神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

神様から賜ったノーベル賞

2015年10月08日 22時54分18秒 | ニュース
作家の村上春樹氏がノーベル文学賞を受賞しそこねたとニュースになっている。

一昨日の大村智・北里大特別栄誉教授の医学生理学賞と、昨日の梶田隆章・東京大宇宙線研究所長の物理学賞に続くかといわれていたが、私は、文学賞は、少し趣きを異にすると思う。

文学というのは、理系の賞と違って、選考委員の嗜好がかなり関係すると思う。

村上春樹氏は人気作家だが、しかし、皆がいいと思うわけではない。

私は、彼の作品が好きだが、私の短歌の友人の一人は、「あまり感心しない」と言っているから、好みは分かれるのだ。

受賞したときに「受賞した」と大々的にニュースにするのはいいが、こういう選考基準のはっきりしない文学賞に対しては、「受賞しそこねた」は、適切な表現でないような気がする。

それにしても今回受賞された大村氏も梶田氏も、頭はもちろんよいのだろうが、人柄も申し分ないようにお見受けした。

大村氏は、今回いただく賞金を所属する学会の若い人育成のために寄付されるとか。

こういう奇特な人だからこそ、こういう発見もできたのだろう。

我欲のためだけに研究するような人であれば、神様からのギフトはなかっただろう。

80歳と報じられているが、テレビで拝見する限り、姿勢もよいから、もっと若く見える。

梶田氏のほうは、56歳とのことであるから、これからまだまだ活躍できる。

宇宙の研究は、それ自体、神様の領域である。

私には、お二人とも神に選ばれた人に見える。

暗いニュースの多い昨今、本当にうれしい。