民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Vol.1752 五穴の宇宙

2011-11-15 16:27:00 | 蘊蓄ちくちく
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「存在する宇宙」と「存在しない宇宙」
「宇宙」という言葉が初めて出てくるのは、
中国・漢の 時代に書かれた「准南子」という書物だ。
そこには「宇」とは空間であり、「宙」は時間であると説明されている。
「宇宙」とは時間と空間のすべて、というわけである
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宇宙について語る気はない・・そんなに賢くない
「大きい」と言う事を指して、宇宙的とか天文学的とかいう表現がある。
そんな中で、さてこのチッコイ宇宙は「はて?なに系なのじゃろ?」




尺八の中の風景・・音の宇宙だ。
綺麗に漆が塗ってある。
塗ってないのも有るらしいが、大抵は塗ってある。
この製管師の塗りも随分きれいになった。
どうやって管の中を塗るのだろう・・シッテルケド


或る風の強い日、竹林の中から「ヒョー!」と言う良い音が聞こえてきた。
管(くだ)の切り口に風を当てる楽器の起源は案外そんな所にある・・の・・カモ

尺八の音はこの「五穴の宇宙」から生まれる。
たった五つの穴からオーケストラにも対応する。
こんな簡素な楽器を自在に扱える人には「カミサマ」の称号を与えたい

今日も「五穴の宇宙」に挑む仙人である

コメント (2)
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