折り鶴の憩い

日々の想いを・・

ミルク甘酒

2016-01-11 15:24:34 | 食べ物
今雨が降っています。春雨、冬時雨、秋雨・・・
この暖冬で「植物も混乱」と、先日の天気予報で放映されていましたが、
我が家の桜草も、花が咲き始めています。

7日に、いつもの山間の温泉に行ってきました。「初温泉」です。
受付で「先着30名様に、ミルク甘酒を」と。コップに一杯戴きました
初めての味です。飲むほどに、温かさがホッコリと体中にしみ通っていく感じ。
ミルクと麹の相性も、割といい。
レシピを聞いてみました。
「牛乳と自家製の甘酒を等量入れて、それにすり卸し生姜少々」
これ風邪の時にも、いいかもしれない。今度作ってみよう。

帰る時、駐車場の裏手の土手を見てみました。
例年3月初めの雪解け後に、フキノトウが出ている場所です。
 1つだけ見つけました。    これも暖冬の影響?

「シワシワじゃが芋」と「よくねた男爵」芋

2015-04-12 11:28:22 | 食べ物
昨秋、親戚の叔父さんからミカン箱5個位の大小混じった堀上げじゃが芋を頂いた。
暫く広げて乾かしてから、段ボール箱に入れてボチボチ食べてと。
市販芋のような美男顔のが少ないので、もっぱら自家用に。
それから毎朝の味噌汁や肉じゃがにと使ったが、なかなか減らない。

暖房しない部屋で、箱に新聞紙敷いたり覆ったりして時々異常を点検。
芽が出始めると小さいうちに取っていったが、冬近くにはシワシワが目立ってきた。
それでも食べ続け、4月初めに完了。
シワシワ芋のお味は…充分美味しかった。寒さを乗り切った重厚なまろやかさ?

先日生協のカタログで、「よくねた男爵」を見つけた。
『収穫後、低温でじっくり貯蔵した甘みの強い男爵』とのコピー付。
冬越は同じだが、我が家のシワシワ芋とどう違うのかな。
面白い。と、購入した。
   
甘さや水分が多い軟らかさは、「よくネタ」芋の勝ち。
でも、贔屓みだけど素朴な味では「シワシワ」の方かな。

その後新じゃがも味噌汁で味わった。
あっさりしたそれなりの旨味、でも古ジャガイモにはグッと濃い風味があった。

若いもの、古いもの、夫々に良さがある。人間もね。

誕生日には、油揚煮

2015-02-14 14:43:56 | 食べ物
ここ数日、雪が降ったり止んだりの天候。
2月に入って最高気温も殆ど1ケタ。
積雪はそれ程でもありませんが、寒くて憂鬱な日々が続いています。
それでブログを書く気も出ず、過ぎてしまいました。

2月は、姑と夫の誕生月です。
誕生日の定番メニューは、我が家では油揚げの甘辛煮。
夫が言うには、結婚以前から続いていたそうです。
油揚げを甘辛味で煮たシンプルなもので、  本人は1丁をそのまま。
家族は切り分けてお相伴。
バースデイケーキが、油揚げとも言えるでしょう。
昭和20年代は、それでも大きなご馳走だったのかも知れません。
夫の大好物なので、姑が亡くなった今でも続けています。

「油揚げ」は福井の食文化の一つで、その消費量は全国一。
通常「油揚げ」というと薄揚げですが、福井では厚揚げ。分厚くて大きい豆腐部分が多い物。
だから1丁そのまま煮ると、味が浸みにくいので箸でつついたり時間をかけたりします。
勿論フライパンなどで焼いて薬味と醤油でアツアツで食べるのが美味しいのですが、
我が家では煮物でないと、駄目のようです。

マダマダ姑の作ったような味にはならないけれど、
我が家の風習として、残しておけたらと思うのですが・・







 「はまな味噌」を、ちょこっと手作り

2015-01-17 15:32:47 | 食べ物
14日 せいきょうの会員サークルが主催する「麹を使った料理」教室に参加しました。
その中の一つに、「はまな味噌」作りがありました。
今回は短時間で作るため「豆麹、甘麹 味付ナス」のお手軽セットを  使用。
作り方は、   ジップロックの中にセットのすべてを入れ、更に醤油と三温糖を加え揉み合わせる。
その後は冷蔵庫で保管し、1日1回良く揉み1週間寝かせれば完成。
揉む時は、「おいしくなーれ」と念じて行うとより美味しくなると、講師の弁。
また、小分けして冷凍保存すれば、1年を通して随時解凍して食べられるので便利とも。

この「はまな味噌」って、知らない人も多いようです。
実は、限定福井のご当地おかず味噌なのです。
同じグループの若い女性も、初めて聞いたと言っていました。
だから、他県の方はご存じないかもしれませんね。
見た目は余り良くないけれど、中々の味ですよ。

子供の頃、温かご飯にのせてよく食べていました。
最近は一寸遠のいていたので、懐かしくなって・・・
4日目、少し早いけれど袋から出して    味見してみました。
ちょっと熟成が不足なのか、まろやかな甘さが足らないようです。
それでも中にあるナスは、とても美味しい。豆も大分軟らかくなっています。
夫は、酒のつまみにも「イイね」と。
でも、もう少し待ちます。もっと旨味が増すでしょうから。

(附記)
  はまな味噌は、徳川家康が戦時食として浜名湖周辺で作られた「浜なっとう」が元祖といわれている。 その後越前の結城秀康が、越前地域に広めたとか。今全国で残っているのは「越前」だけらしい。
  はまな味噌は、10月頃から味噌・醤油醸造店から販売される。お店により味などに特徴があるのも面白い。


「くわい」を煮る

2015-01-08 14:05:02 | 食べ物
大晦日マーケットで買い物をしていた時、野菜売り場の棚に「くわい」を見つけた。
何時もは目に止まらないのに、多分半額のシールが付いていたからだろうか。
『石川県産 5個 580円』 半額だから久しぶりに食べてみよう。

姑が元気だった頃、クワイの煮物は「おせち料理」の中につつましく添えてあった。
そして孫たちに「これを食べると1年具合よく過ごされるのだよ」と、話していた。
しかし いつの間にかおせちから何とはなしに消えていった。

正月の後始末を台所でしていた時、野菜箱に入れた買ったままのを見つけた。
見かけの状態は、殆ど変わっていない。
芽を少し残し皮を剥き、茹でこぼししてアクを取る。味りんや醤油などの調味料で煮た。
ネットで調べると、「芽が出る」から「メデタイ」と「おせち」の仲間になったようだ。
『具合が良くなる」というのは、どこからきたのか。姑はもういないのでわからない。
でも、どっちだって良いのではないかな。
くあわいの煮物は    栗のようなホクホクした優しい味になった。
夫も、美味しそうに食べていた。
メデタシ、芽出たしで、よかった!!