久しぶりに神楽坂に行きました。土曜日です。
東西線で馬場から「神楽坂」まで。2駅です。そこから雨のなか傘をさして神楽坂上から神楽坂下に向けて早稲田通りを歩きました。数年前、よく来たところです。神楽坂3丁目にある、予約してあった「結華楼」に入りました。なかなか予約もとれないようですが、一か月前ほどに予約したので、OKでした。
しゃれたお店です。右手にガラス張りの厨房があり、コックさんが仕事をしています。その前がカウンターになっています。左手には椅子席が並んでいます。入店してくる人は、みな予約客です。
前菜、よだれ鶏、神楽坂小籠包、八宝菜、白身魚の黒酢あんかけ、五目炒飯などなど。綺麗な大き目の器に、2-3人前分の料理がのり、それを小分けして食べます。中華であるのはもちろんですが、ガッツリ系ではなく、繊細な感じさえします。それは見ためだけではなく、味もです。どんどん注文が進みます。すごく、おいしいお店です。
今回は、アルコール抜きでした。ここ数日、禁酒生活をしているからです。ウーロン茶ですませました。
メジューエワさんが、朝日カルチャー(新宿)の講師にかえってきました。3年ぶりです。
今回の曲目は、オール・ショパンで、下記のとおりです。
・ノクターン 変ホ長調 op.9-2
・幻想即興曲 op.66(遺作)
・エチュード(4曲)
①変イ長調 op.25-1
②変ト長調 op.10-5
③ホ長調 op.10-3(黒鍵)
④ハ短調 op.10-12(革命)
・ピアノ・ソナタ第2番より 第3楽章「葬送行進曲」
・スケルツォ第2番 変ロ短調 op.31
・プレリュード 変ニ長調 op.28-15 「雨だれ」
・ワルツ へ短調 op.70-2
・ワルツ 変イ長調 op.69-1 「告別」
・英雄ポロネーズ
幻想即興曲は、生前には出版されなかったものです。死後、リビンシュテインが1960年に手書き原稿を発見しました。もちろん、発表されなかった理由はわからず、推測があるだけです。ベートーヴェンの月光ソナタ第3楽章と似ている部分があったから、などです。真相はわかりません。24歳のときの作品です。メジューエワさんは今回、ルビンシュテイン版を弾きました。
ショパンはエチュードを単に練習曲としてではなく、芸術作品のレベルにまで高めました。①は手をひろげて演奏する練習用です。②は速いパッセージの練習用です。③はポリフォニー、レガートの練習用です。④は左手のパッセージ用です。
ショパンは「死」と向かい合っていました。運命的なもの、デモーニッシュなものを孕んだ曲がいくつかあります。「葬送行進曲」「スケルツォ第2番」などです。ただ、男性的な力強さももっています。
ショパンはバッハのフーガや平均律を一生懸命勉強したようです。彼はロマン派の作曲家ですが、古典派の要素をあわせもっていました。作品の構造にあるのは、バッハ研究の成果です。
3年ぶりのメジューエワさんの演奏を愉しむことができました。
立教大学交響楽団・第106回定期演奏会では、次の曲目が演奏されました。
指揮は田中一嘉さんです。
・歌劇『運命の力』序曲 (G.ヴェルディ)
・『エニグマ』変奏曲 作品35 (E.エルガー)
・交響曲第2番 二長調 作品43 (J.シベリウス)
第1楽章 Allegretto
第2楽章 Tempo andante, ma rubato
第3楽章 Vivacissmo
第4楽章 Allegro moderato
「歌劇『運命の力』序曲」「『エニグマ』変奏曲 作品35 」は、聴いたことがない曲目です。パンフレットによると、歌劇『運命の力』は全四幕からなるオペラで、序曲には劇中のあらゆるテーマが盛り込まれています。金管楽器はきれいによく鳴っていました。
『エニグマ』変奏曲は、主題と14の変奏からなりたち、各変奏にはすぐには理解できない謎(エニグマ)のイニシャルが示されていると言います。
「交響曲第2番」はよく知られた曲です。今年はシベリウス生誕150年なので、この曲が選ばれたのでしょうか? コントラバスが8本ありましたが、みな女子学生でした。
わたしのゼミ学生の2人は、チェロとバイオリンでしたが、しっかりといい姿勢で弾いていたのが印象的でした。
パンとカリーライスで有名な中村屋(新宿)がだいぶ変わりました。8 階建てのビルになっていました。
中村屋に出かけたのは、「中村屋サロン」に展示されている作品を見にいくためでした。ここには、中村彜(なかむらつね)の画などが陳列されています。このサロンは、中村屋ビルの3階にあります。 なかに入ると、テーマ展示で、戸張狐雁の作品が並んでいます。「をなご」「影」「足芸」「くもり」「煌めく嫉妬」「自画像」「荒川堤」「雪の街道」「居眠りする女」「小川未明『朱杯』の挿絵」「ドレスの女」「船上にて」「綱渡り」です。
そこをすぎると、萩原守衛の「女」のブロンズ像があり、ハッとします。そして,お目当ての中村彜による「麦藁帽子の自画像」「小女」「花と果実」「花」が中心にあります。
小さいサロンですが、ほかに高村光太郎、鶴田吾郎、布施信太郎、犬養毅、会津八一の作品があります。
ハルニレテラスにある「川上庵」↑
久しぶりの軽井沢で、「弥助鮨」「BARMAN 」で食事やお酒を飲んだことは先々日、先日、書きましたが、食事以外では星野エリアのハルニレテラスまで駅から自転車で行きました。およそ、30分です。自然が豊かで落ち着くところです。おしゃれなお店がいくつも並んでいます。
軽井沢は少しづつ変わってきています。以前にあったはずのお店がなくなっていたり、新しいレストランができたり。駅北口を降りて、APAホテルの前あたりに、貸自転車があって、一日使って500円です。破格の安さです。そこは前はなかったはずです。
軽井沢にも中国の方、韓国の方は増えています。南口のモールのあたりは、中国語、韓国語が飛び交っています。どうかすると、日本人がいないような錯覚さえおこります。
いつも行く、「ふくや」では台湾の方が来ていました。台湾の方と分かったのは、英語で話しをしたからです。30代で、日本によく来ているようでした。ちなみにこの「ふくや」では、焼酎の銘酒「森伊蔵」「村尾」「魔王」の一升瓶が比較的安く入手できます。
軽井沢にはいくつかお寿司屋さんがあります。以前は駅前の「あじ」の暖簾をくぐることが多かったのですが、やや値段がはるので、この頃では「弥助鮨」に行きます。
駅を中心にすると「あじ」のある側とは正反対のプリンスホテルのある側です。プリンス通りをまっすぐ進み、左手にあります。駅から歩くと15分ぐらいあります。
このお店、以前はレストランだったところを居ぬきで購入し、お寿司のお店にしたのかは定かではありませんが、もともとお寿司屋でなかったことはなんとなくわかります。広い空間です。
リーズナブルな値段で、ネタは新鮮で美味しいです。お寿司以外にも、カレイから揚げ、あんこうの肝などもあり、夕食をとるには好都合です。
職人さんは愛想がよく,世間話にも応じてくれます。
久しぶりに軽井沢に行きました。
いいBARを見つけました。軽井沢にはそんなにたくさんBARはありませんので、貴重な存在です。
駅に近いところにひっそりある「BARMAN(バルマン)」です。そこにBARがあるとはわかりにくいです。しかし、ドアを開くと異次元空間。本物のBARです。バーテンダーさんがすぐに席に案内してくれました。
カウンターのみ8席ほど。2年数か月前にお店を開いたようです。銀座で修業したマスターが満を持してもったお店です。東京のBARそのままではなく、軽井沢らしく、しかし田舎のBARではないというコンセプトです。
冬の軽井沢のきりっとした寒さがいいと言うマスター。今はこの町を研究中のようです。
マッカランを注文したのですが、似たようなお酒を勧めてくれました。名前は失念してしまったのが残念です。カクテルにこだわりがあり、お客さんの嗜好をよく聞いて吟味してくれます。なんと午後3時から開いています。ちょっと一杯飲んで、新幹線で東京に帰るお客さんも少なくない、とマスターは言っていました。