中学校の先生からメールを頂いたよ

ゆうやは退院してきてすぐに足こぎ車椅子に乗っています。

昨日もとても寒くなりましたが、ゆうやはやる気満々でした。
「足こぎ車椅子に乗りたいで～す♪」

ヘルパーさんに、車椅子から足こぎ車椅子に移乗させて頂いて座り直しをしている時です。
ゆうやがポツリと言いました。

「無事に帰って来られて良かった～。」
「ほんとに良かったね、良かったね～。」とヘルパーさんは満面の笑みで答えてくださいました。

ゆうやはしみじみと治療が終わったことを実感しているようです。

足こぎ車椅子に乗る少し前に、中学校の先生からメールを頂きました。
３年間、マンツーマンで指導をして頂いた先生です。

情熱的な熱い先生で、ゆうやはみっちり教育を受け、成長させて頂きました。
その先生の御蔭でパソコンのローマ字入力ができるようになりました。
毎日ストレッチやスクワットなどをしてくださり、中学校３年間の間にゆうやの身体機能はぐんと伸びました。

私は、先生から頂いたメールを声に出して読みました。
ゆうやはじっと聞いていました。

「抗がん治療はつらいことが多いのに、本当によく頑張りました。」
読みながら私は泣いていました。
「毎日一つ一つちょっとずつで良いので進んでいきましょう。」

今、ゆうやが持っている正しい知識のほとんどを中学校の先生に教えて頂きました。
来る日も来る日も丁寧に熱心に指導してくださったのです。

足こぎ車椅子に乗るゆうやは、とても嬉しそうな表情をしていました。
ペダルを回す足にも力が入ってきています。

足こぎ車椅子に乗っているところを先生にも見て頂きたいです。
先生が書いてくださったように努力を積み重ねて、毎日少しずつ前進できるように頑張ろうと思います。


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