575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

地下街をぬけて鶯餅の前   遅足

2010年03月22日 | Weblog
船団の岡野ドクターの診断です。

 何でもないんですが、うまいなあと思う。
今、目の前の、お目当ての和菓子屋の前に立ったときの、ちょっと弾む気持。
「地下街をぬけて」で大げさにいえば、たどり着いた感とか、
わざわざ好き好んで感とかが醸し出されています。
 中七と下五の句跨りのリズムも、
たどり着く時間とか心の弾みを表現して効果的。

   ありがとうございます。


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黄砂来兄の詩吟は蒙古来    朱露

2010年03月22日 | Weblog

      何と学区の祭りの日に黄砂が襲った。
      中国東北部から飛んで来るとは何事。 
      爆竹と神輿と黄砂で何も手に付かぬ。
      神輿の後に付いて歩くしかなかった。


   「黄砂」が春の季語。「蒙古来(ライ)」は頼山陽の詩です。
   従って、「黄砂ライ」と読みます。



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