ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

口先女大臣の自滅

2017-07-28 11:05:16 | 日記
稲田防衛相が辞任した。これ以上、嘘を重ねることはできないと観念し
たに違いない。本ブログですでに書いたように、彼女は防衛省にあって、
お飾りの大臣に過ぎなかった。実務は事務方の官僚たちに任せきり、会
議には出席しても、心はここにあらずの体たらく。しかも、彼女は自分
がそういうお飾りの大臣であることを、愚かにも自ら公言してしまった。

問題になったのは、ある会議のことである。稲田防衛相が出席したこの
会議で、PKO部隊の日報の、その電子データが陸自内で見つかったこと
が報告され、この件への対応策が話し合われた。データが見つかったこ
とは非公表にしよう、という決定がなされ、この会議は終了した。

にもかかわらず、のちに稲田お大臣は、「陸自内でデータが見つかった
という報告を受けていたのか」と民進党議員から問われ、「報告はされ
なかった」と答弁したのである。彼女は、自身が非公表を了承したかど
うかについても、「ご指摘のような事実はない」とコメントした。

これでは、「はい、あの会議では、私の脳ミソはまったく機能停止して
いました。居眠りをしていたのかも知れません」と、自ら認めてしまっ
たようなものではないか。

きのう開かれた特別防衛監察で、こうしたことを追及され、彼女は自分
が居眠りしていたことを認めざるを得なくなって、窮地に追い込まれた
のではないか。

もう何日か待てば、内閣改造が行われ、これまで失態を重ねた彼女は、
これを機にお役御免になることが決まっている。どうせ辞めるのなら、
その日を待ったほうが自民党の党利には適ったはずだが、稲田お大臣
は、(嘘の綻びをつつかれる)「針の筵」の苦しみから一刻も早く逃れ
たいとの思いから、自民党の党利にまで気を配る余裕を失ってしまった
のだろう。

弁が立つことで安倍首相に見込まれ、ここまでのし上がってきたこの口
先女国士は、その口先が災いして、とうとう自滅した。

安倍さん、想定外の「贔屓(ひいき)の引き倒し」になっちまったね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 相模原事件 あれから1年 | トップ | 蓮舫オバサンの辞任と民進党 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事