トム・ウルフとパーキンズ

録画しておいた「ベストセラー　編集者パーキンズに捧ぐ」（2016年公開　アメリカ・イギリス合作映画）を観賞しました。
作家トーマス・ウルフ（1900～1938年）と担当編集者パーキンズの物語です。
冷蔵庫のところに立ってその上で思いつくままどんどん書いていく執筆スタイルのウルフ。

その膨大な手書き原稿を出版社のタイピストが清書したものを、担当編集者パーキンズが削る、削る！

散文のクラスで、一度書き上げたものを削ることですっきりしてテンポがよくなり、格段に読者に伝わりやすくなるとお伝えしていますが、この2人はそれぞれ尋常ではない書く分量・削る分量。

原題のGeniusは、作家と編集者両方のことを表現しているんだなと思いました。
ベストセラーを連発する編集者パーキンズがウルフの他に担当していたフィッツジェラルドとヘミングウェイも出てきて、興味深かったです。