長谷川陽子『ドヴォルザーク&シューマン チェロ協奏曲』 VICC-60654
(マルチェロ・ロタ指揮、チェコナショナル交響楽団との共演)
GWにはこのCDのドヴォルザークのチェロ協奏曲ばかり聴いていました。大学生時代にたぶん初めて聴いて以来、好きな曲です。
1894年から翌年にかけて書かれ、ハイドン、シューマンのそれとともに「3大チェロ協奏曲」と言われています。
この曲の第一楽章はクラリネットの主題から始まります。ナイアガラのインスピレーションをもとに書かれました。展開部にチェロが全くでてきません。カデンツァもなく、変則的です。
第二楽章はドヴォルザークらしいノスタルジックな曲想です。独奏チェロがクラリネットの主題を引き継ぎます。
第三楽章は民族色豊かで、前楽章の主題の回想がなされ、クライマックスは荘大です。
<シューマン>
1. チェロ協奏曲 イ短調 Op.129 第1楽章:あまり速すぎないように
2. チェロ協奏曲 イ短調 Op.129 第2楽章:ゆるやかに
3. チェロ協奏曲 イ短調 Op.129 第3楽章:きわめて溌剌と
<ドヴォルザーク>
4. 森の静けさ B.182
<ドヴォルザーク>
5. チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 第1楽章:アレグロ
6. チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 第2楽章:アダージョ,マ・ノン・トロッポ
7. チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 第3楽章:フィナーレ:アレグロ・モデラート