民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Vol. 225 小さなゲスト

2007-08-31 22:52:22 | Weblog
拙者が島に行くのを楽しみに待ってくれる子供たち。この子らは知り合いの君の子供たちだが、訳有りで拙者のお土産と手料理を待ってくれる。詳しくは書けないがこれも功徳と納得している。夫婦間のトラブルでその被害にあった子供達とだけ書いておこう。左の方にもう一人末っ子が居たのだがうっかり別々に撮ってしまった。4人姉妹で父親と暮らしている。親の事はどっちの言い分がホントだか立ち入る事ではないが、いたいけな少女達が不憫でならない。・・拙者にどうしようもないが、今更知らん顔も出来ないほどなついてくれる。
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VOL  224 なななななんと!

2007-08-30 20:46:34 | Weblog
山の我が家は涼しいがまだ蝉が鳴いている。数時間で緯度を南下、海抜1メートルに来たのだ。あっちっち!である。シャワーをする。何と?鈴虫が鳴いているではアーリマセンカ?。一日に二つのシーズンを楽しんだ。いとうれし。

暑いとは言いながら秋の気配はそこココに。
写真のススキ?・・拙者マダ見たことがなかった代物。奇妙な格好をしている。普通のも良いがコレもとても美しい。栽培種ではないだろう、山のとんでもない所でも茂っていた。・・ススキの種子は何処にでも飛んでいけそうな物では有るが・・。
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VOL 224 あっちっち!

2007-08-30 20:00:21 | Weblog
久ぶりの島。取り敢えずあっちっち!。ニュースで<橋桁のボルトが折れて>・・もあり、不安なまま姫路へ。問題の事故は別の道で問題なかった。

お隣さんも相変わらず元気。名犬キックも。サウナ状態の部屋の窓を開けおそうじおそうじ。1~2時間は汗だくで戦う。このあたりは「ヤモリ」が多い。別に構わないのだが糞が大変。蛾でもハネ蟻でも何でも食べてくれる益虫なのレス。キット白蟻でも見つければ食べてくれるだろうが、いかんせん肉食の者だけに糞が臭い。

この夏に生まれたのか小さなのがチョロチョロする。テイッシュでつまんで草むらへ放してやる。あれって面白いよ、裏返ったら中々起き上がれない。隙間に入り込んで越冬するため、体つきがやたら扁平なのだ。丸みがないから起き上がれない。自分でひっくり返るような事はないだろうから、何かの弾みでひっくり返ったら命取りだな・・と思った。
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Vol. 223 懐かしい声/唄/顔

2007-08-29 22:12:22 | Weblog
昨夜の記事で「一節切り」=「ひとよぎり」に就いてはもう一つの説があった。
「一節足らず」・・6節とか5節とか・・とも聞いていて、そう信じていた。

写真は横笛・・民謡専用で音階がロツレチハに合わせてある。尺八では音は出せないが充分に理解しているので、ロツレチハで行く限り拙者的には楽勝である。
笛も色々で古くは「竜笛」からお祭り用の笛、洋楽に合う総称篠笛。この笛はロツレチハに半音まで付いているからさしずめ「民笛=みんてき」と呼ぶのが相応しいだろう。音域的には尺八の尺5寸=F~2尺3寸=Aまでと言う事になる。

このところ、思いついて莫大量のカセットテープを整理した。1週間ほど朝から晩まで浪曲が鳴っていたので流石にサイもビックリした事だろう。棚に並んでいた民謡のカセットテープも全部確認してそれなりの処分をした。捨て切れなかった物だけに「オヤ?」と思うものが多い。なくしたダイヤの指輪が大掃除で出てきた・・ほどかそれ以上の物もあった。若い頃の声は流石に張りがある・・とか・・懐かしい・・とかで、作業は遅々として進まない。懐かしい声。中にはすでに亡くなった方もある。聞いていると、先ずみぞおちの辺りが重苦しくなりやがて首まで「何かが」充満してくる。

この笛で「佐渡おけさ」を三味線と多重録音して有ったテープが出てきて、自分でも驚いた。三味線も拙者である。「中々ええやん」・・お弟子には是非聞かせたい位のものだ。あのまま精進していたら笛の腕前も○幸ちゃんの次の次ぐらいには成っていたかも・・。当時は良い*伝助があったんですよ。それをどうしたかって?・・次から次に新しい機械が出てくるので「時代遅れ」と思って・・捨てた・・物凄い後悔です。いわゆる重厚長大なる代物だから。今のラジカセは外部入力が出来ないので多重録音が出来ない。マイクの差込口もない。アンプを使ってと言うのも大変やし。

別の機会に書くが、津軽三味線の「成田光義」なる名人と親しく、三味線も可也の間教えてもらった。そのテープは30数本に及ぶがどれも素晴らしい。タイトルには「顔」まで書いてあるが、その当時のままの顔が浮かんでくる。お弟子の声も去って行った人、亡くなった人。30数年の間にいろんな事して来たな・・と・・・。

明日から久しぶりに小豆島に・・中二日以外は道中に費やされる。ブログは携帯から更新しますが、小さな写真付きで100文字だけ。「長文」さんとしては物足りないが致し方アリマセン。記事によっては帰阪後書き足しますのでよろしく。・・ちなみに*伝助は重たいカセットデッキ。拙者の場合流石に「リール式テープ」ではアリマセンが。
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Vol. 222 七節/ななふし

2007-08-28 22:42:30 | Weblog
人にはなくて七癖あり・・と言われる
主に男性を指して言う事が多いと思うが・・必ずしもそうではないかもしれない・・。

七つまたは七は、古きよき時代から縁起を担いでよく使われる。七転八起においては例外である。前出の七五三など・・追々に思い出して書こう。
写真は「尺八」短い方が尺3寸。長い方が尺9寸。総称は尺八であるが、一寸きざみで2尺2寸位までが良く使われる。ただしそれは民謡の場合で地唄では、通常尺8寸と尺6寸があれば事足りると思う。

写真では解り難いかも知れないが、一番先から数えてどの寸法でも七節でなければならない。ならないのではないが、六節だと格落ちするのレス。更にどの寸法の尺八でも必ず中央で継いであります。下半分は、特に根の部分は中が空洞になってないので穴をくります。上半分が共鳴管になるのレス。穴は前に4っつ後ろに一つ。コレで24以上の音を出すのです。更に「メリ」「カリ」が入るので可也の音の色が出せるのです。

拙者、道具は誰よりも良いものを、誰より多く「買う」人(若い頃)だったので沢山あるわけです。中は漆を塗り施し、良い物または良く「露通し」をしたものは鏡のように光っています。一時は尺八も吹いていましたが(お弟子の伴奏程度)呼吸が苦しくなってからは当然吹けません。従って新車同様なのレス。手油でジットリ重たくなって来ると益々良い音が出るのです。

直管というのも有るには有るのですが、当然七節に至らない。映画の虚無僧が尺八で戦うとしたらキット直管でしょう。継ぎ管だと飛び道具になってしまう(笑って下さい)。今ひとつ特殊な言葉に「一節切り」と書いて「ひとよぎり」・・一尺1寸1分の竹で作った尺八・・(ネンノタメに辞書を参考に)・・民謡で言う音程13本に当たる・・「本」・・この事は到底紙上では説明し切れませんので端折ります。

良く使う割りに知られていないのが「ろれつ」である。「酔っ払ってろれつが回ってないよ」・・のろれつ。・・簡単な辞書には「言葉がはっきりしない/舌が回らない」と書いてある。子供達がこのまま覚えては情緒に欠ける。・・尺八の音階は全音だけでロツレチハと後オクターブ上のロツレチハ。都合10音+半音メリ音が加わって24~5音となる。ろれつが回らないのは「ロ律が回らない」から転じているのレス。なるほど上手い演奏家はしなやかに指が良く動く。

ちなみにメリ音=あごを引いて風穴(唄口)を狭くして「弱く・フラット」させる。反対にカリ音はあごを上げて唄口を広げ「強く・シャープ」させる。ちなみのちなみは「カリ」は「張り」から来ています。メリは勿論「よわめる」のめるからです。フランス人が「ハヒフヘホ」を発音出来ないのと同じ理由で、例えば音階で「チハチハ」と言う時「ハ」は力が入らないので、指導者は「チカチカ」と発音するのレス。

最後に五律上下を吹き分けるので10本持っていれば少なくとも15~20本分の音は出せるのです・・上級者はね。
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Vol. 221 ♪時の流れに身をまかせ

2007-08-27 23:55:53 | Weblog
昨夜の記事に嬉しいコメントがあった。
コメントはいつも嬉しいが、同じような事を考えている人がいると思うと尚更だ。

パソコンやその他、付いて行けない所をヤットコサ、ゼーゼー言いながら追いかけている。昨日は「地デジ」が訳解らんので、大型店でしつこく聞いた所だ。数年前に買ったでっかい「プラズマテレビ」・・良く聞いて見ると「コレでは見れん」そうな。そんなバカな・・「最先端のテレビやで・・ヒャクマンエンもしたんやで」・・もう古いらしい。ああしてこうすれば「見ることも出来ますよ」・・なんじゃそりゃ!「みる事も出来る、かいな?」

むかしの事ばっかり書いていると「そんなに好きなら行って来なはれや!」と言われても困るんです。夢で勝手に遊んでいるステージでは、柔らかものを着込んだり、粋な遊びをしている人の仲間だったりするのだが、現実がそうじゃ無いのだから、タイムスリップしたとしても、百姓なら水も飲めないドン百姓。商売人ならせいぜい小さな炭屋の小番頭。コレじゃ少なくとも今のほうがましかな・・と。

毎日毎日まだまだ暑い。カキ氷の話になった。本気で食べたくなった。頭にキーーーンと来る・・金時を口に入れるとホッとする生暖かさ・・宇治もミルクも全部掛ける・・ゴックン・・。
・・無いね・・皆目ない・・案外値も張るし・・商売にならんのやろうね。紙カップのじゃそれこそ情緒が無い。2~3日前に、どっか通った時に見かけたナーー何処だったかなーなどとキョロキョロ見ながら走るも、一向にアノひらひらゆれる・・あれ何と言うンやろ・・暖簾でもなし・・おでんやなら提灯だが・・無い。

物は試しで大きなスーパーの2Fの奥のファストフードの店へ。・・あった!!。
めちゃんこ喉が渇いている。ちらと右を見たら「生ビール&たこやき」
その瞬間、もう氷はどっちでも良くなっている。「うまい!!!」・・コレはビール。タコ抜きたこ焼きは中は糊のようだ。皮?はと言えば噛み千切れないような感触。ビールで流し込む。

写真である。かろうじて縦線のハネに3本の筆割れ?(なんと言うのかご存知の方は是非ご教授を)が見える。
こう言う看板文字には絶対の約束事がある。七五三一と使う事になっているのだ。大丸のロゴも今は横文字のようだが江戸の大丸さん以来「横打ち込み=1、たての打ち込み=3。ハネ=5、最後のハネ=7」・・だったと思うのレスが。・・または1,3,5。しょうも無い事にこだわるがそれで何とか気分が落ち付くのです。そうなってないと気持ち悪いのです。

時の流れには身を任すしかないが、今にもおぼれそうだ。
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Vol. 220 猫も杓子も

2007-08-26 21:58:46 | Weblog
商売柄、棚イッパイ・・そこら中にカセットテープがある。
至って整理下手なので何がなにやらサッパリ解らん・・それでも随分整理してきた。この際、上げれるものは上げちゃおうと、日にちいっぱい整理をした。

テープに書き込みをすれば幾らか解り易いのにそれをしない。チョット一曲入れただけのが沢山ある。大掃除の古新聞と同じだ。「へーー?」とか「ほーー」とか言っては聞いてしまう。中々前に進まないのだ。近頃は全てを「MD」にする。宣伝ではないが中々のスグレモノ・・チャプターと言うのか、切れた所で頭だしが出来る。時間があればいちいち曲名を入れることも可能。曲数の総数、夫々の時間、総計の時間が一目瞭然なのだ。その上ラベルでなるべく細かく書けばもう完璧。
それとアノ、ラベルを印刷する機械・・下手な字で書いてもパッとしないが、アレなら気分がいい。見やすいし・・。

今日に始めた事ではないので、相当なテープを処分できた。NEWのテープと歌手のテープ以外はもう一本もない・・全部MDに入った。捨てた、上げたである。昨日來の浪曲のレコードもあと数枚を残して全部MDに。おびただしい量のビデオテープもDVDに移った。編集を要さない場合はダビングONしたまま寝る。コレがまた楽ちんなのレス。ビデオテープは流石にそのままではゴミに出せない。バーナーで焼き付けてからプラスチックゴミとして出す。

以前、写真の時は流石に考えたがキッパリ断行した。アルバム無しの写真だけで、みかん箱2杯有った。燃やした。青白い炎が意味ありげに不気味だった。今にして思えば、もう少し選別して処分しても良かったかな?と思うが後の祭りだ。後悔でもない。どうせ見て楽しンで呉れる人は誰も居ないのだから。それに後は時間の問題だし。

もう、広辞苑も英和和英の辞典も不要の時代が来ている。先ず百科事典など見るより、即googleだ。全国のお祭りだって旅行者に尋ねる事もない。全てが変ってしまう。追いつかないが、頑張る拙者なのレス。先日「ボンボンベッド」なるものが欲しくなり、何処へ行こうか何時行こうか等と思いながら検索をしてみた。思い通りの物が二日後には着いた。拙者の中では江戸時代と現代がうまく溶け合っているようだ。

古い日本は、明治維新で新しいものと入れ替わってしまった。全部ではないが。落語や浪曲から教わるのは、丁度おじいちゃんやおばあちゃんに物事を教わるのに良く似ている。拙者おじいちゃんやおばあちゃんはおろか、父にも教わる機会がなかったので、それの代わりやな・・と納得している。

「親孝行したい自時分に親はなし」とココまでは良く聞く。浪曲ではその後に「さりとて石に布団も掛けられず」と言ってくれるのだ。フムフム・・フム。
長屋の熊さん「ご隠居、なんでアンコロモチって言うんですい?」ご隠居「それは面白いことを聞いてきたな、ソレハな、もとは《餡衣餅》=あんころももちと言うたんじゃよ」「チョットややこしうござんすね」「それが舌かみながら喋っている内《あんころもち》となったんじゃよ」

「猫も杓子も歩いて初詣に行くんでやすかい?」「馬鹿だね熊さん、そのもとは
《女子も若子も=めこもじゃくしも》・・と言ったんだ・・。それを同じように話し言葉で喋ってる内にね・・

はじめて植えたオクラ・・今頃花が一つだけ。一個のオクラを二人でどうやって食べようか?

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Vol. 219 茨木童子/酒呑童子/大江山の鬼

2007-08-25 22:56:37 | Weblog
「♪三五 十五夜 音無瀬橋に 月が泣いたかホトトギス」・・福知山音頭

鬼の面は・・大抵♂
般若という怖いお面をご存知か?・・アレは♀なのですよ。
外面如菩薩内面如夜叉・・と言う表現は・・SIKOME・・も含め女性への賛辞である。

茨木童子は摂津の国水尾の生まれ。諸説ありそこに捨てられたとも。母親の胎内に16ヶ月も居り、生まれた時はもう歯が生え揃っていた。すぐにヨチヨチ歩いたという。・・中略・・丹波の山奥に入った童子は、大江山に住む山賊の頭「酒呑童子」のもとに行き「茨木童子」と名乗って副将格になった。童子は手下を従えて近くの村や町、または夜の都に出没して金銀財宝を盗み人を殺し女をあさった。女で役に立つものは召使にし、・・
他市の人の認識は「雷様」であったとも・・「茨木童子」でgoogleに詳しい。

茨木童子はマイナーだが酒呑童子はメジャーだ。棲家は大江山
「♪福知山出て長田野越えて 駒を早めて亀山へ」
関西の方なら何処もおなじみの地名だ。
「♪鬼の棲むちょう大江の山に 岩の扉は千畳敷」
話は大きい方が良いとは言いながら可也でかい
「♪山出て山出て来る事ぁ来たが 今は丹波が懐かしい」
話は広がるが、広く丹波は名杜氏の多い所。極寒期日本国中に酒の仕込みに出稼ぐ。「デカンショ節」に唄われるが、ココでは福知山音頭に話をとどめる。

「♪福知千軒流りょと焼けょと 一町残れよ土手の町」
この歌詞の意味を正確に知る人は少ない。・・まだ河川の治水が充分に出来ていない頃は、土手で川の流れを守ると言うより、村を土手で囲んだ。その方が確実に水害から自らを守れるのだ。その考えは全国にあったが現代の暮らしに合わぬと言う理由で取り払われた。近くでは20年ほど前に長良川が決壊した折、一個村だけ無損害・・全域が水浸しの時にである。逆に非難を浴びたと言う皮肉もある。コレで歌詞の意味は汲み取って頂けるものと思う。

「♪福知山さん葵のご紋 いかな大名もかなやせぬ」
「♪今度のお江戸の若殿様に 知行がますげな五萬石」
・・で解るように小さいながら天領である・・と領民は誇らしく唄うのレス。
正に近場の事でもあり、歌詞の採集も兼ね一度は行って見たい盆踊りである。
この時期は「地蔵供養の盆踊り」そこココで賑やかだ。コレが終わると本当の秋が心の中にもやってくる。
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Vol. 218 浪曲三昧/なにわぶし

2007-08-24 21:29:46 | Weblog
NHK/浪曲名人撰・・LPが20枚のセットを大切にしていた。
やっと複写の要領を得てレコードからMDに移す事に成功した。??簡単な事チャウン??。レコードからテープへは簡単に出来る。今時の「CD/MD/テープ」のラジカセは外部入力が出来ない・・。色々あって制約があるのだろう。

電気屋さんか詳しい人なら何でも無いだろうが、拙者にはとてもややこしかった。
と言うより汗を掻き掻きここまでやる気になってなかったのだ。案外面倒くさがりで「また今度」が何年も繰り越されたのだ。・・機械類を買うのは至って好きなくせに・・である。それでも絶えてなくなりそうな「レコードプレイヤー」は2台も新しいのを確保しておいた。おかげでプレイヤーの調子を気にする事は無い。

浪曲の全盛期は昭和30年位までだ。当時ラジオから流れる浪曲と数少ない歌謡曲は、とても楽しみなものであった。録音とか出来ないから必死で聞く。頭は柔らかいし唄ならすぐに覚える。みんなそうだったと思う。その全盛期のレコードであるから誠に素晴らしい。30年も過ぎて聞き直して見ると随分好みも変わるもんだなーと思う。その間浪曲を聴いていないかというとそうではない。カセットで買ったもの等を愛聴しているが・・コレほどの顔ぶれには程遠い・・のだ。

アナログの複写は絶対時間との戦いだ。しかし楽しい戦いだ。今5枚目が回っているのでほぼ4~5時間聞く事になるが、コレがまた民謡と同じで飽きることが無い。今の歳で40歳未満の人には摩訶不思議な音曲と聞こえるだろうね。もう20年もすると「コレ何?」と言う事になるね。・・せっせと老後の楽しみを用意している拙者である。コレがまた、節を楽しむものだから何度聴いても良い。話の筋書きは当然解っているが次に出てくる節を息を呑んで待つのだ。黄門さんと一緒やね。

可愛い舞妓さんに写真掲載の許可を貰ってないので「モザイク」にしてある。片目でしかも目を細めて見ていただくと何とか見えます。
大相撲も問題を抱えながら今後将来の展望は厳しいものがある。祇園町の麗しい伝統も保つのは大変だろう。町並みも家屋も何もかも「日本」を保つのは至難のことである。四季の着物も三味線も尺八もその他もろもろの「日本」である。

拙者の「夢」は老人になったら(間もなく)着物で暮らしたい・・であった。であった・・で終わるのだ。矢張り尋常では出来る事ではない・・と思い知った。せめてそれが出来る女性には大いに着て欲しいのレス。「着物が着たいから」と言う理由で三味線を始めた方のことを書いた。三味線を習い始めたら「着物が着たくなった」と、言う方の事も書いた。もう一人は「こよなく着物が好き」と、事ある毎に楽しんで居られる。いずれもとても好ましい事だ。

さて、ご贔屓の舞妓はんの名前は・・ひいきなんてとんでもないが、拙者の姉系の姪の娘である。この子がまたバレーボールの国体出場経験者でバリバリのスポーツ一家の長女。仕事にお裁縫を選んだ・・着物の仕立て・・技能検定の保持者と言う。舞妓さんの着物も注文が来ると言う・・そこで京都で「体験」を。・・と言う次第。なのレス・・頼もしい「日本」がここに居た。
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Vol. 217 三味線と言うもの

2007-08-24 00:27:14 | Weblog
読者の半数は民謡に関係なく、三味線を詳しくご存じない方も居られたのですね。

少しだけ説明をしておきましょう。昨夜は話の成り行きから皮の話になりましたが、胴体の部分を「胴」と良い、どんな高級な三味線でも「花梨」と言う木で出来ています。詳しく言えば胴の中に細工をしたものを「綾杉彫りの胴」と言い更に手を加えて音質を高めたものに「子持ち綾杉」と言うのがあり最高級である。

長い軸が「棹」で、どんな安物の三味線でも三つに抜きはずせる様になっている。木材であるから、自然な反りなどが出ないように木取りがしてある。ここでは見えないが継ぎ手の「臍=ほぞ」に金を用いたものが「金ぼそ」と呼ばれ最高級品の欠かせないパーツである。大工仕事でも5間も6間もある長い桁などには「三味線継ぎ」と言われる手法が使われる。・・形は似ず非なるものである。

やっと写真の所まで上がってきた。写真の棹20cmほどを「上棹」と言い、耳掻き状に曲がった所が「天神」。白い象牙の「糸巻き」。3本の糸を巻き取る空間が「糸蔵」。糸巻きを差し込む穴の金具も十八金から九金(くきん)安いものなら真鍮である。値段を言うと卑しいが金具だけでも30万は下らないだろう。三味線はいくつものパーツが別々の職人によってに作られ、値段に合ったものが組み合わされるのです。

例えば「胴師」その「研ぎ師」その胴に棹を仕込む「仕込み師」。「棹師」「塗師」パーツでは「駒師」「金具師」糸巻きを作る「○○師」・・詳しくは??。音緒(ねお)を作る人、胴賭けを作る人、最後に「皮張り師」。袋を縫う人、ケースを作る人・・etc・・おっと、最近の殆どの三味線は「東ざわり」という部品が付いている。・・写真で見れるか?、糸を支えている細い金具(上駒)のチョット下、太い糸の下に見える。小さいが大きな役目を果たす。・・とマー・・大変なのレス。

写真左にあるのが「天神カバー」とでも言おうか・・コレが津軽の馬鹿塗リです。
演奏する時ははずして使うのがステージマナー。この天神、木取りの方向もあって良く欠けるので要注意・・修理は高くつく。この三味線は、以上の部品の全てが最高のもので作られている・・のレス。

最後に棹・・並みから順に「樫」「花梨」「紫檀」「紅木」という材木。インド/スリランカなどアチラの木らしい。刃物が立たない「刃が立たない」木なのでやすりと直角の特殊なカンナで仕上げる。黒檀と共に水に沈む木なのだ。ちなみに黒檀は余り真っ直ぐな木ではないらしく「糸巻き」にしか使わない。

都々逸に「♪三味線の さおを手に取りしみじみ眺め したんじゃないかと なでてみる」・・ヨウヨウ!!。・・この深い意味を何処まで読み取れるかお一人ずつに聞きたいものです。・・まさか未成年者は居りませんな?。
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狩野 愛の紙上バーゲン 第二号 大太鼓36㎝

2007-08-22 22:30:29 | Weblog
「♪自棄(やけ)のやんぱち日焼けのなすび 色が黒くて食いつきたいが
 わたしゃ入れ歯で歯が立たないよ・・と来た!!」・・寅さん啖呵売より

36㎝は1尺2寸。切口のサイズ。大太鼓のチョイ下ぐらい。
ゼンゼン叩いてないので音は硬い。これから叩き込むと良くなる新品である。
30万ぐらいが相場・・半値八掛けやけくそ値段・・12万でどうだ!!。
「♪え~ん東西南北ゴメンなシャンせ」は河内音頭
「♪え~い皆さまたのみマース」は江州音頭
「♪月がでったでった~~」は九州炭坑節
幼稚園の運動会に、自治会の盆踊りにキット活躍しますよ

もう一丁45cmがあるがそれなら充分大太鼓・・投げ値の捨て値でも20万は切れない・・が??。

紙上じゃ申し込めないよね・・mail minyo@crest.ocn.ne.jp へどうぞ。
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Vol. 216 鼈甲 tortoise shell の胴掛け

2007-08-22 22:00:35 | Weblog
永い間には、何度か外国人のお客の前で三味線を披露する機会があった。

その機会の一つに、友人の獣医さん(友人と言って良いかどうか)のゲスト・・アメリカの獣医さんの時。
拙者、英語は勿論バリバリの・・不得手で・・脇の仲間と一緒になって単語を並べる。・・その日のことは解っていたので、取敢えず「鼈甲」の単語だけ仕入れて行く。その他は犬皮(けんぴ)とか四つ(猫皮)とか絹糸とか・・おおよその事はナントカなる。

亀・・など余り普段出てこない単語だけに・・それに老境に入ってからの記憶は中々定着しない。tortoise・・鼈甲は禁輸品だから貴重なのです。尊いのです・・トウトイス・・と覚えた・・うそレス・・あながち嘘でもないけどね。

彼等メリケン夫婦は驚いた。鼈甲にではなく「♪コノカワハナンレスカ?」と英語で聞いてくる。拙者は勿論流暢な英語で「犬レス」・・牛や馬の皮は彼らの開拓時代にも大いに役立ったろうから、オドロキの中に入らない・・だろう。それが
獣医として最も大切な「犬」だと言うので「♪ムカシカラ、ソウレスカ?」と聞く。またもや流暢に「♪ムカシカラデーース」と答える。「別の三味線では猫の皮も使います」・・それには又、可也驚いた様子だった・・彼らにとって猫は犬に次いで大切なクライアントなのだ。

実際問題としてワシントン条約による禁輸品なのです。少し前にも象牙の密輸品が没収されたニュースを聞いた。アチラ現地で没収された物は油を掛けて燃やしてしまうんですね・・モッタイナーー。それらの殆どを輸入しているのはわが国らしい。そして今度はコチラ日本で没収したものはと言うと数年間の保管管理の後、競売に掛けられ、落札後は正当な商品として流通するのです。どんな経歴のものかは知らないが、印材を加工したものが可也安く拙者の手にも入っている。

三味線そのものも、三味線屋が驚く銘木である。やや細身の女性用に作られた津軽だ。コレも処分の対象だがバーゲンと言うわけにも・・。むかし成田何兵衛が自慢で持って来た銘棹だ。

胴掛け・・普通の三味線の胴掛けは厚紙の台紙にきれいな薄絹を張ってある。高級な所では西陣織など。津軽三味線になると漆塗りが多い。津軽の馬鹿塗りなどが美しい。安価な所では革張り・・牛皮を実にきれいに貼ってある。鼈甲の胴掛け等はよほどの名人か道楽者の・・。ちなみに鼈甲では裏が透けるので裏から西陣の銀無地が貼ってある・・の・・レス。

三味線と言う代物・・中々いじらしいのだ。永い間放っておくと腹いせに皮がパンと裂けてしまう。この三味線・・富山の凄い皮張り職人の手になる。普段は中棹なので余り使わない。すると冬に張って夏を過ぎ秋に開いてみると必ず裂けている。そんな事が何年続いたろうか・・。その度にお弟子のご厄介になる。・・ところが、今年は「物は試し」と、ズット使っている・・果たして結果はどうなるのか?。

暑く湿った時期にシッカリ湿気を吸って、秋から冬にかけて乾燥する。その時が危ないのだが、のんびり張った皮には影響も出ない。キット毎週使っているから癇癪は起こさない・・だろうと信じている・・今日この頃なのレス。
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Vol. 215 滑走14km??

2007-08-21 21:04:20 | Weblog
昨夜紙上バーゲンを記載しましたが、今後も時々載せる心算です。ただし本文のVolとは関係無しにして、日記のVolは丁寧に積み重ねる心算です。どうかよろしく。

さて、写真は拙者の愛車の物です。ダッシュボードとフロントガラスが光の加減で写っていない摩訶不思議な写真になりました。肝心な数字も写っていませんが、走行距離、ほぼ95,000km、地球を二廻りと言う事になります・・ね。

そう珍しい事ではないけれど、拙者的にはこのまま拙者が乗れる間、健常でいて欲しいと願うのです。購入当初、この名車と共に年を取りおじいちゃんになってから「ビンテージカー」で、ゆったりと走りたい・・と思った。新車がもっともっとケッタイナ形になって、「何と珍しい!!」と言われる頃まで持ちこたえて欲しいのレス。

初期登録がH6年2月14日であるから11年半も乗っている事になる。心臓が悪い事は今までにない・・車の事レス。ミッション(動力伝達部分)は何に当たるのか、先般大手術をした。その他は何処といって悪い所もない・・。頑丈な車だ。
露天に晒した夜も年に数える程もない。ピッカピッかに磨き上げるが経年の小傷はいかんともし難い。

さて、滑走14km・・??。我が家は標高460m?位か?。茨木市内は標高数mであるから可也の落差。・・茨木と言う所川より低い地域もあるのだ・・その所為で隣町高槻には「水車ふみ」の唄も残っていた・・別に述べる機会があると良いが。
かつて、隠岐の島ではないが、上音羽から福井と言う村まで信号が一つもなかった・・つい近年まで。その先は交通量も多い。

ある日、物は試しと思い立った。家を府道まで出から暫く行くと下りに掛かる。そこから「サー何処まで行けるか」とニュートラルに。・・時刻は夜分である。あまりの勢いに当然ブレーキを最底限・・GO!GO!少しスピードが落ちる所もあるが結論から言うと、福井まで完走である。夜分に走ったのは他の車に逢うと好きに走れなくなると言う事情からだ。

そして又なんで今日なのかである。おとといに燃料の警告灯が付いた。昨日も下りたが「マダ大丈夫やろ」と帰ってきた。片道15kとして30kである。大丈夫なはずがない。今日下り着くまで燃料があるかな?と心配になって来た・・のだ。
・・ニュートラルで快調に走る。・・滑走・・である。タコメーターは、アイドリングの650回転でピタリと動かない。・・いいなコレ・・明日からは毎日や・・。省エネや。ハイオク150円やもんナー。

2月14日に納車をする為には数日、日程の調整をした覚えがある。その日は拙者が2歳の時に亡くなった父の命日である。異国では騒がないバレンタインの日であり、墓場に足を片っ方突っ込んだ記念日でもある。因果めいた日は覚え易いと思った。

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狩野 愛の紙上バーゲン 第一号 胡弓

2007-08-20 22:38:29 | Weblog
何でもやってみたい拙者。20年も前に買いました。一度も弾いた事アリマセン。
マッサラです。弓の「弦」は風化して使えません。・・弦だけなら安いと・・。
裏皮が破れています(裏は安くで張れます)。
袋付き、ケースはありません。

半値八掛け投げ出し初商い! ¥30,000でどうぞ。

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Vol. 214 キャッホー!マリオ君レス!

2007-08-20 22:22:10 | Weblog
何がそんなに??マリオ君。

飛び上がるほど嬉しいことも中々ないね。何処で買ったのか思い出せないが、コレも随分昔の物だ。・・自分で好きに書き込む白木のマリオネット。・・半製品だからマリオ君。実際とても面白い動きをする。糸が四本あるのをまとめて括ってあるので写真のような動きだが手足別々に動かしてみると可也面白い。

チャップリンの様にしようか、それとも寅さん?・・顔も色も入れそびれて随分になる。
・・寅さんねぇ・・ご存知でしょう?。自分では趣味人(人が言って呉れるのを待ってられない)の心算の拙者だが、寅さんもまた大好きなのレス。一緒に付いて行こうとは思わないが、気持ちを楽にさせてくれる。

拙者、肉親と言うか家族と言うものに縁が薄い。田舎から出て来たと言う境遇は、大なり小なりの違いはあれ、多くの人と同じだ。身の上話をしても仕方ないが、所帯を持ってからも子供が出来なかった事で、ズッと二人キリだ。賑やかな夕餉・・など経験した事がない。いじけているのではアリマセン。寅さんのあのドタバタから、つい連想がココに。それで良く人を呼びたがる・・のだろう・・か。

子供を持てなかった夫婦は沢山知っているが、その結果はジコチューの人が多い。・・悪い意味でなく「自分達のため」のみの生活で良いからだろう。
「子供達三家族が帰ってきて」等と聞くと・・オイラにゃそんな甲斐性ないや。子供なくて良かった・・に落ち着くのだ。

誰にしても何方にしても、寅さんのお家みたいなご近所付き合いをしているかと言えば、それは何とも言えない。が、あればあったで大変なんだろうね。お客人なら「来てうれし帰ってうれし・・」で済むからね。拙者のような我侭者には野中の一軒家が一番良いのかもね・・ヤッパ。

寅さんの啖呵売(たんかばい)ではないが、拙者も今日から紙上バーゲンをやってみようか・・な。商いになるような価格ではないのでキットお得ですよ。ただしいつまでやるかは「ワッカリマセーン」・・が。
コメント (2)
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