あと1週間あまりと目前に迫った自民党総裁選だが、次期総裁にはだれが良いと我々は考えるべきなのだろうか。
もちろん、私は自民党員ではないし、自民党所属の議員でもない。だからこの総裁選への投票権を持っているわけではないのだが、「次期総裁にはだれが望ましいか」という問題は、我々と決して無縁の問題ではない。
自民党の次期総裁は、我が日本の次期首相になる人物である。だれが次の自民党総裁になるかは、だれが次の日本国首相になるかと直結している。
それだけではない。投票権を持ち、総裁選に臨む自民党関係者は、「我々の総裁をだれにすれば次の選挙で勝つことができるか」、「だれを『党の顔』にすれば議席を失わずに済むか」と考え、国民の意向を気にしながら投票に臨むだろう。だから我々が次期総裁についてどう考えるかは、今回の総裁選とあながち無関係ではないのである。
では、我々はどう考えたら良いのだろうか。
まずは、我々が直面する喫緊の問題を解決してくれる人でないと困る、ということがある。我々が直面する喫緊の問題、それは言うまでもなく妖怪コロナ問題である。
ところがこの問題、なにしろ妖怪が相手だから、そう簡単に行くわけがない。だれが取り組んでも高が知れている。
しかし、だからといってただ手を拱いていれば良いのかといえば、そうではあるまい。たとえ解決は困難でも、怯まずにこの問題に精力的に取り組もうとする人、アグレッシブにこの問題に立ち向かおうとする人が望ましいと、さしあたりは言うべきだろう。
まずは指導力を発揮して、国産ワクチンの開発に取り組もうとする人だということになるが、問題はそれだけではない。妖怪コロナを退治するために、強権を発動して、国民の行動に箍(たが)をかけ、ロックダウンや外出制限などの強制措置をとるべきかどうかという問題もある。自由権との絡みもあり、これは難しい問題だが、見識を持ってこの問題に臨める人が望ましい。
それだけではない。我々国民にとって喫緊の問題といえば、妖怪コロナ問題の他にも、膨張主義国家・中国への対処という問題がある。我々は従来通り、(アベ−スガ路線を踏襲して)アメリカとの同盟関係を堅持しながら、中国に強い対決姿勢で臨むべきなのだろうか。それとも、旧来のアメリカ依存の考えを改め、独自の外交戦略から、台頭著しい中国に柔軟に対峙すべきなのだろうか。
いずれにしても、国際情勢を見極める広い視野と、そのつどの状況に対処する柔軟な「アタマのしなやかさ」を持った人物が望まれる。
来る総裁選に当たっては、こうした問題について各候補者がどう考えるか、その所信を聞きたいところである。
もちろん、私は自民党員ではないし、自民党所属の議員でもない。だからこの総裁選への投票権を持っているわけではないのだが、「次期総裁にはだれが望ましいか」という問題は、我々と決して無縁の問題ではない。
自民党の次期総裁は、我が日本の次期首相になる人物である。だれが次の自民党総裁になるかは、だれが次の日本国首相になるかと直結している。
それだけではない。投票権を持ち、総裁選に臨む自民党関係者は、「我々の総裁をだれにすれば次の選挙で勝つことができるか」、「だれを『党の顔』にすれば議席を失わずに済むか」と考え、国民の意向を気にしながら投票に臨むだろう。だから我々が次期総裁についてどう考えるかは、今回の総裁選とあながち無関係ではないのである。
では、我々はどう考えたら良いのだろうか。
まずは、我々が直面する喫緊の問題を解決してくれる人でないと困る、ということがある。我々が直面する喫緊の問題、それは言うまでもなく妖怪コロナ問題である。
ところがこの問題、なにしろ妖怪が相手だから、そう簡単に行くわけがない。だれが取り組んでも高が知れている。
しかし、だからといってただ手を拱いていれば良いのかといえば、そうではあるまい。たとえ解決は困難でも、怯まずにこの問題に精力的に取り組もうとする人、アグレッシブにこの問題に立ち向かおうとする人が望ましいと、さしあたりは言うべきだろう。
まずは指導力を発揮して、国産ワクチンの開発に取り組もうとする人だということになるが、問題はそれだけではない。妖怪コロナを退治するために、強権を発動して、国民の行動に箍(たが)をかけ、ロックダウンや外出制限などの強制措置をとるべきかどうかという問題もある。自由権との絡みもあり、これは難しい問題だが、見識を持ってこの問題に臨める人が望ましい。
それだけではない。我々国民にとって喫緊の問題といえば、妖怪コロナ問題の他にも、膨張主義国家・中国への対処という問題がある。我々は従来通り、(アベ−スガ路線を踏襲して)アメリカとの同盟関係を堅持しながら、中国に強い対決姿勢で臨むべきなのだろうか。それとも、旧来のアメリカ依存の考えを改め、独自の外交戦略から、台頭著しい中国に柔軟に対峙すべきなのだろうか。
いずれにしても、国際情勢を見極める広い視野と、そのつどの状況に対処する柔軟な「アタマのしなやかさ」を持った人物が望まれる。
来る総裁選に当たっては、こうした問題について各候補者がどう考えるか、その所信を聞きたいところである。