
最近、いわゆる世間で呼ぶところの「オヤジ」と呼ばれる年齢層へ向けた雑誌の創刊が相次いでいる。
それは、バブルを経験した世代のおしゃれ心をくすぐるものだったり、また、私の大嫌いな言葉、「ワンランク上の生活」を提唱するものだったり、色々なのであるが、それがどうも、世の中の動きと逆行して行っているような気がして仕方ない。
ここ数日間、TVで盛んにCMを流している雑誌も、また、先日新聞で読んだコラムに書かれていた雑誌も.....どうも時代を読んでいないような気がするのは私だけだろうか。
「アメリカだけが世界でしょうか?」
これは前述した、TVで盛んにCMを流している雑誌のコピー。
正直、私はこれを聞いて思った。
「そんな風に考えている人間が果たして何人いるのでしょうか?」
確かに、十年、二十年前ならそういう人もいただろう。
しかし、ネットが24時間、世界中からの情報を配信する今、果たして、アメリカへの幻想を抱く人間が、この日本に何人いると思っているのだろう。
いや、その雑誌を読んでいない私があれこれ言うべきではないだろう。
しかし、そんな疑問を私ごときに抱かれているという時点で、すでにこのコピーは失敗だろう。
今や、TVのニュースもバラエティもネットの情報を追いかける時代。
私以外にも「はあ?」と思う人間がたくさんいたとて不思議はないのだから。
また、新聞のコラムに書かれていた雑誌も同様に、激しく時代と逆行組のようで、雑誌の名前こそ覚えてはいないが、何でも「ワーカホリック」ならぬ、「ビジネスホリック」になることを、推奨する内容なのだそうだ。
男が一番輝いて見えるのは仕事に打ち込んでいる時だから、というのがその理由らしいが.....本当にそうか?
確かに、仕事も男を輝かせるものだろう。
しかし、仕事を取り上げたら何も残らない男など、現代を生き抜いていけるのだろうか?
魅力があるだろうか?
また、雑誌というものが時代をリードして行きたいと考えているものだとすれば、そのコンセプトは、著しく社会全体のニーズからはずれているようにしか思えない。
今、求められているのは、おそらく仕事にも、家庭にも、自己探求にも力を抜かない男(人間)で、たぶん、それはこれからも変わることがないから。
雑誌が操ろうとしている、「情報に踊らされる現象」こそが、虚しいことだと多くの人が気付き、だからこそ個々が自分に適していると思う情報を広く集め、結果、メディアとネットに深い溝が出来た今.....。
私の目を引いたのは、土曜の午後の園芸店で、真剣に花の苗を選ぶ、多くの男たちの姿だ。
大型園芸店内の客の半分以上を占める、先述した雑誌のターゲットになるはずの、年齢層の男たち。
彼らも、平日は「仕事に打ち込む男」であろうが、また、土曜には美しい庭造りに打ち込む男で、それを眺める家族や通行人の心を思いやる男でもある。
はて。
『やたら「仕事で忙しい、忙しい」と言っているヤツに仕事の出来るヤツのいたためしがない』
と書いていたのは、その新聞のコラムでだったか.....
来春の庭に思いを馳せつつ、真剣そのものの瞳で、小さな花苗を吟味する男性達の視線の行く末こそ、これからの世を見据えているのじゃないだろうかと思うのは......私、だけですかね?
それは、バブルを経験した世代のおしゃれ心をくすぐるものだったり、また、私の大嫌いな言葉、「ワンランク上の生活」を提唱するものだったり、色々なのであるが、それがどうも、世の中の動きと逆行して行っているような気がして仕方ない。
ここ数日間、TVで盛んにCMを流している雑誌も、また、先日新聞で読んだコラムに書かれていた雑誌も.....どうも時代を読んでいないような気がするのは私だけだろうか。
「アメリカだけが世界でしょうか?」
これは前述した、TVで盛んにCMを流している雑誌のコピー。
正直、私はこれを聞いて思った。
「そんな風に考えている人間が果たして何人いるのでしょうか?」
確かに、十年、二十年前ならそういう人もいただろう。
しかし、ネットが24時間、世界中からの情報を配信する今、果たして、アメリカへの幻想を抱く人間が、この日本に何人いると思っているのだろう。
いや、その雑誌を読んでいない私があれこれ言うべきではないだろう。
しかし、そんな疑問を私ごときに抱かれているという時点で、すでにこのコピーは失敗だろう。
今や、TVのニュースもバラエティもネットの情報を追いかける時代。
私以外にも「はあ?」と思う人間がたくさんいたとて不思議はないのだから。
また、新聞のコラムに書かれていた雑誌も同様に、激しく時代と逆行組のようで、雑誌の名前こそ覚えてはいないが、何でも「ワーカホリック」ならぬ、「ビジネスホリック」になることを、推奨する内容なのだそうだ。
男が一番輝いて見えるのは仕事に打ち込んでいる時だから、というのがその理由らしいが.....本当にそうか?
確かに、仕事も男を輝かせるものだろう。
しかし、仕事を取り上げたら何も残らない男など、現代を生き抜いていけるのだろうか?
魅力があるだろうか?
また、雑誌というものが時代をリードして行きたいと考えているものだとすれば、そのコンセプトは、著しく社会全体のニーズからはずれているようにしか思えない。
今、求められているのは、おそらく仕事にも、家庭にも、自己探求にも力を抜かない男(人間)で、たぶん、それはこれからも変わることがないから。
雑誌が操ろうとしている、「情報に踊らされる現象」こそが、虚しいことだと多くの人が気付き、だからこそ個々が自分に適していると思う情報を広く集め、結果、メディアとネットに深い溝が出来た今.....。
私の目を引いたのは、土曜の午後の園芸店で、真剣に花の苗を選ぶ、多くの男たちの姿だ。
大型園芸店内の客の半分以上を占める、先述した雑誌のターゲットになるはずの、年齢層の男たち。
彼らも、平日は「仕事に打ち込む男」であろうが、また、土曜には美しい庭造りに打ち込む男で、それを眺める家族や通行人の心を思いやる男でもある。
はて。
『やたら「仕事で忙しい、忙しい」と言っているヤツに仕事の出来るヤツのいたためしがない』
と書いていたのは、その新聞のコラムでだったか.....
来春の庭に思いを馳せつつ、真剣そのものの瞳で、小さな花苗を吟味する男性達の視線の行く末こそ、これからの世を見据えているのじゃないだろうかと思うのは......私、だけですかね?
私の叔父が大企業の大阪支社長まで単身赴任で勤めた彼が,2ヶ月前にやっと,「もう引退させて~」とやっと引退しました。やっと時間が取れたので,健康診断に行ったら,3カ所にガンが見つかりました。仕事にうちこんでいる男はかっこいいけど、これはどういう仕打ちでしょうか?妻は,自分が仕事を辞めてでも,一緒にいれば,気づいてあげられたかも..と自分を責め続けています。来月二日の予定の手術がうまく行く事を祈っている私です。仕事も必要、でもうちこんでいると、かっこいいから...なんて思って働く人がいるのかしらん?自分をしっかり持っている人こそ,輝いていると思うのですが。
「ワンランク上」も、「ビジネスホリック」も、「セレブ」も「勝ち組」も、すべて他人と自分を比較した言葉。誰かを引き合いに出して、優越感に浸りたい浅はかな心こそ、卑しいと表現するに相応しいですよね。形こそ違えども、世界中で起きている紛争の種と、根本は一緒、なのですから。それに、いい年したオヤジが必死になって、かっこよさを追い求めるなんて、滑稽以外の何者でもないですよね。
園芸店で、売りものの果樹について、実演交じりのレクチャーを真剣にしていたお店のおじさんを「かっこええ~」と思った私です(客の方もおじさん)。
自分の仕事に誇りを持って打ち込む人こそ、誰からも必要とされ、素敵に輝くのですね。n208hh様の叔父様も、きっとそんな風に、皆さんから必要とされるボスだったのでしょう...。
なのに、これから自由な時間を楽しもうという時になって、ガンが見つかるなんて...「どういうことなの!?」と、天に問いただしたい気持ちになることでしょう。ご心配、ご心痛の上にご自分を責めておられる奥様や、またご家族の皆さんに対し、私は何もすることが出来ませんが...。叔父様の手術がうまくいきますように、心からお祈りしています。本当に、本当に心から。
うう、置いていかれるのは絶対に私も嫌だー。かといってホント、残すのも心配だし...
家のどこに何があるか全然わかっていない上、洗濯機の使い方だって、先日まで知らなかったゴンザ。それに、私がいるときは熟睡しているのに、「よ~く寝てるな~」と思って、そっと出かけると、何故だか目をパチッと覚ますらしく、30分後には「erimaちゃん、どこにいるの~?」と電話がかかってくるし...お前は園児かっ!?(笑)
これは、お互い夫だけではなく、自分自身の体にも気をつけなければなりませんね。