先日、福島県双葉町にある
東日本大震災・原子力災害伝承館に行ってきました
地震、津波、原発と複合災害について
震災前、震災当時、震災直後と時系列でたどり
資料・証言・記録をもとに
複合災害の悲惨さを私たちに
訴えかけてくれる内容になっています
普通の生活を瞬時に奪い去った災害
どれほど恐ろしいものか
どれだけ人々の生活を変えてしまったのか・・
現実とは思えないような悲惨な災害であることを
改めて実感しました
伝承館の中から見た風景
何もない風景
これは、津波でなんにも失くなっちゃったんですね
綺麗に整備され・・
被災地を訪れると、みんな綺麗に整備されているんです
災害前よりも綺麗に・・
一般的には、それが「復興」というものなのでしょうか
でもなんだか
整備された風景を見て「綺麗になって・・」と思いながら
とても寂しくなるんですよ
いつも思うのですが
昔のままの姿が戻ってくることが
「復興」だったらいいなと思います
新しい道や家ではなく
新しい生活や地域ではなく
全て昔のまま・・
通い慣れた道、見なれた町並み、顔見知りのご近所さん・・
昔のまま戻ってくるのが「復興」・・
もちろん
昔の状態がそっくりそのまま戻るなんて不可能なんですけどね
でも、やっぱり
昔のまま戻ってきたらなぁと思うんですよ
まだまだ
自分の気持ちのどっかで
「復興」という言葉の中に
昔に戻してくれることを託しているような
そして願っているような気がするんです
叶わなくてもね・・
では、またね👋
「復興が進んだ」と言われても
なかなか納得できず、寂しい気持ちになるんです
仕方がないことなんですけどね
それが「災害」という実態なんですね
双葉町には、震災から10年経った今でも
まだ帰宅困難地域があり
震災は、まだまだ続いていることを実感します
震災について改めて考えるきっかけになりました
昔に戻るって不可能かもしれないけど 生活していたそのまま・・・
一番 落ち着くのではないかな?
復興 って難しいね。
伝承館から見た風景 寂しさを感じます(*^_^*)