立山日和。

立山連峰の山々を眺め富山県内を徘徊する日々を綴ったフォト日記。2014.11.3.までは友人の中国旅を毎日掲載した。

最近腑に落ちないこと(2)・中国の日本品、入国者への検査・検疫強化・・・JingShangの上海レポート

2011年03月17日 | JingShang君からの上海レポート
 最近腑に落ちないこと、その2:中国政府(国家質量監督検験検疫総局)の日本品、日本からの入国者に対する検査検疫強化通達

 長ったらしい組織名ですが、品質管理試験の部門と検疫部門が行政改革で統合してできた組織です。そこが最近通達を出して、「目下の福島原発事故の重大性と不確定性に鑑み、我が局は、各地方の検験検疫局に対して、放射性物質の入国のリスク分析を行い、口岸(港湾、空港など外国との接点)における放射線物質の観測工作を適切にするように要求する」とあります。これだけです。非常に曖昧な表現で、地方局がどう分析して、どう判断すべきか指針がありません。
 各地方の検験検疫総局の分析、判断任せです。これにより、中国の各地で騒動がおこりつつあります。これも日本のテレビ等ではまだ報道されていませんが、いずれニュースになるでしょう。ある空港で日本から来た貨物機を検査すると異常な数値が出たので即刻日本へ返されたとか、日本からの入国者の検査数値がこれまた異常値が出たから、隔離したとかの報道があります。
 どうしてこういうことが起こるのか、腑に落ちません。

 これは実は少し腑に落ちるところがあって、中央の検験検疫総局の小賢しい役人が、自分の仕事をちゃんとやっているという得点稼ぎの為に、しかしどのような基準で規制をしてはよいか判らないので、地方局に判断を丸投げしたと思えないでもありません。
 通常放射性物資の量はほぼゼロに近い筈ですから、極く微量の放射性物資を浴びても、通常と比べると異常な値になる筈で、問題はその異常値が中国人に被害を及ぼす程危険かどうかです。この通達を書いたお役人はその異常値の数値も検討していない筈です。これぞ当たり障りのない、手抜きのいい加減なお役所仕事の典型です。

 中国はかつて大気中の核実験を行い、自国民のみならず、日本を含む周辺国に放射性物質を撒き散らしました。その時、日本人が浴びた放射性物質の量は、現在福島で出している放射性物質の量より遥かに大きいものです。
 私は、だから中国人はケシカラン論に組するものではありません。日本でも、30km圏内の人々への差別が始まっているようで、圏内の自治体の首長が、福島県に援助を頼んだら、援助物資を届けられないので、取りにこいと言ったそうです。この首長が嘆いていましたが、風向きのおかげで、数値は低いのに30Km圏内だけでこうなるのだそうですから、福島県も中国の検験検疫総局と同じです。アメリカもソ連も核実験をし、またそれぞれ原発事故を起こしました。中国はまだ幸いにして事故は起こしていません。実は、上海の近傍にも原発があります。また、中国の初期の原発はソ連型で心配ではあるのですが。

 (論点を中国に戻して)ともかく、国家検験検疫総局もこんなことをしていると、温家宝首相が日本国民への連帯を示し、援助隊員を日本に送っても、帳消しになりそうです。
 最近何故か日本のテレビでは止めましたが、報道の最初の頃は、放射能物質の量の比較の中の比喩として、中国核実験の際、日本人が浴びた放射性物質の量がありました。最近何故これがなくなったのか不思議です。報道の自己規制でしょうか。また、旧ソ連チェルノブィリ事故で日本に来た放射性物質の量が何故表示されないのか、アメリカの水爆実験の時に日本が被った放射性物資の量とかも出てこないのも、付随的な腑に落ちないことのひとつではあります。

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最近腑に落ちないこと(1)・どうして円高なのか・・・JingShangの上海レポート

2011年03月17日 | JingShang君からの上海レポート
 この文章は3月18日と19日用に書いたのですが、遅くなると意味合いが薄れるので、今日17日夕刻に送付します。明日18日のレポートはお休みします。
 最近腑に落ちないこととして2点聞いて頂きたいと思います。まず最近腑に落ちないこと、その1:どうして円高なのか。

 日本のテレビは大震災ニュースで埋め尽くされていますが、それでも昨日76円/ドルまで史上最高の円高になったことは極く簡単に報道されました。平時なら大ニュースです。その後少し持ち直して現在は79円/ドル付近ですが、それでも大震災前の82円/ドル台に比べて遥かに円高です。
 私は、大震災により日本が大打撃を受けたので、今後は円安になると予想しました。この大震災や原発事故による電力制限により日本産業界が打撃を受けるので、円安に働く筈です。また、最近は(大震災前ですが)アメリカ格付け会社が日本の国債の評価を下げていました。これも円安要因です。
 それがどうして70円台後半の円高なのでしょうか。全く腑に落ちません。解説曰く、日本資本が日本における復旧の為に海外債権を処分して日本円を日本に持ち帰るのではないかとの思惑から円への資金シフトが起こる筈との思惑買いによるものであろうとのこと。
 日銀はそれを見越してか、単純に資金不足緩和の為か10兆円の資産買取を発表し、その後15兆円にまで増やして資金緩和に動いていました。それでも円高です。

 そもそもリーマンショックに端を発する金融崩壊はアメリカが起点です。当時アメリカより経済的に健全だと評価された日本の円が相対的に強くなり80円台まで円高になりました。アメリカは復興途上にありますが、日本はまだまだです。それでリーマンショックを起こした張本人の一つである格付け会社が日本国債の評価を下げました。
 こんな勝手なことをしておいて、アメリカを中心とする国際経済勢力が大震災で落ち込んだ日本経済に更に円高の打撃を与える等、本当に腑に落ちません。論点がすこしずれますが、先年のトヨタバッシングといい、アメリカを本当の友人と呼べるでしょうか。

 (論点を円高に戻して)このような時こそ、日本政府、日銀は介入すべきです。そうして投機筋の肝を冷やしてやるべきだと思うのですが、如何でしょうか。
 今、日本政府、日銀が介入しても、どの国も公式にクレームは出来ない筈です。今介入すると少ない円で多くのドルが入手でき、円安になった時点で放出すれば同じドルで沢山円が戻る筈で、損はないと思うのですが。

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春近いメタセコイヤに雪

2011年03月17日 | Zenblog
 常願寺川公園のメタセコイヤに春の雪が振りかけられました。

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常願寺川公園の春の雪

2011年03月17日 | Zenblog
 もうあの真冬の雪ではなくて、十分に春を予感させてくれる春の雪の気配です。

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紅梅の雪まぶし

2011年03月17日 | Zenblog
 紅梅の花盛りに雪が降りました。まるで紅梅の雪まぶしです。ふと、ほんのり甘いような和菓子が欲しくなります。不謹慎な・・・・!

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降ったり止んだりの雪・・・・テレビが追いつめてくる

2011年03月17日 | Zenblog
 降ったり止んだりしていますが、ときたま本気で降ったりもします。津波被災地に無情に降る雪のテレビ画面が頭をよぎります。

 試練と言うにはあまりにもむごい災難です。それを映すテレビ画面を暖かい部屋で見ているのは多分許されないことなのでしょう。昔なら、自分はそこに居るか想像するだけだったのに。まるで神の目か悪魔の目で見ているように身悶えする人々をはっきりと見ているのです。自分はなに者なのかと恐ろしさに身震いすることがあります。だからといって、目をつぶってすましてよいわけはないし・・・。私も試されている気になります。テレビは私たちを追いつめてきます。

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また山にも雪が降った

2011年03月17日 | Zenblog
 山にもまたかなりの雪が降ったようです。景色が真っ白になりました。山はあまり見えませんが、山岳警備隊の丸山さん救出はいつのことになるのでしょうか。

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朝起きたら雪

2011年03月17日 | Zenblog
 福島原発の不安などありながら、今朝も目覚めました。朝方とくに冷え込んだと思ったら、けっこう雪が積もっています。道路にも雪がありました。スタッドレスタイヤはなかなか外せそうにはありません。

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東西方向の道路(南北大通りから脇へ入る)・・・JingShangの河南商丘への旅(商丘古城)

2011年03月17日 | JingShang君からの上海レポート
 東西方向の道路です。南北の中心を通る道から横に入った道路です。

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古城の中(旧市街)から北の城門を見る・・・JingShangの河南商丘への旅(商丘古城)

2011年03月17日 | JingShang君からの上海レポート
 古城の中の道路から北の城門を振り返ったものです。

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商丘の歴史は古城よりはるかに古い・・・JingShangの河南商丘への旅(商丘古城)

2011年03月17日 | JingShang君からの上海レポート
 北の城門の東側から城壁の外側北東方向をみたものです。

 商丘古城は明代の建設と言われていますが、商丘自体はもっと古く、神話の時代の三皇五帝に遡ります。五帝の最初は黄帝(こうてい)ですが、その次は帝センギョク(漢字表記はあきらめます)で、黄帝の孫となっています。この帝センギョクの時代が商丘の建設の始まりと言われます。

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北の城門から南(城内)を見る・・・JingShangの河南商丘への旅(商丘古城)

2011年03月17日 | JingShang君からの上海レポート
 北の城門から南側を見たものです。北門から南門まで直線の道路がありますが、その道路を改良しようと工事中のようです。アスファルト舗装を引きはがし、石畳にしようとしていると思いますが、本物の石畳ではなく表面だけそれらしく加工したコンクリートブロックを使うようです。

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北の城門の上から西を見る・・・JingShangの河南商丘への旅(商丘古城)

2011年03月17日 | JingShang君からの上海レポート
 今朝の上海は晴れです。予報は雲が多目の晴れ、最高気温は15度、最低は6度です。

 今日は河南商丘の古城です。写真は北の城門の上から西方向をみたものです。城門の前は、今は広場になっていますが、この広場を囲むような外側の城壁があり、二重の城壁を構成していた筈です。
 商丘古城は、銘板近くの説明板によると、明の正徳六年(1511年)の建設が始まり、面積は1.13平方キロあるとのこと。

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