心身のリハビリ

抗がん剤も８回目となると、リズムがだんだんと分かってきました。

土曜日にはしっかりした調子で足こぎ車椅子のペダルを回すことができました。
病院の１階をグルグル回りました。

ところが連休の最後の日には足に力が入らなくなってきました。
昨日の朝には、全く踏ん張ることができず、看護師さんたちがとても苦労されたそうです。

午後からのリハビリで様子を見ると、やはり足に力が入りにくいようでした。
「立とうと思っても力が入らないんだ。」とゆうやは訴えていました。

リハビリの先生が介助して試しに立ってみると、フニャフニャ～と力が抜けてしゃがみ込むような感じになりました。
先生が全面的に支えてくださり、立つ姿勢を保つことができました。

「ゆうやくん、上手だよ。うん、上手だ。」
ゆうやはとても嬉しそうにしていました。

先生は汗ビッショリになり、ハ～ハ～息を切らしておられます。
「ぼく、上手に立てていましたか？」
「うん、とても上手だったよ。」

先生はこっそり私に伝えてくださいました。
「介助量をどれだけ増やしているかはボクの状態を見てお察しください～。」

リハビリが終わって、先生がおっしゃいました。
「ゆうやくん、明日はもっと上手になっていると思うよ。」
「はい、有り難う御座います。明日も頑張ります。」

先生は、ゆうやが落ち込まないようにと配慮してくだり、ネガティブなことは言わないようにしてくださっています。
「やっぱり気持ちが大事だから。」とおっしゃいます。

身体機能が戻るまでまだしばらくかかると思いますが、それまでの間、リハビリの先生は心身共に支えてくださいます。
身体のリハビリだけでなく、精神面もフォローして頂き、とても有り難く思っています。

今日もできる限り頑張ろうと思います。


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