私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

特捜本部

2017-09-14 21:28:50 | たまに読んだ本
警察物が好きな私でも、全部読むのはなかなか難しい位多作の堂場瞬一。
その数の多さから一定のパターンのような物が見えてしまうのが、弱点にも思えるのだが、それは逆に安定の大定番とも言える。
先が気になって物事が手につかないというのではなく、落ち着いてある程度先を予測をしつつページをめくることができる安心感・・・・
バラバラ殺人事件の話なのに、安心感と言ってしまうのもどうかと思うが、ついつい本屋で見ると購入してしまうのはそんな所にある。

よって毎回毎回、感想を書くのはちょっと....なのだが、今回感想を書こうと思ったのは、刑事である主人公が自分の所属する捜査一課と公安との存在意義の違いに翻弄されていたからだ。
「公安は国家の安全を第一に考えるので、一個人の安全から考えると全く逆の方向に向かう場合あり」

公安が登場する警察物では、同じような文章を時々目にするが、最近、なんだかきな臭い話をニュースで耳にすることが多いせいだろうか。
こういう文章が妙に気にかかったりする。


特捜本部 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真 (中公文庫)
クリエーター情報なし
中央公論新社