ベースはガトーショコラとミルク、そして上にのったホイップクリームの上にはベイクドチョコレートソースとガトーショコラが砕いた物がトッピングされている。
ガトーショコラは「焼いたチョコレート菓子」で、ベイクドチョコレートはいわゆる「焼チョコ」。焼繋がりで、香ばしいチョコレートの香りが十二分に楽しめるのも納得だ。
そしてカップの底に入っているベイクドチョコレートがベースのミルクとガトーショコラの香りと一緒に口に入ってくる事で、なんとも楽しいチョコレート感が楽しめる。
ベースはガトーショコラとミルク、そして上にのったホイップクリームの上にはベイクドチョコレートソースとガトーショコラが砕いた物がトッピングされている。
ガトーショコラは「焼いたチョコレート菓子」で、ベイクドチョコレートはいわゆる「焼チョコ」。焼繋がりで、香ばしいチョコレートの香りが十二分に楽しめるのも納得だ。
そしてカップの底に入っているベイクドチョコレートがベースのミルクとガトーショコラの香りと一緒に口に入ってくる事で、なんとも楽しいチョコレート感が楽しめる。
2023年にネットフリックスで公開される韓国作品を紹介した記事。
「パク・ソジュン、キム・ヒエ、ソン・スンホン、コ・ヒョンジョン ネットフリックス2023韓国作品ラインナップ28作品公開」という長めのタイトルがついたこの記事。
キム・ウビンが主演でスンホンも出演するドラマ「配達人 ~終末の救世主~」は4月から6月にかけての第2四半期に公開予定との事。
去年の9月頃、このドラマの録音をしていると思われる様子をインスタグラムにアップしたスンホン。この時は2022年の年末のラインナップにドラマの名前が載っていたが、今年の春から初夏にかけてネットフリックスで見られるようになるらしい。
防毒マスクがなければ生きられない近未来の地球で、キム・ウビン演じる伝説のドライバーが主人公のドラマ。スンホンが演じるのはドライバー達の敵役だ。
記事でもキム・ウビンのマスク姿が紹介されている。
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勿論日本のメディアでも同じような記事が多数アップされている。
施設で育ったセラは、自分と同じように施設で暮らしている子ども達を自分の姉妹のように心配しているのと同様に、セラの妹分も半グレ達に目を付けられ薬を売りつけられている友人を自分の事のように心配しているのだ。半グレに拉致された妹分たちを助けようとするセラを、成り行きから助ける事になるソヌとジンモの二人。
ソヌは変装の名人で、ジンモはそのソヌを頭脳で支えるパートナーという位置づけなのだが、コメディチックなドラマ故、この変装には特にクオリティの高さは求めていない様子。学生相手に錠剤タイプの薬を売りつける半グレ達が自分たちのホームグランドにしているクラブに学生服で乗り込み、薬に見立てたお菓子を持ち込んで半グレ達を挑発するという分かりやすい手法。
ばれそうになっても危機一髪になっても、命に係わるような危険はないと安心できる展開故、「暗闇でも年齢がばれる学生服のコスプレ」等をのんびり楽しむ。
こんな風にトラブルを一緒に回避し、セラが妹分たちを本当の家族のように心配する姿を見てクールなソヌがちょっとセラの優しさに心許しそうになる様子等、非常に分かりやすい展開。
そんなセラに更に仕事を依頼するソヌは、女優から「テジュンに気を付けて」と言われた事を更に調査するべく、彼女を自分の会社にインターンとして送り込み、テジュンの秘書になるように仕向けるのだ。
秘書セラを使って盗聴器を仕込み、テジュンの携帯をハッキングし、更にソヌを蹴落とすべくライバル会社と手を組んで自分の業績を上げようとするのをサクッと阻止。更にセラはテジュンの父が仕組んだ自分のお見合いを、ソヌの恋人のふりをして邪魔するという、コントでもなかなかない分かりやすい設定で阻止。
ただ、そんな様子をこっそりうかがっているのは、テジュンの父から直接命を受けていると思われる秘書のキム。テジュンのトラブルをサクッと処理するそのスマートさ故、テジュンは毛嫌いしているようだが、「絶対裏になにかある」という雰囲気を醸し出しているのだ。ここにはあまりコメディ要素はない様子。
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軽めのドラマ故、録画して撮りためていたものを、まとめて視聴中・・・
2017年、ニューヨークタイムズ紙に掲載された映画製作者ハーヴェィ・ワインスタインによるセクハラ・性的暴行事件を告発した記事。映画は報道記者2人ジョディ・カンターとミーガン・トゥーイーが被害者へインタビューを行い、どのように事件と向き合っていったのかが描かれる。
ハーヴェィ・ワインスタインは「相手の意に反する性的な言動、その対応により仕事上で一定の不利益を与え、就業環境を悪化させる」というセクハラの定義そのもののような行動で、自らの地位と優位性を利用して、夢を抱き映画製作の現場に足を踏み入れた若者の夢を砕く。
更に彼は自分の資金力と地位を利用し、被害女性との間に口封じの為の「秘密保持契約」を締結する。謝罪の意などなく、何か声をあげようとすれば更に彼女たちが傷つくような示談書を百戦錬磨の弁護士達に依頼して自分の身の安全を完璧に作り上げるのだ。
加害者であるはずのワインスタインを守る「秘密保持契約」の存在が、被害者の彼女たちに消えない苦痛を残し、ワインスタインの性的暴行事件や隠ぺい工作を告発しようとする報道記者2人の前に立ちはだかる。
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映画の序盤、証言をした事で自分の身に不利益が及ぶ事を恐れた女性が「新聞社は私を法的に守ってくれるのか?」と記者に尋ね、「新聞社は法的なバックアップは出来ない」と聞くと、女性は証言をあきらめる場面がある。公正な立場で報道しなければならないという事なのだろうが、逆にこのやり取りにハッとさせられる。法のシステムの元で、被害者、加害者ともに平等に守られているのだろうかと考えさせられる。
映画は、必要以上に被害者女性の体験をセンセーショナルに描く事なく、スクープ記事を書き上げる記者2人の行動を追う。要所要所で彼女たちをリードし二人を守る上長達の存在が心強い。記者2人のメンターであっただろう上長の一人を貫禄たっぷりに演じるパトリシア・クラークソンが印象的だ。
最近テレビで、「昭和世代VS平成、令和時代」というコンセプトの番組をよく見かける。
手軽に番組化できることと合わせて、若者の中に「レトロな昭和」が浸透していることも各種番組が作られる理由だろう。番組を見ているとやっぱり懐かしく、誰かと昭和の頃の事を懐かしく話をしてみたいがそのチャンスもない。大掃除の際に出て来た子どもの頃のアルバムを眺めてみても、その思い出を語り合う相手もいない。
ただ、過去を懐かしむ事は脳の健康にいいらしいので、何か書くことを思いつくうちに思い出でも書き残しておきたい。
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この写真は、父親の運転する車に乗って、村山貯水池(多摩湖)に行った際に撮った一枚。私の隣には同い年位の男の子が写っているのだが、私は誰だか覚えていない。
アルバムには「昭和43年1月に撮影」との母の筆跡が残っている。近所のおもちゃ屋さんで買ってもらった羽子板がうれしくて、行く先々に持って歩いていたのだろう。羽子板遊びは小学校低学年まではやっていたように思う。その時分までは、お正月になるとおもちゃ屋さんの軒先に飾られていたはずだ。
写真の後ろは狭山丘陵だろう。トトロの舞台となった所沢もここから近く、似たような雰囲気が感じられる場所だ。
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いくら面変わりしているとはいえ、子ども時代の写真をアップする事に躊躇がなかったわけではないが、それよりも「脳の健康」を選択。時々昔を思い出し、健康維持に励みたい。
セラの超人的な能力を知ったソヌは、秘密を守る変わりに彼女に事件解決の手伝いをしてもらうように依頼。「アルバイトはやりたいけれど・・・」と悩む気持ちと、「なんで?」という好奇心を押さえる事の出来ない彼女は結局ソヌの依頼を受け入れるのだ。
消えた女優が難病の子どもを支援していた事、失踪現場に残されたグッズ、そして彼女のストーカーである男の子どもも難病を患っていた事・・・・残された証拠が全部病院に謎有と示している為、超人ハッカー兼弁護士のジンモが考え出したのは、病気で入院する妻とそれを優しく見守る夫という設定で病院内を調査する事。
同室の患者たちの好奇の目にさらされながらも、(韓国ドラマらしくグイグイ距離を縮めてくる患者たち)犯人の手引きをしていたかもしれない看護士に目星をつけ、女優と病院の関係を探る二人。この有り得ない設定を後ろからバックアップしている弁護士兼ハッカーのジンモのフットワークの軽さ。色々邪魔が入り、ワチャワチャしながらも、女優の彼女が何をやりたかったのかを解明していくソヌ。
自ら女優の道を捨てても彼女が選んだのは難病の自分の息子を助ける事だったと分かるが、ネックレスの秘密の解明は道半ば。彼女の手に渡ったネックレスを部屋から持ち出したのは誰だったのか・・・・(この秘密がドラマのキーになるらしい)
ガッツのあるセラは危険な任務を遂行するものの、今後もソヌを手伝うかどうかを悩む中、探偵チーム二人の隠し部屋のトリックがなんとも分かり易いせいで、ソヌがこっそりと会長と探偵の2重生活を送っている事を知ってしまうのだ。(ソヌのサービスショットも織り込みつつ)女優から「会社の本部長に注意して」と言われたソヌは、セラに彼の秘密を探る事を任せようとするのだが、それより先に半グレ達に狙われたセラの妹分のトラブルに巻き込まれるのだ。ロマンティックコメディ探偵ものらしく、ストーリーはテンポよくサクサクと進む。
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私の中では、主演のチョン・イルのイメージは時代劇「太陽を抱く月」のイメージで止まってしまっている為、今回のドラマの変装シーンや、ソヌ的サービスショットに慣れるにはもう少し時間がかかりそうだ。
出来る事はなんでもしてお金を稼ぐフリーターの女性トン・セラ(お金を数えろ!という意味か・・・)と会社の会長という表の顔と探偵好きという裏の顔を持つ男性ウン・ソヌが偶然に偶然が重なりタッグを組んで問題解決というコメディ。
若き会長は探偵好きと言いながらも、変装には難ありだし、女性は可愛らしい容貌とは裏腹にかなりガッツがある性格だ。
カジノでもバイトをし、行儀が悪いお客はきっちり捕まえ報奨金をゲットというスタンスで勤務するセラはそんな中でウン・ソヌの行動にフォーカス。
変装をして首飾りの謎を追っていたソヌは、セラに邪魔されてイライラという、二人の偶然の出会いはラブコメの定番。導入部分は「ガッツあるセラの行動がやや面倒臭い」という感じがあるものの、謎解きが本格的になってくると、がぜん話は面白くなっていく。
首飾りの謎を追っていたソヌは、「女優の部屋から首飾りを盗んだ」という泥棒の話から彼女の部屋に忍び込むも、部屋の中は血だらけで女優は行方不明。その怪しい様子をセラに通報され危機一髪となるのだが、ソヌのパートナー(いわゆるワトソン君的な)の弁護士にジンモに助けられ、更に首飾りの謎を追っていくのだ。
女優がストーカー被害に遭っていたらしいことをマネージャーから聞きつけた彼らは、彼女が良く出入りしていたクラブに潜入。セラは新人女優という事でクラブに潜入するのだが、そこで登場するのは女遊びの激しいソヌのライバル。更に行方不明になった女優は盗撮された映像をネタに所属事務所の代表から脅されていた事が分かるのだ。一気に畳み込むように各種情報を詰め込んで話は行方不明の女優を探す展開に・・・
首飾りの謎を追うソヌと、望遠鏡なみの視力を持つセラ。軽めの謎解きドラマが好きな私にとっては楽しいドラマだ。
「甘酸っぱい苺とルビーチョコの濃厚テリーヌ」とまず名前にちょっと驚く。
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テリーヌと言ったら、コース料理の前菜として出てくる、レバーや魚がムース状になったものの中に野菜等が入ったものが湯煎などで調理され、薄くスライスされたものだと思っていた。
そういえば、おしゃれなものだとゼリー寄せのような物もテリーヌと呼んでいるようだとは思っていたが、お菓子でもテリーヌと呼ぶものがあるとは思わなかった。
どうやらテリーヌ型と呼ばれる容器に具材を詰めて蒸したり湯煎したりしたものをテリーヌと呼ぶようで、お菓子もテリーヌ型に入れて焼いたり冷やしたりすればテリーヌと呼ばれるんだそうだ。
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苺色というよりルビー色という感じにつやつやした小ぶりのお菓子なのだが、スプーンですくってみると弾力がありながらもトロっとした感じがあり、コンビニスイーツにはあまりない感じの重厚さがある。
私は、ややしっかりした歯ごたえがあるスイーツが好きなので、これはかなり好みの味だった。濃厚でありながらルビーチョコレートらしいベリー系の酸味も感じられ、美味しかった。
とても小ぶりで220円という値段だが、満足感は結構高い。
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パッケージを開けて写真を撮ればよかった。小さいけれどルビー色で艶々しており見た目も綺麗だ。
どんな要求にもノーを突き付ける事の出来るパスを探しに鬼島という名の監獄に乗り込む事になるブヨンの元にやってくるウク。フュージョン時代劇らしく、亀に呼ばれ、世子と手を組みチン・ムを欺くためにブヨンの元にやって来たのだ。(最後に向けて、ウクと世子のツンデレコンビがこんな風に復活するのを見られるのも、ドラマを見続けて来た醍醐味だ)
世子もブヨンもそしてウクも、3年前の事をそれぞれ胸に秘め、ある意味何事もなかったかのように過ごすのだが、チン・ムとの戦いだけは避けられない。
配下の還魂人を集めて反乱を起こそうとしているチン・ムを止める為に、自分の全精力を使うウクは、チン・ムをブヨンの待つ鬼島送りにし、ブヨンの手で彼を亡き者にする。(環魂人を退治し、チン・ムを鬼島送りにするため、最後に向けて大活躍のCGチーム・・・)
それに激しく反応する王妃。今でも美しい肉体を求める王妃のご乱心もあり、チン・ムは何と王妃の甥の身体に乗り移り、最後の戦いの為に王宮に乗り込むのだ。
ウクがチン・ムの息のかかった全ての還魂人を退治して、めでたしとはならないのが術を操る他の宗派の長老達。松林一派が力を独占していると激しく抵抗し、世子の父である王もそれに賛同するのだ。(この王、重みがちっとも感じられない王冠姿になんとなく頼りないものを感じたが、最後の最後に俗人ぶりを爆発させている)
そしてウクから氷の石を取り上げられる力を持つブヨンは、「ウクが還魂人を逃がしている」と告発。ウクに自分を捕まえさせようとするのだ。
しかし、そんな二人の運命も、チン家の秘宝殿から火の鳥を盗み出し氷の石を手に入れようとするチン・ムと長老達の勢いは止まらない。力の落ちているブヨンの母を激しく攻撃。秘宝殿が崩れ落ちるのを阻止しようとするブヨンの母とその場に居合わせたキム・ドジュそして松林の元総帥も力尽きたと思われたのだが・・・・そこはフュージョン時代劇故心配ない。綺麗な後出し説明で、ちゃんと辻褄があうようになっているのだ。
ウクは、諍いは避けられないと父の横暴を止めようとする世子と手を組み、チン・ム、長老達を亡き者にするのだ。そういえば、2部の序盤「ウクは長老全員を殺害する力を持っている」と皆が恐れていた。世子も彼が決心すれば父をその座から引きずり下ろす事が出来たのだ。
長い間あれこれ遠回りをしたが、結局ウクと世子のツンデレコンビが力を合わせ、更に残った松林メンバーで火の鳥を復活させ、歴史にも地図にも残らない大国に平和が訪れるのだ・・・・
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術士たちが技を繰り出す毎に、「華麗なCG技術にどの位の労力が・・・」と気になっていたが、終盤はCGパワーが更にアップ。フュージョン時代劇に説得力を持たせるCGパワーに驚くばかりだ。
ロシアがウクライナへの侵攻を開始したのは2022年2月24日。もうすぐ1年が経とうとしているのに、この侵攻は終わる事なく、ニュースでは「3月に向けてさらに大きな戦闘が・・」というような事を言っている。侵攻開始から1年。プーチンとしては、何があっても霞むことのない大きな成果が必要という事なのだろう。
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大きな戦争はもう歴史の教科書の中にしかないと単純に思っていた私にとって、このような大きな戦争が起こり、それが1年もの間続き、更に終わりが見えないというのは正直に驚きでしかない。
新聞に記事が掲載されていれば目を通すようにはしていても、日々のあれこれに流され、事の詳細は段々と忘れてしまう。結局今どうなっているか?をニュース報道で確認するだけだ。
そんな中で、こんな風に時系列に今回の出来事を確認出来るのは有難い事だ。
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第2章の開戦前夜(2021年9月~2022年2月21日)の章が印象に残る。
侵攻後すぐにキーウが陥落せず、ロシア軍がてこずっている事に関して「ロシア側の準備が不十分だった」という点に焦点があてられた報道があった事もあり、どの程度の準備がどの程度の期間を経て行われていたのかは今一つ理解できていなかったのだ。更に侵攻の時期が近づいて来るにつれ、毎日のように「ウクライナ侵攻まであと何日もない」と毎日のようにカウントダウンの報道がされるのも、当時の私には理解し難い事だった。「(今回は)もしかしたら、脅すだけで本当に侵攻するつもりはないかもしれない。それなのに毎日のように『もうすぐ、もうすぐ』などと煽るように報道したら、本当に侵攻するのではないのか?」とかなり本気で考えていた。
今考えると大変恥ずかしい。侵攻後、開戦までの流れについてニュース報道でも説明がなされたとは思うのだが、侵攻後は目の前の被害にばかり目が行ってしまった。
少し時間をおいて、このように侵攻までの事を時系列に確認できるのは理解の助けになる。秘密裡に開戦準備を行う事は不可能であり、準備が着々と進められている事を刻々と確認する事が出来ながらも、結局食い止める手立てがなかったという重い現実。これは他人事でなく、これからも身近で起こりうる事だと実感する。
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おわりにまとめられていることも、私には色々驚きだった。
『ハイテク技術が活用されていてもこの戦争は「古い戦争」であり、戦争の趨勢に大きな影響を及ぼしたのは、侵攻に対するウクライナ国民の抗戦意志や兵力の動員能力だった』
「古い戦争」は歴史の教科書の中にだけあるものだと思っていた。「古い戦争」が抑止力の議論の中でも重要な論点になるなど思いも及ばなかったからだ。
ハワイ行の飛行機に乗り込もうとする父娘になぜか空港で意味もなく絡みだす若い男性。不穏な雰囲気をかぎ取る父娘だが、乗り込んだ飛行機の中その若い男性を見かけた事で不安は現実になる。男は飛行中は逃げる事のかなわない密室である飛行機の中にウイルスを持ち込み、散布を試みたのだ。
同じ頃、若い男が自室でウイルスを培養していた事を知った警察は、男が搭乗した飛行機の緊急着陸を誘導しようとするものの、地上からは飛行機の中の出来事はコントロール出来ない。出来る事は男のバックグランドを探り、見えない解決の糸口を探しだす事だけだ。
出来る事が限られるのは飛行機の中でも一緒だ。機内の空気は循環するだけなので、ウイルスが蔓延するのはあっという間だ。発症し死に至る様子を間近で見て乗客達がパニックになる。快適な空の旅が、一瞬にして逃げ場もなく、更に自分たちの意志ではどこにも行く事が出来ない切迫したものになる。狭い機内の中でのブレたカメラワークから、圧迫感のある中でストレスが高まる様子がヒシヒシと感じられる。
地上からは飛行機をコントロールする事は出来ず、機内ではウイルスの蔓延をコントロールする事は出来ない。時間との戦いと感染との戦いという、自分たちの意志だけではコントロールする事の出来ない危機をどのように回避するのか。もどかしい中での緊張感の高め方が半端ない。
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タイトルの「非常宣言」は危機に直面し通常の飛行が困難になった時にパイロットが不時着を要請する事を指し、飛行機はこの宣言により優先権が与えられ、他の航空機より先に着陸でき、いかなる命令をも排除できる事を指すとの事。
終盤、この宣言が行われてからは、それまでの緊張感とは打って変わって、「飛行機はどこに着陸するのか」そして「映画はどこに着陸するのか?」という二つの問題を解決するために映画のムードは一気にエンターテイメント性を帯びたものになる。
この展開は遺憾、遺恨と色々の問題を投げかけつつ(ただ、それでもストーリーの展開的にはそれなりの気遣いもされていると一応理解)前半で投げかけられた「バイオテロ」という非常にリアルな問題を韓国映画らしい力業を繰り出して解決しようとするのだ。
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地上での刑事役のソン・ガンホ、娘と飛行機に乗る父親役のイ・ビョンホンと顔を合わせる事なく映画を引っ張る二人がパワフルなのは勿論、チーフ・パーサー役のキム・ソジンの演技が機内の様子をとてもリアルに感じさせていた。
私はセブンイレブンのレンチン麺でしか焼ラーメンを食べた事がない。
多分一番最初に食べた焼ラーメンは@セブンイレブン 札幌すみれ監修 にんにく醤油焼ラーメンで、その際の感想には『焼きラーメンといいながらも汁はやや多目。ただ、その汁にたっぷりと脂の旨さが入っているようだ。』と書いてある。
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この「豚骨焼ラーメン 黒マー油と辛味たれ入」は、博多屋台の味との事。
焼ラーメンは茹でた麺をラーメンのスープと調味料(ソース等だろうか)で炒めているため、焼ラーメン初心者としては、ラーメンの焼きそばバージョンと理解しているが、スープの主張がやや強く、焼きそばよりもやや汁気が多め。
私は、焼ラーメンの経験値が非常に低い為、どの程度の汁気の残り具合がベストな感覚とされているのかよく分からない。正直、焼きそばを想いだしながら食べると、「ちょっと汁気が多いな」と思ってしまうのだ。
そんな風にやや手探りな状態で焼ラーメンを食べたのだが、黒マー油と辛味たれが食欲を誘う味だ。辛味のパンチが程よく、木耳の歯ごたえも良く、食べ応えのある焼ラーメンだ。
焼ラーメンの汁気問題については、経験値を上げて、更に追及してみようと思う。
会社では中国と関係がある部署もある為、先月の中旬には中国人の同僚が「解熱剤が足りない」からと何とか中国に薬を送ろうとしたり、年末には「中国では『早く感染してしまった方がいい』と言っているらしい」等と色々中国のコロナ関係の話題が身近に聞こえてくる事がある。
ゼロコロナ緩和後、すぐに日本に来ようとした中国人の人は、機上の人になった途端発熱。「これでは、日本に入国できない」と焦ったその人は、機内で規定より少し多めに解熱剤を飲み、熱を下げて無理やり入国したが、やっぱり来日後、すぐに具合が悪くなった・・・
こんな話も耳にしたが、同僚たちは、その話を聞きながら、驚き半分納得半分という感じだった。なんというか、中国の人達は、自分たちのやりたい事はなんとしてもやり遂げるという熱量がかなり多いというのは、仕事をしていく中で良く感じる事だ。そんな時は「14億の人口の中国では、押しが強くないと埋もれてしまうのだろう・・・」無理やり納得したりしている。
新たなウイルス症状”ネット拡散で下痢止め買い占め 入国規制には断固反対 中国
中国「みんなウイルスを持っている」感染推計は“人口半数”6億人超か 1日100万人感染の街はいま
それゆえ、こういう報道も、驚きというより「それは、あるよね・・・多分」と納得してしまうことが多い。
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今日、メールをチェックすると、国際運送を専門にしている会社から「中国宛て医薬品の発送禁止について」というメールが改めて送られてきていた。昨年末にも同じようなお知らせが㏋にアップされていたが、もっとトーンは軽めだった。トラブルが多かったのだろう。今度は正式な文面だった。
確かに私も「発熱の時に使用する冷却シートなら、箱から出して書類と一緒に送ればわかりませんよね?」などと言われ、暗にそうやって送って欲しいと、圧を掛けられた事を思い出した。
私は、そんな事をやって面倒な事になったら困るので丁重にお断りしたが、多分同じような話があちこちでされて、書類に紛れて発送されているものもあったのだろう・・・