私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

病院船 第9,10,11,12話

2017-09-17 18:05:31 | 韓国ドラマ は行
病院船内でも自分のスタンスを変えることなく、クールに外科手術をするウンジェの姿を見て、手術の際に看護師として彼女のサポートをしようとする若手の女性看護師。
手術する姿をこっそり眺める彼女に、分厚いテキストを渡し「テストに合格したら手術に立ち会ってもいい」と言うウンジェは、情に流されることなく、要するに診療や手術の結果を左右することを排除したいという、非常に合理的な考え方ということ。
看護師が自分の彼氏の手術に「(浮気者)の彼の怪我なんてそのままでいい!」と若い女子らしい怒り方をしても、「プロらしい態度を取れ!」と一点の曇りもなく意見するのだ。
情に流されるなどという判断基準のはっきりしない物に振り回されない強い意志の持ち主らしい。

内科医のクァクの恩師でもあり彼が父のように慕う小学校教諭が大腸がん(S字結腸のがんで厳しい場所にがんがある様子)と分かると、韓国では執刀例のない新しい手術方法を試みて彼を助けようとする。
手術の成功には時間短縮が欠かせないとか、10時間はかかりそうな手術をシミュレーションすることで時間を短縮を目指し、執刀医として手術を行おうとするが、「患者を病例としか思わないような医師に先生の手術を任せるわけにはいかない」とまさかの同僚医師であるクァクから拒否されるのだ

立派な外科医になるという目標を掲げて全精力をかけてきたが、自分の母親さえも救えなったことに後悔の念を抱くウンジェと、父の姿を見て医師になる道を選んだが、その父は今病院にいて、息子の自分の事さえ覚えておらず、父に寄り添いたくとも時間的にも肉体的にも無理だという状況に悩むクァク。
二人の育った環境としてきた体験を考えれば、患者を救うという結果に対するアプローチが全く違うのは当然。

そして、自分の病状を薄っすらと理解しつつも「皆との約束を守りたいから3か月時間が欲しい」という患者である先生・・・
有名な詩人でもある先生の詩集を読みながらも「感動はするけれど、生きていること以上の感動はないから」とすぐの手術を譲らないウンジェ。
自分の理想があまりにもはっきりしているために、現実との折り合いのつけ方をやや拗らせている感じのウンジェ。

まったく別のキャラクターのクァクが、だんだんと彼女のキャラクターの良さを理解し、彼女の良き理解者であり協力者になるという王道のストーリー展開が見えるような気もするが、そんなに簡単にゴールに近づけるわけがない。

先生と子供たちが乗り込んだ路線バスが事故を起こし、それに偶然ウンジェも巻き込まれるという、医師が事故の当事者になってしまうというトラブルが発生するのだ・・・・

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ハ・ジウォンの出演する映画は何本も見たが、ドラマを見るのは、初めてのような気がする。
ストーリ展開について日本の医療ドラマと比べてみようとしたのだが、Dr.コトーもコード・ブルーも救命病棟24時も観たことがないことに気づいた。これでは比較なんて到底できない。
当然、Doctor-Xも見たことがないので、米倉涼子VSハ・ジウォン対決なんていうことも出来ないのが残念だ。