転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



風邪のつづき
まだ二日目なので、急にはどうにもなりはしないのだが、
とにかく引き続き、首から上だけが病人のワタクシである。
咽頭炎の痛みは昨日よりマイルドになって全体に広がり、
鼻炎は更にうっとうしく、両肩から頭部にかけて、ぼんやりと怠い。
熱は全くないし食欲もあるので、重症感は無いが、しかし勢いも出ない。

秋のポゴレリチ
ツイッターやfacebookに出ている感想を観る限り、ポゴレリチの、
ここ数日のヨーロッパでの公演はなかなか聞き応えがあったようだ。
特に23日ミュンヘン公演は、ファン的には「『神』公演」であったらしい。
開演時刻になっているのに本人が登場せず、まず調律師さんが舞台に現れ、
ピアノの蓋を外し、中箱も引き出して、再調律を大がかりに始めてしまい
(当然、ご本人の要請だ)、客席がざわつき失笑も漏れたそうで、
やがて作業が終わり、無事にピアノが元通りになったところで、
客席から拍手喝采が起こり、調律師さんも手を振り笑顔で退場したということだ。
そして、この日のリストのロ短調ソナタは45分をかけての演奏で、
まさにポゴレリチにしか出来ない、彼の大ファンのためのリサイタル、
という様相を呈していたそうだ。いよいよ文字通りカルトの世界だ(^_^;。

友人のメアド
三年前の10月24日に亡くなった友人の携帯が、その後もずっと生きていたので、
私はほんの時々、ご機嫌伺いのメールを送っていたのだが、
昨夜、三年経ったんだなあと思いながら近況など書いてメールしてみたら、
アドレスが無くなっているという通知が戻ってきた。
再度は試して見なかったので、もしかしたらメアドは変わりなくあって、
ただ私がNGワード(爆)を使ったせいで受け取られなかったのかもしれないが、
そうではなく、もしご家族のお考えがあって、携帯を解約なさったのだとしたら、
それはそれで、良いことなのかもしれないなと思った。
別にメールを送っても送らなくても、いつでも彼女とは会える気がするし、
現世の日常生活の中に彼女がいないことが、ご家族にとっても友人知人にとっても、
受け入れられる、普通のことになったのだとしたら、
それはそれで、静かに喜ぶべきことのように私には思われた。
もともと彼女は、「自分がいなくなったあと、できるだけ早く、
周囲の人には何事もなかったように、それまでの生活に戻って欲しい」
と、強く願っていた。
それは彼女のことなどどうでも良くなってしまうのとは、全く違うことだ。

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