神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

中島らも

2013年05月31日 23時03分52秒 | 読書
このところブログを更新するのが面倒になって休み勝ちだ。

何をしていたかというと、家事の合間に中島らもの本を読んでいた。

なぜ彼の本を読んでいるかというと、彼も、私と同様、躁鬱病を病んでいたから。彼の気持ちに寄り添うことは、すなわち自分の気持ちに寄り添うことになるのだ。

私の躁鬱病は2型だから、躁はそれほど酷くならないのだが、その代わり鬱が長引いて苦しい。

中島らもの本を読んでいると、自分のどこかと共鳴するところがあって癒されるのだ。

人によっては、中島らもにあまりいい印象を持たないかもしれないが、確かに彼は常識人ではないけれど、それだけにというか、だからというか、根は限りなく優しい。

下の本は、中島らもの友人の鈴木創士が中島らもを追悼して書いた本である。



中島らもの友人が若くして自死その他で多く亡くなっているのを知ると、痛ましい。純粋すぎる心を持っていると、どうかすると死ぬことしか考えられなくなってしまうのだ。

やっと更地に

2013年05月30日 12時04分04秒 | 近所
いま最後の仕上げをしているところです。

この1週間、騒音と埃をもろに被ってきましたが、やれやれです。

しかし、工事の人達がみな礼儀正しく、最後の最後まで丁寧な仕事をされていたので、嫌な思いは一切ありませんでした。

挨拶がいかに大切か、改めて思った1週間でした。

今日は重機が

2013年05月25日 10時39分52秒 | 近所
毎日同じ話題で申し訳ないのですが、アパートの解体に今日は重機が入り、ダイナミックに壊されていきます。更地にするには後10日ほど日にちがかかるようですが、大きな工事は今日、明日が山場だと思います。土ぼこりが入ってくるので、南側の窓は開けることができません。

解体を見ていて感心するのは、ただ壊して運ぶのではなく、昨日までの人力による解体では、木材を整理して、きちんと並べてトラックに積み込んでいたこと。今日は、重機が壊していますが、壊されたものを、金属類、木材と待機させてある2台のトラックにそれぞれ分けて積み込んでいることです。

木材は、私の想像ですが、お風呂屋さんなんかの燃料になるのではないでしょうか?

金属は、また分類されて、それぞれリサイクルされるのではないかと思いました。

昔なら、何から何までゴミ扱いだったのですが、時代の趨勢だと思いながら見ました。

アパートの解体

2013年05月24日 09時26分19秒 | 日記
先週書いた、近所の文化アパートの解体が着々と進んでいる。昨日は屋根を外したし、部屋のたたみも全部運び出していた。

建物は、建てるのは勿論たいへんだが、解体するのも別の大変さがあると思いながら見ている。

解体工事は主に2人でやっているが、2人とも礼儀正しくて感じのよい青年だ。朝会ったときも、大きな声で「おはようございます」と挨拶してくれる。

いわゆる3K(きつい、汚い、危険)の仕事だが、黙々と頑張っているのをみると、怪我のないようにと祈りたくなる。

らも

2013年05月23日 11時34分25秒 | 読書
私は、平成16年7月16日、52歳の若さで亡くなった小説家、エッセイストの中島らもが好きだった。

それで、一昨日思い立って図書館の検索で見つけたのが、この「らも」であった。昨夕借りてきて、一晩で読了した。

中島らものことを好きといっても、もちろん会ったことがあったわけではなく、彼の書いたものが好きだったということだ。

昭和27年生まれだった中島らもは、小学校時代は大変な秀才で、あの灘中学校に8番の成績で合格したという。が、その後、勉学から脱落して、大学は、一浪の末、大阪芸術大学の放送学科に進学したと年譜にはある。らもは、そのエッセイの中で、かの灘高を卒業して、このレベルの大学に進学したものは、らもより以前にはいなかったというようなことを書いていた。(いや大阪芸術大学は立派な大学なのですが、灘高に限ってはということです)

掲出のこの本は、中島らも亡き後、奥さんの中島美代子さんが書かれたものである。

この本を読むと、中島らもの素顔が浮かんでくる。中島美代子さんもなかなかの人物で、またなかなかな書き手だと思った。

本の中に次のような下りがあった。文中の「ふっこ」というのは、わかぎえふさんのことで、彼女の名前は、私も新聞紙上などでたびたび見かけたものだった。

ふっこに対して、どこか同情の気持ちがあった。彼女が十九歳のときに、らもがうっかりちょっかいを出して、いい加減なことをして、それで悩んだ末にふっこは、身を引いて東京に行ってしまった。順番というのは残酷で、私が先に、らもと出合って、結婚して、子供を産んだ。ふっこがどんなにらもを思っても、らもと結婚したいと願っても、私がいる限り妻の座にはつけない。叶わぬ想いを抱えているふっこが気の毒だった。

と、夫の愛人に対して、こんな思いやりの気持ちを持つことのできる女性がどれだけいるだろうか?心の大きな女性だと思う。

この本は、ストーリーもさることながら、私の住んでいる阪急宝塚沿線の地名が多く出てきて、そのこともあって、よけい親しみながら読むことができた。

今日の夕方にでも、らも夫妻の家のあった(現在もあるらしい)、宝塚市雲雀丘周辺を歩いてきてみたいと思う。

やまぼうし?

2013年05月22日 16時50分56秒 | ガーデニング
昨秋、和歌山から取り寄せた苗の中に「やまぼうし」と札がついた苗があった。

その苗に数日前から薄紫色の花が咲いている。可憐な花なので、朝に夕に眺めているが、今日、ネットで調べてみると、「やまぼうし」という植物の花とは違っているようだ。

なら、何という植物だろう?

どなたかご存知の方、教えてください。

父の夢

2013年05月20日 03時28分35秒 | 家族
昨朝、父の夢を見た。

私は、あまり夢を見ないし、夢を覚えていないほうなので、亡父が夢に出てきたことが、目覚めてもしばらく私の心から去らなかった。

私は大変な父親っこであった。それは私が父を好きというより、父が私を溺愛していたというのが正しい。

父があまりにも私ばかり可愛がるので、叔父などは私の兄のことを不憫がったくらいだ。

それなのに、世間の例に漏れず、私も中学生くらいから反抗期になり、父に反抗ばかりしていた。父は見かけこそ厳つい感じだったが、非常にデリケートな人だったから、私の反抗は堪えたと思う。

その上、中学時代に私の難聴が判明し、本人の私以上に、母もだが、父は悲しんだと思う。

難聴は私のせいではないが、父を悲しませたことを今も悲しく思う。

その後、私が大学受験に失敗したことも父を悲しませた。これは直接難聴が関わっているわけではないが、間接的には関係したと思っている。

そして、就職して、結婚して、子どもができて、難聴による苦労はありながらも、何とか順調であった。が、今でも心残りなのは、57歳で亡くなった父に、優しくしてあげることなく、逝かしめてしまったことだ。当時、私もまだ20代で、自分のことで精一杯であった。だから、私や私の子どもが可愛くて、頻繁に会いにくる父に優しくしてあげられなかったばかりか、時には邪険にしたことを今も後悔している。

夢であっても、昨朝、父を見たことが心から去らなかったから、昨日は一日中、父のことばかり考えて過ごした。

生きることと死ぬことは等価

2013年05月16日 18時05分21秒 | 読書
先月のタイ旅行から帰国して丁度1ヶ月経った。

帰国してまもなく、いつも仲良くしている埼玉在住の短歌の友人が今月13日からタイに行くと聞いた。何でも彼女は、村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」の中の「タイランド」を読んでタイに行きたくなったそう。

そこで、私も、遅ればせながら、図書館でその本を借りてきて読んだ。

普通に読んだだけでは、その歌友が、どの部分を読んで触発されたのかはわからなかったが、しかし、なかなか味わいのある短編小説だった。

「あなたは美しい方です、ドクター。聡明で、お強い。でもいつも心をひきずっておられるように見える。これからあなたはゆるやかに死に向かう準備をなさらなくてはなりません。これから先、生きることだけに多くの力を割いてしまうと、うまく死ぬことができなくなります。少しずつシフトを変えていかなくてはなりません。生きることと死ぬることとは、ある意味では等価なのです、ドクター。」

生きることと死ぬことは等価・・・わからないでもない。死んでも魂は死なないということを言っているのだろう。

私は、実のところ、もういつ死んでもいいと思っている。しかし、死ぬにも死に方というものがある。いい死に方は、いい生き方からしか得られないのかもしれない。毎日、そのことを心に刻んで生きていきたいと思う。

文化アパート

2013年05月15日 12時01分04秒 | 近所
現在私達の住む路地の突き当たりに私達が結婚した頃にできた文化アパートがある。

できたころは綺麗だったが、だんだん古びて、特に阪神大震災のあとは壁に亀裂が入ったりして見た目も悪くなった。危ないし撤去しないのかなぁと思いながら見ていたのだが、今年三月から順次引越してゆき、今日、最後の引越しが終わった。聞くところによると、昨年暮れに管理していた不動産会社から出るように引導があったらしい。

入居していた人達は私と同年輩の人達だった。皆いろいろ事情があって、古くなっても出て行けずに住んでいられたのだろう。駅から近い立地のよさも離れがたい理由にあったかもしれない。

阪神大震災後、私達は半壊になった家を建て直して新しい家に住みはじめたが、何かアパートの人達に申し訳なく思う気持ちもあった。

今日引越した人は、私と同年で、亡くなったお連れ合いは私の夫と同年の人であった。もともと川西能勢口の駅前で氷屋さんをされていたらしいが、斜陽産業だったためか、だんだん落ちぶれられて、このアパートに住むようになられたようだった。

そういう事情を知ると、同年輩であるだけに余計、他人事とは思えず、私と立場が入れ替わってもおかしくないと思えるところもあった。

人は、立派な家に住んでいるから立派ということは決してなく、いやむしろ、つつましく暮らしている人達の中にこそ立派な人は多くいるのだろう。清貧という言葉もあるくらいだから。

とはいえ、路地の突き当たりにこのアパートがあることは、この路地の見た目の悪さになっていたのも事実だ。

ご近所の人に聞くと、不動産会社はここに一戸建てを新築して売るつもりらしい。

そこで今日は、まもなく取り壊されるであろう風景を、せめて写真に残しておこうと撮影した次第。

能勢温泉のランチバイキング

2013年05月14日 14時02分13秒 | グルメ
2月から来てくれている青年がよく働いてくれるので、今日は何かご馳走しようということになって、能勢温泉のランチバイキングに案内した。



この能勢温泉のランチバイキングのよいところは、地産地消を目指して、地元で取れた肉、野菜を使用しているところだ。巷によくあるバイキングより味がよいのは定評のあるところである。能勢町は内陸部に位置しているから魚は取れないが、握り寿司のメニューもあり、目の前で握ってくれるところがいい。

青年はステーキを2枚食べた。

私どもは若くないから料金ほどは食べられないのだが、青年がたくさん食べたから差し引き能勢温泉は潤ったと思う。

能勢温泉という名称をあまり聞かないかもしれないが、以前の能勢簡易保険センターである。公共の宿であった頃の食事はイマイチであったが、経営が民間になってからは客足が伸び、経営は軌道に乗っているらしい。

川西から30分あまりで来られるし、周囲に残っている自然が魅力的なので、もっと利用したいと思う。

母の日のカーネーション

2013年05月13日 21時13分38秒 | ガーデニング
今日のponsunさんのブログのテーマは「植物の力」であったが、大いに共感できた。

私が昨日行った伊勢神宮の厳かな雰囲気は、杉、松などの巨木から発せられる霊気が大きいと思ったし、小さいところでは、昨日、娘からもらった母の日のカーネーションにも、植物の力を感じた。

プレゼントにお花が選ばれるのには、大きな理由があるのだ。

お花は植物の性器、否、精気のエッセンスなので、それをもらった人は、すなわち生きる力をもらえるのだ。

病気のお見舞いにお花を持っていくのも理に適っている。

昨日は、巨木の精気、娘の心のこもったお花の精気をもらった一日であった。

伊勢神宮に来ました

2013年05月12日 15時11分04秒 | 旅行
                 ↑駐車場に車を停めて、さあ出発。



最初の鳥居で、もうこんなにたくさんの人。



建てて20年経った内宮を下から撮影したのですが、この石段を上がったところに撮影禁止の立て札がありました。この場所からなら許してもらえるかな?今年は遷宮の年なので、この苔むした内宮の隣りに既に新しい内宮が完成しているようでしたが、どういうわけか、まだ拝ませてはもらえませんでした。



往もそうでしたが、帰りも参道は人人人でした。この後、この参道にある店で伊勢うどんと手こね寿司のセットを食べて、お土産に伊勢赤福餅を買って帰途につきました。

暑かったから、かなり疲れました。

鳥海山の残雪

2013年05月10日 17時07分04秒 | 気づき
写真は、今日、山形県在住の歌友が送ってきてくれた鳥海山の残雪風景です。

昨日はyumeさんのブログで弘前城の桜を見せてもらいましたが、北国は春が遅いだけあって、待ち遠しいし、花もより美しく感じられるのではないかと思います。

そんなことから大切なことは簡単に手に入らないほうがいいかもと思ったりしました。

ローズクォーツのパワーストーン

2013年05月09日 21時23分11秒 | 買い物
ネットで注文してあったローズクォーツ=薄いピンク色水晶のパワーストーンが届いた。

写真では分かりしにくいが、限りなく透明に近いピンクだ。玉が小さめなので、日常的に着けていても邪魔にならなさそう。

あることがあってからの私は、驚くほど迷信深くなっている。

「ローズクォーツには気持ちを落ち着かせる力があります」とあったので、迷わずに注文した。



説明書に、この石のパワーを強める方法が書かれてあった。

1、まず、しばらく流水で洗い流してください。

2、月光浴=新月から満月にかけての満ちていく月の光のしたにおいて浄化します。

3、日光浴=午前中の光がいちばんパワフルなので、できれば、その時間帯の浄化をおすすめします。


なのだそう。

効き目もさることながら、綺麗なので、アクセサリーとして楽しめそうだ。