猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

あら楽し。

2008年08月19日 23時59分06秒 | お出かけ

さてさて。

あまりに写真を撮りすぎて、何からUPしてゆけばいいのやら、
わからなくなってきた夏休み日記ですが.....(笑)

五日間のうちの第一日目は、都内某所を目指すことから始まりました。

 

夏休み第一日目は、猛烈な暑さでした!
家を出て30分で、手にはすでに二本目のペットボトルが握られていたほど.....
これ懐かしいでしょ?プラッシー。
昔はお米屋さんで売っていたよね。

 

猛暑の中。

水分補給を心がけつつ、京浜急行に乗り、コトコトと。

途中、あまりに美味しそうなポスターを車内で見かけてしまったため(笑)
一旦下車してお昼を済ませ、再度電車に乗り込んで、目的地へ向かいます。

 

我々が目にしたのは、品川駅のガード下を利用した、
こんな場所のポスター。

これは車内で見たポスターとは違いますが、ガード下へ着くと同時に、
迷わずこの、一度食べてみたかった【なんつっ亭】に決定!

ゴンザが頼んだ『猛烈タンメン鼻血ブー』は味噌ベース。
私は普通にネギラーメンを頼みましたが、ここのラーメンは意外性の連続!
脂っこそうに見えて、不思議なほどさっぱり...美味しくってハマる~♪

食事を終えたら向かいにある高山稲荷で写真をパチリ。
古式ゆかしい神社の後のビルには大型ビジョン。
フシギの国、ニッポーン(笑)

 

携えたのは、先日ゴンザにプレゼントした古地図(現代地図付)。

......が。
あまりに有名なその場所へは、その地図さえも必要とせず、
我々は迷うことなく、現地へと到着します。

 

電車を降りると駅構内にもこんなものが。
この駅は利用したことがないわけじゃなかったけど、初めて気づいた~。

 

そこは、日本人が大好きな物語終焉の地。

.....いや。
むしろ、始まりの地とでも呼ぶのがふさわしいような気もしますが、
とにかく、一人の主君とその主君に忠義を尽くした
彼らの物語は、今も我々日本人の中に生き続けているのは確かです。

 

そう、もうおわかりですね。
我々が向かったのは.....

あの赤穂浪士と主君浅野内匠頭が眠る泉岳寺。
いや、実際、泉岳寺の交差点や駅は年中利用しても、
泉岳寺自体がどの位置にあるのか知らない人は多いと思う。
(私もそうだった)

 

その、小ぢんまりした墓所は、境内の奥。

ひときわ静かな場所にありました。

 

墓所への途上には、浅野内匠頭自刃の場所にあったとされる、
『血染めの石』『血染めの梅』や

吉良上野介の首を洗ったとされる首洗いの井戸が。

 

年末になれば、毎年のように華々しく取り上げられる、彼らの物語。

.....が。

その墓所はあくまでひっそりと、じりじり真夏の太陽の下で、
黙りこくって建ち並びます。

 

小さな門をくぐると、お線香を買える場所があって、
その奥が浅野家、及び浪士たちの墓所。

主君、浅野内匠頭の墓所の左側には.....

寄り添うように、彼に忠誠を誓った人々の墓が建ち並びます(二名は供養墓)。
「あら楽や(楽し) 思ひは晴るゝ身は捨つる 浮世の月にかゝる雲なし」
その墓所の上にも晴れ渡った青空が広がっていました。

 

静かであればあるほど、胸に迫るものもある。

墓石に刻まれたそれぞれの享年を見つめながら線香を手向け、
最後に、彼らを束ねた大石内蔵助(良雄)の墓に手を合わせ、
その場を後にします。

 

『義士おみやげ』って...
なんだかシュールだわぁ(笑)

 

向かうのは、私がどうしても会いたかったある人のところ......。

残酷なほど晴れ渡った真夏の空の下。

我々は、再び歩き出したのでした。

 

                             <夏休み第一日目・後半へ続く>
                     (討ち入りに関する補足記事はコチラ←クリック)