折り鶴の憩い

日々の想いを・・

遅い春

2011-03-30 16:03:38 | 日記
今朝も寒かった。
気のせいか、災害があった日からは重くって寒い春・・
そう感じるのは、年を重ねたからだけでは無いと思う。

我が家では、昨日ようやく最後の雪囲いを取った。
その少し明るくなった庭の隅に、小さな春がきていた。
「クリスマスローズ」の鉢に、 
いつの間にかひっそりと可愛らしい花を付けていたのだ。
北風にもめげずに、ゆったりと薄ピンクの花が揺らぐ。
その姿に、ホッとした明るさが・・

自転車で小路を通った時、玄関先の植え込みでフキノトウを見つけた。
   もうとっくに時期が終わっているのに。
        だけど、私にとっては今年初めての出会いだ。

自然はゆっくりだが、春へと歩み始めている。
何時までも暗い気持ちで、過してはいけない。
もう直ぐ4月。
暖かな春風を待ちたい。


子猫たちも、頑張ってるね。

2011-03-24 16:26:55 | 日記
先日寒い朝、9時半頃だったと思う。
自転車で通りかかるとゴミ置き場に被せてある青いシートの小さな隙間から、
子猫の姿がチラリと見えた。 よく見ると、尾っぽが2つ。

この道は月に2,3回通る小路。
立ち止まり見ていたら、1匹が顔を出しジッとこちらを見、 また潜り込んでいった。
この前通った時は、確か親子連れの3匹だったのに。
捨て猫?家猫? わからない・・ それに母猫は何処へいったのだろう。

寒さからの避難?食べ物探し?
どちらにしろ、子猫だって生きるためにがんばっているのだろう。
いつもなら『シッ、シッ」と追い払う私だが、なんだかその気にならなかった。


小さな幸せに、感謝

2011-03-20 15:20:35 | 日記
地震、津波、原発事故・・と、無常な映像の数々。
ここ1週間ウツ状態になり、ブログを書く気も出なかった。
でも、それではいけないと気づいた。

昨夜福島原発地で、懸命に放水しているハイパーレスキュー隊員の姿。
また海外では、『Fukusima50』と、原発作業員の行動を賞賛しているとか。
こうして日本や国民は、色々な人々の活躍で守られている。
こんな時こそ、プラス志向でいかなければ・・・・・
ライフラインの復活も、もう直ぐでしょう。

でも、怖いのが風評被害。
そうした事に振り回され無いように。

いつも行くマーケットの店頭には、水も食料も以前と同じに並んでいた。
今まで当たり前と思っていた「こうした幸せ」に、感謝。

復興への道のりは、かなり長くなるでしょう。
「募金以外に、個人として何が出来るのか」
その答えは、まだ出ていない。
これからじっくりと考えようと思っている。

お雛様を、仕舞う。

2011-03-10 16:09:00 | 日記
毎年2月末に、お雛様を飾る。

お雛様は長女が産まれた時、実家から「孫渡し」として戴いたもの。
40年余経っていて小物や道具は傷みや色褪せが出ているが、
お顔は今も美男美女。
この雛人形は、日本人形が好きだった母が、自分の好みで選んだもの。

今は、娘の家でのひな祭り。
孫娘は中学生、何時まで飾られるのか?
せめて私が手伝い出来る間だけでもと思うが・・
その後は、娘達に委ねるしかない。

人形箱は、今でも我が家で保管している。
昨日部屋の隅に仮置きした人形箱をみていたら、急にお雛様が見たくなった。
箱から内裏様だけ取り出し、   物干しに並べた。
相変わらず優しく穏やかな微笑みを浮かべていた。

こうして色々な想いを抱きながら、  今年もまた人形箱を仕舞った。