湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

竹あかり&場所の詩パート11

2016-12-30 00:22:22 | オリジナル
東逗子駅前が、夜とてもきれい。改札口庇のイルミネーションに加え、ロータリーの植え込みを囲む形で竹あかりも。向かって左が太陽、右は波。
間伐竹を使い、NPO ideaLab.が地域の人々にも参加してもらって制作したユニークなイルミです。

反対側には風をイメージした竹あかりが。1月8日までやっています。

では、共通テーマ「場所」でSが書いた詩を投稿します。

迷子

ここはどこ
と言わなかった ただ
まっすぐ歩いた
カタカタを押して
迷子ではないのに
迷子かもしれない
二歳のわたし
父の下駄カタカタと鳴る迷子歴
除け者の気合に符合する木登り歴
たった独りでまっすぐ歩けば
いっぽん道を行けば
着くかもしれないふしぎの国
五十すぎても
七十すぎても
外せない迷子札
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする