椿餅(つばいもちひ)
日本最古の餅菓子で、「河海抄」によれば、餅の粉を甘葛(あまずら)でこねてツバキの葉で包んだものとされています。
平安時代のお菓子と言えば、あめや油を使うもの、特に油で焼いたり揚げたりする唐菓子と呼ばれるものが主流だったそうで、この椿餅と「枕草子」に出てくるあおざしというお菓子だけが 唐菓子ではない例外なのだそうです。
平安時代には宮廷で正月に作られた卯杖(うづえ)や卯槌(うづち)にもツバキが用いられていましたから、ツバキには邪気ばらいの意があったのかもしれません。とにかく、この椿餅というお菓子は、蹴鞠の折に出すものとされていたようです。
◆写真と参考:椿餅手前左 風俗博物館
日本最古の餅菓子で、「河海抄」によれば、餅の粉を甘葛(あまずら)でこねてツバキの葉で包んだものとされています。
平安時代のお菓子と言えば、あめや油を使うもの、特に油で焼いたり揚げたりする唐菓子と呼ばれるものが主流だったそうで、この椿餅と「枕草子」に出てくるあおざしというお菓子だけが 唐菓子ではない例外なのだそうです。
平安時代には宮廷で正月に作られた卯杖(うづえ)や卯槌(うづち)にもツバキが用いられていましたから、ツバキには邪気ばらいの意があったのかもしれません。とにかく、この椿餅というお菓子は、蹴鞠の折に出すものとされていたようです。
◆写真と参考:椿餅手前左 風俗博物館