ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

燕岳と燕山荘

2012-08-21 10:05:23 | 山歩き
娘と一緒に、燕岳に登った。娘は北アルプス初めてであるため、入門的な山が良いと思ったのと、私自身も膝を痛めてから足に自信がなくなってきたので、北アルプスの中では比較的登りやすく、燕山荘は一度行ってみたい小屋ということで、燕岳の合戦尾根を歩くことにした。
燕岳登山口から燕山荘へは距離約5.5km 標高差1260mである。
合戦小屋までの間には4つのベンチがあり、目安になってわかりやすい。
久しぶりの山で、体力が落ちていて、ばててきた。最初、飛ばしすぎたようでもある。確かに体力の衰えは否定できない。汗もびっしょりである。
第三ベンチあたりからは、ハーハー言いながら、きつかった。合戦小屋のすいかパワーで、
やっと元気が出てきたような気がする。
頂上でしばらく展望を楽しんでいると、ブロッケン現象も見ることができた。ブロッケン現象とは、「太陽を背にして立ったとき、自分の影が前方の雲や霧に巨大に映り、その周囲に色のついた光の輪が見える現象」東側がガスで覆われていて。日に照らされておこった現象である。その後、夕食まで、時間があったので、燕岳山頂に登ることにした
夕食時は、燕山荘のオーナー赤岩さんより山の注意や燕岳の歴史、コマクサの
説明等をしてくれた。そしてホルンの演奏を聞けて良かった。
次の日の早朝は、4時半ころから外に出ると、あたりは暗かったが、槍ヶ岳などの稜線はシルエットが眺めることができた。だんだん明るくなってきて、5時に食事を食べて、
5時半ころから再度燕岳に向かって登る。山頂からの展望はよく、裏銀座の方の山や、立山、剣の稜線、鹿島槍なども眺めることができた。
燕山荘に下りてきたのが7時近くになり、だんだんガスってきて、一気に槍ヶ岳も雲に覆われるようになった。日本海の前線に向かって南からの湿った空気が流れこんだためらしい。下山することにした。下りは膝に負担がかかっているようで、痛みが出てきて、なかなか思うように歩けない。娘も気にしてくれて、やっとやっと下りることができた。
今回は登りでばてて、下りで膝を痛めたような歩き方にはなってしまったが、無事歩けたことに感謝である。