早稲田大学交響楽団の秋季演奏会
過日、新宿文化センターで早稲田大学交響楽団の秋季演奏会がありました。チャイコフスキー特集で、曲目は・・・
歌劇「エフゲニー・オネーギン」作品24よりポロネーズ
バレエ音楽「白鳥の湖」作品20より抜粋
交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」 ・・・・でした。
オール・チャイコフスキーは15年ぶりとのことです。
「エフゲニー・オネーギン」は2年生、「白鳥の湖」は4年生、「悲愴」は3年生が主体とパンフレットにありました。
どの曲もわりと有名で、聴きやすいものです。楽団員の多さにびっくり。音楽大学でもないのに、日々学業につとめながら、いい演奏にまでもっていくのですから、素晴らしいです。そして、大学の交響楽団は学生が毎年入れ替わり、同じ水準を維持していくのは大変と思います(ちなみに創立は1913年です)。
この日の演奏も一糸乱れぬハーモニーがあるかと思えば、ヴァイオリン、ティンパニ、オーボエ、チェロ、ハープ、ファゴットなどそれぞれの楽器の個性が十分に引き出され、かつ一気に怒涛のようにもりあがっていくところもあり、学生らしく溌剌とした演奏が印象的でした。
これは作曲家チャイコフスキー自身のオーケストレーションの魅力にあずかっているところが大きいですが、それとともも指揮者の寺岡清高さんのエネルギッシュな指導にもよるように思います。