折り鶴の憩い

日々の想いを・・

睦月神事 稚児の舞

2015-02-18 13:10:22 | 年中行事
立春も過ぎたというのに、寒い日が続いています。
そうした中で各地域では、春を迎える色々な年中行事が営われています。
その一つが800年の伝統神事、    国の重要無形民俗文化財「睦月神事」です。
天下泰平・五穀豊穣を願い4年に1度奉納されており、
場所は福井市郊外の大森町ですが、中々行くチャンスがありませんでした。

今春「行けそうで行けないふるさと福井」シリーズのバスツアーに
この『睦月神事』を見つけ参加しました。
勿論ツアーだったので見学できたのは、最大の見所である子供達の奉納舞だけ。
舞は、四隅に米俵を置いた上に戸板を載せた1.7m四方の舞台で演じられました。
子供は化粧をし、時代衣装を付けています。
最初は10人が順番に一人づつ舞う「祝い中」 (この演目の後半から見学)
頭に烏帽子をつけ手に扇を持ち、大人たちの掛け声と手拍子に合わせ鶴の真似などの仕草をします。
次の演目は1番人気の「ささら舞」  
華やかな花笠をつけた4人が、12本の竹の棒をつないだ「ササラ」を振り鳴らしながらの舞。
舞うのは小学1~3年生、30分位でしたか時々笠を直したり汗を拭いたりしながらも、
元気よく堂々と懸命に舞う姿に見惚れました。
後半には、暫くでしたが    
最年少の3歳児も加わリ飛び跳ねながらの舞も可愛らしく、癒されました。
稚児舞の最後は「サイヤイヤ」、   
舞子10人が一人づつ「サイヤイヤ」の大人の掛け声と手と練棒での拍子で舞うのは、
ユニークでした。(この途中で時間なって退場)
その後中学生2人の「士官取太夫」や大人隊の「田囃し」や「蚕囃し」等があったそうです。
稲作や養蚕など農作業の様子を田楽風に神前で舞ながら奉納し、
豊作を祈願するというこの行事。舞った子供達も、貴重で素敵な経験になったでしょう。
これからも続いていって欲しい神事です。









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