ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

朝のぼやきで

2021-03-01 12:48:47 | 日記
きょうは花粉の飛散量がすごい。眼がしょぼしょぼ、涙が出て、瞼を開けていられない。こんな状態では、車イスを降り、杖を突いて歩くときなど、身障者の私にはどうしようもない。

ネットで確かめると、わが家付近のきょう午前9時の花粉の飛散量は、73個/m3 。きのうの同時刻の飛散量は16個/m3 だから、きょうはきのうの約5倍になる。きのうは私の花粉症の症状も和らぎ、さっそく「べにふうき茶」の効果が現れたのかな、と思っていた。だが、そうではなかったようだ。

鼻水も出る。ティッシュで鼻水を拭いながら、食卓に朝刊を広げた。足利の山火事はだいぶ収まったようだ。きょう中にも鎮火の見通しだという。やれやれ。良かった、良かった。地域住民の方々も、やっと人心地ついたことだろう。これで一安心だ。

と思った、というのは真っ赤な嘘で、足利の山火事は茨城県に住む私にとって、所詮は対岸の火事。鎮火の見通しと聞いても、大して心は動かされなかった。

新聞で足利の山火事のニュースを読みながら、私は、コロナ禍も同じように早く収まってくれれば良いのに、と思った。先ごろ発令された緊急事態宣言は、大阪、兵庫など関西の3府県では解除されたが、東京を中心とする1都3県では解除が見送られた。東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県では、宣言が解除されればリバウンドが起こりかねないという。

「リバウンド」と聞いて、私は「ライザップ」のテレビCМに出てくる、ダイエットに励むおばさん女優を思い浮かべた。たしかにコロナウイルスは油断をすれば立ち所に息を吹き返す。その点では、コロナウイルスは「肥満の種」にも「山火事の火種」にも似ている。しかし、なかなか完全制圧と行かない点では、コロナウイルスは肥満の種や山火事の火種よりもはるかに厄介な存在だ。

「早く緊急事態宣言を解除しないと、地域の経済が持たない。ひとまず宣言を解除して、外出制限や営業時間の制限を緩和し、経済を回すべきだ。それでも3密の回避、マスク着用、うがい、手洗いの励行など、コロナの拡大防止策を徹底すれば、問題はない。大丈夫だ」。

そう主張する人もいるが、そんなことで「大丈夫」なほど、事は簡単ではない。人知の網で捕らえられるほど、それほどコロナウイルスが柔(やわ)ではないことは、これまでの経験が教えるところである。

残る頼みの綱はコロナワクチンだが、心配なことに、(流行の兆しを見せはじめた)変異ウイルスに対して、従来のワクチンがどれほど有効か、疑問視する専門家の声も出はじめている。

こうなると、我々はお先真っ暗である。我々は八方塞がり、四面楚歌の状態におかれている。

♪どうすりゃいいのさ この私
夢は夜ひらく♪
コメント
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