折り鶴の憩い

日々の想いを・・

久しぶりに「左義長」へ

2016-03-13 10:12:31 | 年中行事
一寸前の話です。
2月28日、勝山左義長に孫娘と行ってきました。
合格発表前のリラックスタイムにとも、思って …

天気は良かったので行きの電車の窓からも、白山の美形がくっきり見えました。
この車窓、全国100景にも入っているとか。

勝山駅から無料シャトルバスが運行されていましたが、
のどやかに広がる周りの景色を見ながら10分ほど歩くと会場到着。
例年と変わらず、人・人と賑っていました。
道の両側に露天が立ち並ぶ中を、泳ぐように掻き分けながらの見物。
           
左義長やぐらなどの出し物や、人形焼や串し餅を食しながらの2時間余り。
その中で1番目を引いたのが、「絵行燈川柳」。
     
絵もうまいし、川柳も現代を上手に風刺していて面白い。
孫娘もストレス解消の様子です。

やっぱり「左義長祭り」は 楽しかった!!

(言い訳)
1月2月、お休みが多かったのは、
受験生の孫娘が下宿まがいに暮らしていたので、
何となくせわしなくブログを書く余裕が無かったのです。
これからボチボチ以前の事なども、書いていくつもりです。


睦月神事 稚児の舞

2015-02-18 13:10:22 | 年中行事
立春も過ぎたというのに、寒い日が続いています。
そうした中で各地域では、春を迎える色々な年中行事が営われています。
その一つが800年の伝統神事、    国の重要無形民俗文化財「睦月神事」です。
天下泰平・五穀豊穣を願い4年に1度奉納されており、
場所は福井市郊外の大森町ですが、中々行くチャンスがありませんでした。

今春「行けそうで行けないふるさと福井」シリーズのバスツアーに
この『睦月神事』を見つけ参加しました。
勿論ツアーだったので見学できたのは、最大の見所である子供達の奉納舞だけ。
舞は、四隅に米俵を置いた上に戸板を載せた1.7m四方の舞台で演じられました。
子供は化粧をし、時代衣装を付けています。
最初は10人が順番に一人づつ舞う「祝い中」 (この演目の後半から見学)
頭に烏帽子をつけ手に扇を持ち、大人たちの掛け声と手拍子に合わせ鶴の真似などの仕草をします。
次の演目は1番人気の「ささら舞」  
華やかな花笠をつけた4人が、12本の竹の棒をつないだ「ササラ」を振り鳴らしながらの舞。
舞うのは小学1~3年生、30分位でしたか時々笠を直したり汗を拭いたりしながらも、
元気よく堂々と懸命に舞う姿に見惚れました。
後半には、暫くでしたが    
最年少の3歳児も加わリ飛び跳ねながらの舞も可愛らしく、癒されました。
稚児舞の最後は「サイヤイヤ」、   
舞子10人が一人づつ「サイヤイヤ」の大人の掛け声と手と練棒での拍子で舞うのは、
ユニークでした。(この途中で時間なって退場)
その後中学生2人の「士官取太夫」や大人隊の「田囃し」や「蚕囃し」等があったそうです。
稲作や養蚕など農作業の様子を田楽風に神前で舞ながら奉納し、
豊作を祈願するというこの行事。舞った子供達も、貴重で素敵な経験になったでしょう。
これからも続いていって欲しい神事です。









「鏡開き」って

2015-01-13 14:57:28 | 年中行事
天気予報では晴れ間もあるというけれど、氷雨混じりの空模様続き。
暗い冬空を眺めていると、気持ちも沈みがちです。

鏡開きの日、ゼンザイを頂きながらフト想いました。
「鏡開き」って・・・ 
そこでネットで調べてみました。
「鏡餅」については
古来神前に円形の鏡を祀るのが日本の礼式であったが、
奈良時代頃 餅が使われて、鏡餅が神様とつなぐものとなった。
一般家庭の床の間に置かれるようになったのは、室町時代以降らしい。
「鏡開き」は、
神様に捧げる期間を終えた餅を割って、お汁粉などにして無病息災を祈る行事。
歳神様の魂が宿るお餅を食べると、ご利益が得られるとの事。
また1月11日なのは、111とぞろ目で縁起が良い日だから。など、など・・・

我が家では、鏡餅は11日まで置かなく8日頃に下げています。
長く置くとひび割れが大きくなるし、表面も固くなるからです。
そして ひび割れ目から手で割るけれど、中の方は包丁で切り分けます。
切腹に通じるといわれて、刃物を使ってはいけないらしいのですが。

今まで何気なく行っている年中行事。
調べてみると、「ナルホド」と興味も深まりました。




お多福神行列の後を・・

2012-02-03 22:51:43 | 年中行事
節分の今日、近くの福井大仏で星まつりが行われています。
去年は豆まきに気を取られ、
この寺の伝統行事『お多福神行列』を見失ってしまったので、
今年こそはと、豆を拾わずに行列の後についていきました。

この行事は江戸初期から続いているものですが、
私はまだじっくり見た事が無いのです。
先導は裃姿の檀家の方、その後に赤鬼と青鬼、お多福と続き、
近くの商店や民家を巡ります。
玄関先に鬼が入ると、住民が「鬼は外、福は内」と豆を投げて追い払い、
   
お多福を招きいれて、今年の無病息災や商売繁盛を願う行事です。

一人でこっそりついて行ったので、家の中の様子は撮れませんでしたが・・・
その様子に気がついた鬼さんが、   にっこり笑ってピースを。
優しい赤鬼と青鬼さん。多分アルバイトの学生さんでしょう。
私も笑顔を返しました。

ベタベタとした水分の多い雪の中、すっかり冷え込んでしまったのですが、
自分も厄払いしたようなほっこりした気分。
   その後姿も、何と無くすがすがしく感じました。


天神講と焼きカレイ

2012-01-25 11:14:07 | 年中行事
今日は天神講。
食品マーケットの折り込みチラシには、焼カレイの写真がドカンと載っている。

その中の一つに『天神講とは・・・ ふるさと福井の伝統文化です。』
そして「お正月に天神様の掛け軸か木像を床の間に飾り、
天神講にはお神酒や焼カレイ等を備える習慣が残っています。
菅原道真が城下がレイを好んで食べたことから・・・」と添え書きしてあった。

尾頭つきの焼きカレイを供えるのは、福井県の嶺北地方だけで全国でも珍しい風習らしい。
そのお下がりを食べると学業が上達するとかで、毎年買っている。
勿論その効果は眉唾物だが、味は抜群。
冬の良質な蛋白源として摂るのには、良い風習なのではと思う。

昨日の午前中まで晴れていたのに、今日は朝から雪空、積雪20㎝弱位。
雪が舞う中、マーケットで焼き立てを買ってきて天神様の前へ。
部屋中香ばしい匂いが、満ちてきました。