佐渡の翼

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日本料理「松波」(新潟駅ビルココロ南館内)   投稿者:佐渡の翼

2012年04月25日 05時07分42秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記

2月上旬のとある日、筆者は午後12時丁度に新潟駅に到着した。15時37分発の上野行き新幹線を予約していたが、予定よりも早く新潟に着いたため、もう少し早い便へ変更しようと新潟駅構内の電光掲示板の空席情報をチェックした。ところが生憎、当該予約便まで全列車共上野まで満席の状況であり、止む無く3時間半近く新潟で時間潰しをせねばならない羽目に陥った。しょうがあるまい、あの大雪の中、佐渡で同様の時間潰しをするよりはましだと思い、まずは昼飯を食べる事にした。駅構内のコインロッカーにオレンジのボストンバッグを預けた後、「どこへ行こうか?」と思案した。そうだ、ココロの南館のレストラン街が未チェックだったなと気づき、そこへ行く事にした。レストラン街の案内看板には、全国チェーン展開の店ばかりが並んでいたが、日本料理だけは地元新潟の店だと謳っていたのでこのお店に入る事にした。お店は、駅ビル内に入居する店には珍しく、ドアを開けないと中に入れない仕組みになっていて、何だか敷居が高そうだ。この種のお店なら間違いなく空いているだろう、そう確信して玄関扉を引いてみた。中に入ってびっくり!全席個室で、ほぼ満席のご盛況だ。だが、運よく奥の一部屋が空いており、そこへと案内された。肉は二日前に食べたばかりだし、本日まで佐渡で海鮮攻めにあっていたので、食べる物は、中華か鰻以外になかったので、「おばんざいの食べ放題がありますが、よろしければ」と言う仲居の声を遮りつつ、筆者はうな重(2800円)を注文した。地産地消のお店とかで、鰻もお米も新潟産だそうだ。特に、「お米は新穂産の無農薬米です」と書かれたパネルを、誇らしげに各テーブルの端っこに置いていたのが印象的だった。筆者がうな重を注文したら、仲居のおばさんが「焼きあがるまでに10分程度お時間を頂戴しますがよろしいでしょうか?」と問うてきたので、「何だ、たったの10分か、けっこうけだらけ猫灰だらけだよ、小田急の双葉で25分待たされたのを思えば可愛いものさ」と、ココロの中でつぶやきながら、「構いませんよ」と笑顔で応じておいた。

 

きっかり10分でうな重が出来上がった。鰻は背開きで関東風であり、お味は双葉とどっこいどっこいである。双葉よりも蒸し加減が少ない分、やや弾力性が強い鰻だった。新潟の割にはよく出来ている方である。2割ほど鰻を残したが、ご飯は全量を摂取した。ま、鰻専門店のそれには敵わなかったが、美味しいうな重であった。



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