転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



今月は、ただ一度の二連休だった11日と12日を東京旅行に費やしたので、
ほかに休日として自由になったのは、今までのところ4月5日(木)のみだった。
残りは、日曜日も含めてすべて仕事と両親の用事で消費された。
このあと、まだ19日(木)と26日(木)が空白で残っており、
なんとしてもこの二度の休日だけは死守しなければと、今、思っている(汗)。

再来週の25日(水)も会社の仕事は入れていないのだが、
この日から両親が、例の介護つき有料老人ホームに
初めて四泊五日で滞在してみることになっており、
そうなると当日は、移動と荷物の片付けで一日使うことになると思われる。
更に、その翌日の26日(木)も、本当なら私が顔を出して、
「その後どう?」
「何か要るものがあれば買って来るけど?」
等と、愚痴を聞きがてら様子を見てやるべきなのは百も承知しているのだが、
そんなことをしたら、いよいよ私の貴重な休日がなくなるので、
私は26日については、自費でヘルパーさんを1時間程度お願いし、
ホームを訪問して両親の用事をしてやって下さるようにと
既に昨日、ケアマネージャーさんを通じて手配をお願いした。
母が心から信頼しているヘルパーさんがお二人いらっしゃるし、
自家用車を持っていない私より、ヘルパーさん方のほうが
実際ずっとフットワークも良く、介護に関しても有能だ。

両親の介護については私は、適宜、意図的にサボることにしている。
私がキレたら誰も両親の面倒をみられる人間は居ないのだから、
私はときどき、わざと自分を甘やかし、力を養う必要があるのだ。
また、両親のために実家に泊まり込むことも、私は極力しないと決めている。
主人を犠牲にしたら、私のほうの家庭が崩壊すると思うからだ。
万一、こうやって私が手を抜いている最中に両親に何かあったとしても、
ゴメンナサイと思ったあとは、そういう定めだったのだと割り切るつもりだ。
もう90歳夫婦だし、あれこれ望んでもキリがないではないか(^_^;。
舅姑を介護したときは、そのように考えるには結構な罪悪感があったが、
自分の実の両親については、幸いにきょうだいなどが居ないので、
文句を言って来る人も皆無であり、私が良ければAll OKだ。

今回の老人ホーム四泊五日がなんとかなったら、
今後は徐々に滞在期間を延ばして貰いたい。
実家は加速度的に清潔でなくなっており、だのに両親には自覚がないので、
2人のどちらか・或いは両方が、何らかの感染症で倒れるのも
もはや時間の問題ではないか、と私は日々、戦々恐々としている。
「ちとは着替えたら」
「いつ風呂に入った?」
「そろそろ髪を切りに行ったら」
等と私が促しても、面倒なのか、
「まだいい」
「今度にする」
等と受け流しているだけで、ふたりとも全く言うことをきかない(汗)。
風呂の準備はするし後片付けもするから、入るだけでいいから、
とも言ってみたが、
「寝る前に入る。明るいうちに風呂入ったら風邪をひく」
との謎理由に固執し、私の居る昼の時間帯に入浴させるのは困難だ。
それに、彼らはそもそもが「くえない」老人たちなので、
仮に私が彼らの「寝る前の入浴」実現のために夜まで居残っても、
どうせまた、なんのかのと言を左右にして結局は入浴しないに決まっている。
暴力的に服をはがして浴槽に押し込むようなことは、さすがにできないし。
洗髪とヘアカットについても、タクシーで私がつれて行ってあげるから、
と言ったのだが、「またにする」とのことで、ラチが開かず。
「家に来てくれる散髪の訪問サービスもあるよ?」
と提案したが、これまた「まあそこまでせんでも」で終わり(汗)。
『そこまで』って何だよ、行くとこまで行っとるから言うとんじゃ(--#)。

私が期待しているのは、ホームに入って環境が変わり、
職員さんからの働きかけ等もあるようになれば、
両親も多少は「見栄」や「遠慮」もあって身仕舞いをするようになるのでは、
ということだが、本人たちが頑として拒否することについては、
ホームにお世話になったところで、職員さんの方々にだって
できることには限度があるというのも、私は重々承知している。
しかしともあれ、ホームでなら倒れても人目も人手もあるし、
ホームから搬送して貰う病院だって提携先が決まっているだけ、現状より良い。
夜に私が駆けつけて救急車を手配し、半徹の労働をさせられた昨年のことを思えば、
とりあえずホームに入っていて貰うほうが、環境としては恵まれている。

今にして思うと、認知症で介護度5だった姑のほうが、
この二人とは比較にならないほど、清潔な生活をしていた。
全介助であったため、清拭や更衣に関してヘルパーさんや私に決定権があり、
発熱の有無や血圧の状態を見ながら、入浴の頻度もこちらで調節できたからだ。
特に名前のつくような病気もせずに90歳近くになり、
なお自己主張を通して生活していると、実家の両親のようになるのか、
と私は最近、かなり、ゼツボー的な気分だ(^_^;。

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