中爺通信

酒と音楽をこよなく愛します。

高校入試

2024-03-07 21:00:00 | 雑記
 今日は山形の県立高校の入試日。我が家の裏は、山形でも人気のある高校なので朝からテレビクルーが集まっているのが、窓から見えました。

 あとで県内ニュースに使うのでしょう。

 その後、山響のリハーサルの前に入った蕎麦屋で、流れていた昼の報道番組にやはり映っていました。

 受験生だけではない。校門をくぐる生徒に声をかける塾講師たちも取材されていました。私はこっちに見入ってしましまいます。

 画面に映る塾講師の若いこと。本当に懐かしい。私も昔やりました。…こういうのは若手が駆り出されるものなのです。

 まず、早朝に各高校に配置され(時間外ですがもちろん手当などはありません)、生徒たちに派手に激励の言葉をかける。

 これは塾の宣伝でもある。あとで合格した時に「私の塾の先生が声をかけてくれたのが本当に心強かった!」みたいな評判が流れれば、その子の弟妹は獲得したも同然ですし、さらに近所にも広がります。

 試験が始まると塾に戻り、ひと休み。前日の夜までギリギリの対策授業をしていましたから。しかしそれもつかの間、終わり頃になると、また高校前の持ち場に戻ります。

 そして、試験を終えて出てくる生徒たちに声をかける。失敗したとか、あるいはそうでなくても極度の緊張が解けて泣き出す子もいます。そこは、ガッチリと励ます。そのために来ているのですから。

 そして最大の任務。受験問題をもらう。

 塾に戻り、すぐに解いて分析します。すぐさま、次の学年の春期講習に反映させるためです。

 …けっこう大変だと思いませんか?

 学校の先生からは、ハイエナのように思われている塾講師ですが、生徒のためにかけている時間と手間は絶対に負けてない。

 このニュースを見た人は全員、受験生にエールを送ったと思いますが、私だけは加えて塾の先生に言いたい。

 今年もお疲れ様でした。来年も頑張れ!
コメント
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