の内容は、下記の通りです。
昭和五年より西戸部税関官舎に住まわれ良き時代の横浜をこよなく愛され幾多の名句を詠まれた。ここにゆかりの句を戴き風花湘南支部一同これを句碑として此処に残す。 昭和四十八年五月三十日
さて、昨日オンエアのプレバト!!では、凡人3位駄洒落発想の若槻千夏作品が夏井先生に褒められるという、前代未聞の事態が勃発。その句がこちら。彼氏無しおでんがたのしみ辛子無し(「からし」を閉じて添削済) 
三段切れだし、抽象的な喜怒哀楽を使っているし、中八になってしまっています
でも、コンビニおでんだということがちゃんと伝わってくるし、助詞「が」を使っているところが強がりとも本音とも読め、それで終わるかと思いきや辛子がないとオチがついていて、独身女性の悲哀が成立しているとプラス評価。おでんという季語が活きているから、欠点を補えているんですね。
蛇足ですが「面白すぎ」と却下されたAの冬の句がこちら。
葱の根や年内最終収集日 年の瀬の日常の悲哀は…伝わらないか

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