ジグザグ山歩き

山歩き、散歩、映画など日々、見たこと、聴いたこと、感じたことなどつれづれに。

末廣亭余市会

2012-04-01 06:28:18 | 落語
膝を痛めてから、休日は映画を見に行くことが多かったが、3月31日は、末広亭の余市会で第二十一回三派連合落語サミットと称するのをやっていたので、行ってみた。いつものように桂花ラーメンを食べて末広亭に着くと行列が出来ていた。既に椅子席は満席になっており、桟敷席となる。膝や腰を痛めるかなと思いながらも、座ることにした。最終的には2階席も埋まってしまった。その日は春の嵐で強風が吹き、電車も停まったりして、最初の小痴楽が到着するのが遅くて、前座さんが頑張って引っ張って、話を続けた。話が長くなるのを説明しながら、その引っ張り方がうまくて、太鼓が鳴るまで枕の話を続けて、思わず観客の笑いを誘っていた。そんなわけで急遽、平治も喫茶店でコーヒーを飲んでいるところを呼び出されて、小痴楽の前に高座に上がることになったのである。彦いちは来る前にラジオ番組で出ており、司会の永六輔がやはり強風の影響で来られなくなり、急遽司会をすることになったエピソードを紹介していた。落語は平治、小痴楽、文左衛門、竹丸、遊雀、円丈、彦いち、桃太郎と続き、主任は昇太である。さすが昇太の話は面白い、桃太郎の妻や娘のマクラの話をしてから親父の悲哀を上手く演じ、場内は爆笑である。独身の割には、こういった夫婦や親子の機微の話が出来るというのはすごいと思った。