折り鶴の憩い

日々の想いを・・

自転車で転んで・・・初めて知った湿潤療法

2016-07-26 16:45:19 | 健康
先月末、自転車で帰宅途中雨が降り出した。勿論雨合羽は常備。
脇道に入って車を避けようと歩道に上がろうとした時、左側にゆっくりと倒れた。
周りを見回すと、遠くで中年男性が心配そうに見ていた。恥ずかしさもあり直ぐ自転車に乗り帰った。

帰宅すると、左膝下が痛く擦り剥いて皮膚が一寸剥け血もにじみ出ていた。
膝などは痛みもなく異常はない。骨は大丈夫みたいだが、この傷の処置どうしよう?

以前テレビで小さな傷は、消毒はしないでもよいとか・・・
急いで水道で傷口を洗浄。薬箱を探すと、「貼って使う傷あて材」の試供品1枚見つけ使用。
翌朝見ると、貼った傍から液が漏れだしている。どうすればいいのか。
かかりつけ医(内科医)に診せると、湿潤療法(モイストヒーリング)を教えらた。
そしてシート「デュオアクティブET」(800円)を自分で貼るように、と。

「湿潤療法」・・ 初めて聞いた。
今までは怪我をすると、消毒しガーゼを当てる処置法だったが。
それが最近では、傷口から出る「浸出液」で傷を覆って湿潤環境にして皮膚を再生させる方法とか。
 
翌朝痛みはないが、シートの周りに液が溢れ出ている。交換してみたが余り変わらない。
少し心配になり、外科クリニックへ。
医師は持参のシートで交換処置し、その上に透明フイルムを貼った。
液が出たら拭き取ればよく運動も可。風呂はシャワー程度に。
     
朝起きると、足に液がなだれた様な跡。乾いていたが・・やはりまだ液が出るようだ。
そのような状態が暫く続いた。
1週間経ってクリニックで診てもらうと、
これまでの大がかりシート貼りから、創傷用シート(シルキーポアドレッシング)に。
       
その後傷を見ると乾いていたので、もう自然に治るのでシートも貼らなくてよくなった。
2週間後「かさぶた」は取れた。触っても痛みはない。 新しい皮膚が出来ているようだ。
早速大きさ別に幾つか「創傷被覆材」を、買って常備した。

人には元々自然治癒力があり、傷口からジュクジュク出る透明浸出液には、
細胞培養液が含まれていて治癒に役立っているとの事などと、
「湿潤療法」を知ったのは怪我の功名?


福井も、梅雨明け

2016-07-23 11:26:17 | 季節
昨日、北陸地方も「梅雨明けしたとみられる」とのこと。
以前は「梅雨明け宣言」だったのに・・・ これも異常気象で判断が難しくなったから?
今年の梅雨入りは6月13日、けれど梅雨らしいシトシト雨は少なかった。
それに7月中旬は、最高温度が30℃前後。
北風の日も多くてしのぎ易く、クーラーの出番も殆ど無かった。
毎年このようだと良いのにと思うのだが、九州などの集中豪雨はやはり異常なのだろう。

今朝久しぶりに朝散歩に出かけた。
近くの川のほとり、「ミソハギ」が紅紫の花を咲かせていた。
穏やかな流れの中で、30㎝大の黒い鯉が姿を見せた。と,直ぐに水藻の中に隠れてしまった。
今頃の雨の日の後、網をもって魚取りに出かけた子供の頃を懐かしく想い出した。
あの時は「メダカ」と「フナ」。今は余り見かけなくなったけれど、何処にいったのだろうか。
     
川沿いの小路には、色とりどりの小さな花が競い合って咲いている。
濃い緑の葉っぱになった木々、その下の小枝の間に蜘蛛の巣が。

これからが夏の本番。
暫くは暑さとの戦いだが、何とか楽しみながら過ごしてゆきたい。




半夏生の花

2016-07-18 13:55:09 | 桜・花・いろいろ
今回も、先日のバスツアーの続きです。

小雨が降りそうな天候の中で、バスは次の若狭国吉城歴史資料館へ。バス下車から20分弱歩く。
   
資料館の傍には「半夏生の群生地」が広がっていた。城はなくて史跡だけ。
資料館で説明を聞くが、私のお目当ては半夏生のウォッチング。

「半夏生」は、七十二候の一つ。今年は7月1日だった。
福井では焼きサバを食べる慣習と「半夏生水」といって大水に注意する日と言われてきたが、
「半夏生」という植物についてはよく知らない。 
     
花は穂状の白い小さな花序。一寸貧相というと可哀想。お淑やかで風情のある風景かな。
見所は葉。花穂のすぐ下の葉が、付け根の部分から先端にかけて部分的に白い斑状。
ビールの泡のようにも見える。これも花が終わる頃には、緑に戻るらしい。
時期が少し遅かったので、白い部分が多く見られなかったのは残念。

近年、こうした群生地も環境の変化から絶滅が危惧されている地域もあるとか。
そういえば子供の頃、田んぼの傍で見たような記憶もあるけれど確かではない。
今回のツアーで知りたかった植物を、実際に見られてよかった!!

 (追記)
 若狭国佐柿国吉城は、
 10年に及ぶ越前朝倉勢の猛攻を防ぎ、信長・秀吉・家康が越前攻めに出陣した
 若狭国東方守護する天下の堅城だったとの事。

ちょっと残念!!北陸のハワイ 水島

2016-07-16 15:37:20 | ツァー・旅行・たび・・色々
前日の続きです。

花はす見学の後、昼食は敦賀市でお刺身と天ぷら定食。
次は「北陸のハワイ」とも云われる「水島」へ。
以前から行ってみたかったけれど機会がなくて・・・
というのは、渡し船の運航が夏季(7~8月)限定だったので。

敦賀半島のほぼ先端の「色が浜」までバス。乗船場まで歩く。
空は薄墨色で蒸し暑い。梅雨の真ん中だから、雨降りでないだけ有難い。
海に出ると、波は穏やか潮風が心地よい。乗船約5分で水島到着。
      
白砂が広がる遠浅のピーチ。透明度大で、魚も見える。
無人島で店も何もない。それがいい。
若い男女が、浜辺や海中にと楽しそうに遊んでいる。のんびりとした空間が広がっていた。
でも、残念なことは エメラルドグリーンの世界が見られなかったこと。
これは天候のせいで、晴れた青空の下では美しい青い海に見えるそうだ。
今度晴れた日に、来てみます。帰る船の中から、島に向かってつぶやいた。


花はす公園にて・・

2016-07-15 11:40:40 | ツァー・旅行・たび・・色々
よく参加するバスツアーのコース案内に、「福井大好き 魅力再発見」のタイトルと
≪ここでしかない きらめきの夏 はじまります≫のキャッチフレーズがあった。勿論日帰り。
そのコースには、行きたいが中々行けない所が何か所か入っていた。

その一つが、花蓮の郷「花はす公園(南越前町)」
花はす公園に着いた時曇っていて蒸し暑かったけれど、人出はマアマア。散策する。

眼前には、花はすが一面に広がっていた。
白い花はすの群れの前に立った時、芥川の「蜘蛛の糸」が想い出された。
美しくまっすぐに立つ清純な白の佇まいと大きな葉っぱ・・・思わず池の中を覗き込みそうになった。
        
色んな想いで散策していると、風車の群れに出会った。もちろん蓮の花である。
空に向かってもう暫くの命を鼓舞しているのか。
    また、何とも言えない薄ピンクの花その彩どりにも癒された。

この花はす公園には、世界の130種の花はすが集められているというが、どれも見事で甲乙つけがたい。
「萬歳楽蓮」の立て看板には、東日本大震災の時福島県のため池の地盤亀裂から50年間眠っていたはすの種が目を覚まし、白い花を咲かせたと記載されていた。
と、はす園の池の中でお掃除している方がいた。こうした人達のおかげで、この幻想的な風景は成り立っているのだろう。
     
蓮池の反対側に、ヒマワリ畑があった。観光客は誰もいない。でも、元気よく空に向かって夏を叫んでいるように見えた。