猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

さざめく通り、さざめき通り。

2021年12月09日 04時18分18秒 | つぶやき

 

 

冬の寄せ植え、作りました。

店を再開して以降、すっかりまた、バタバタの日々。

 

 

男と女は完全に違う生き物である。

 

「ジェンダーがどうだ、差別が云々」

煩い世の中ではあっても。

 

それはもう、動かしようのない事実だ。

 

我が店の前は子供たちの通学路だが、

聞こえてくる会話や、

それに伴う振る舞いは、

もう小さなうちから、

男女で完全に違う。

 

和やかに会話しながら情報交換する女子。

 

ワーワー言いながら競り合い、

パワーバランスを見つける男子。

 

ある日のこと。

 

10歳にもなろうかという、女子二人が、

店の前でランドセルを背負って会話していた。

 

「わぁ♪そのセーター可愛いね!

 その柄の部分、ふわふわになってるんだ〜。

 ...触ってみてもいい?」

 

そして、触ってみた後、

 

「私もこういうの持ってる」

 

思いがけず聞こえてきた会話とはいえ、

おばさんは内心『おお!』と声をあげる。

 

これはもう、完全に完成された女社会!

 

すなわち、

気づき、共感し、

相手を受け止め、

多少大げさに褒めつつ...

巧妙に、絶妙に、

自己アピールも忘れないスタイル。

 

 

対して男子は単純で。

 

どっちが早く走れるかだの、

だれがみんなの荷物を持つかだの、

いつも力比べをしながらワーワーワーワー、

あっという間に通り過ぎてゆく。

 

...ただ、ある時。

 

店頭の飾りを

そのうちのひとりが触って倒してしまった際に、

そのまま立ち去ろうとした彼を、

ひとりの、力の大きそうな少年が止めて、

 

「おい、お前、戻ってちゃんと謝ってこいよ!」

と。

 

『おお!』

 

ここでやはり、

おばさんは心の声を上げる。

 

男と女、違いはあれど。

 

それぞれ、素晴らしいコミュニティを、

この時点で作り上げているのだなぁ。

 

どちらがいいとか悪いとかではなく、

この形はきっと、長じても続いてゆく、

理にかなったモノなのだろう。

 

日が暮れ、子供たちの声が、

飲み歩くオトナたちのざわめきに変わっても。

 

やはり男は男、女は女である。

 

「わぁ、それ可愛いね!どこで買ったのー?」と、

情報交換しつつ、

自分の聞いて欲しい『何か』を、

巧妙に、話に織り交ぜてくる女子。

 

「バーカ!俺なんかこのあいだ5軒もハシゴしちゃってよー」と、

単純な『力比べ』で、競り合う男子(笑)

 

いくつになっても...

 

まあ、男女共に、

それぞれの『社会』がそうなってゆく背景には、

文化的な要素も、

もちろんあるにはあるのだろうが...

 

やはりつべこべ言わずとも、

生き物としての本能は、

本人たちが思っているより大きいのだろう。

 

 

 

キノコもすっかり少なくなって、森は秋から冬色へ。

次のシーズンが待ち遠しい!

 

 

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