神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

夏はつとめて

2012年07月21日 21時04分07秒 | 気づき
yumeさんの日記に触発されて、ひさしぶりに日記を書くことにする。

yumeさんが書かれているように、清少納言は『枕草子』で「夏は夜」と言ったが、私は、夏はつとめて、すなわち朝だと思う。

私は、毎朝、だいたい4時ごろ目覚めるので、5時ごろから近くの河川敷に散歩に出かける。本当は、もっと早く出かけたいのだが、明るくなり始めるのが、5時ごろからなので。

5時ごろの空気の涼しさはひとしおだ。早朝にも関わらず、岸辺をランニングしている人、犬の散歩をしている人を散見する。

5時半ごろになると、陽が上り始めるので、急に暑くなる。そうすると、私の散歩は、もう終わりである。もう少し歩きたいと思うが、暑さには弱いので仕方ない。

清少納言の『枕草子』に戻る。

彼女は、「春はあけぼの」と言っているが、私は、春は夕暮れと思う。日が長くなってきた春の夕暮れの「暮れなずむ」という感じが好きだ。

「秋は夕暮」と言っているが、私は、秋は昼間がいいと思う。白秋という言葉もあるとおり、秋は日差しが弱まって、景色が白っぽく感じられる。その中で、木々が紅葉、黄葉する様は、ひときわ鮮やかに見える。

「冬はつとめて」と言っているが、私は、冬は夜がいいと思う。空気の冷たさで、夜空が澄んで星が美しい。その星をかたどったイルミネーションが美しいのも、冬である。冬の夜の長さが、人間に、イルミネーションという芸術を作らせたのである。クリスマスツリーも、その範疇に入ると思う。