湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

濁の詩パート3

2018-12-01 14:12:03 | オリジナル
共通テーマ「濁」でAが書いた詩を投稿します。

春隣

きれいごとを言わない友達と
ランチをして語り合いましょう
すれ違う意識が吸い込まれる濁った天井を
苦笑いで見上げてみたい

蛹に付く私の泥が
少しだけ薄れるように祈ります
長く続く痛みが乱反射する濁った心の空を
眠そうに見上げていたい

いとしい切れ端
集めては捨てる

不透明を見上げたい
くっきり澄んだ空気より
ひくくてあたたかい
やわらかくてしっとりな


濁・冬・疑うの詩の提出締切は今月4日です。
コメント
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